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VODOプロジェクト始動: 大手Torrentサイト連合、インディー映画製作者を支援

以下の文章は、TorrentFreakの「P2P Site Coalition to Help Indie Filmmakers」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:P2P Site Coalition to Help Indie Filmmakers
著者:Ernesto
日付:October 13, 2009
ライセンス:CC by-sa

MininovaやThe Pirate Bay、isoHuntを初めとする最大手のBitTorrentサイトは、映画製作者による作品のプロモーションを援助するという意欲的なプロジェクトの下に団結した。The Steal This Filmのディレクターによって設立されたVODOプロジェクトは、本日、その初のタイトルをリリースしデビューを飾った。

BitTorrentや一般的なファイル共有はしばしば軽蔑され、ハリウッドのお偉方からは嫌悪さえされてきた。一方で、多くのインディペンデントミュージシャンや映画製作者はこれらのテクノロジーを、ノーコストで自身の作品を公開することができ、インターネットなしには考えられないほどたくさんのオーディエンスにリーチすることのできる理想のツールだと考えている。

映画製作者とファイル共有コミュニティの持つ配信力とを結合させるため、Steal This FilmのディレクターJamie KingはVODOをローンチした。Mininova、The Pirate Bay、isoHunt、Miro、Vuze、FrostWireなど著名なファイル共有コミュニティがこのプロジェクトに参加しており、これらのサイトはVODOの映画作品をプロモーションすることを約束している。

本日、VODOは『Us Now』と題されたドキュメンタリーの初となるリリースをアナウンスした。この映画は『ユーザ』としての参加が、いかにして国家の統治のされ方を変化させるかに焦点を当てたドキュメンタリーである。オンライン・ネットワークの自己組織的構造が、政府の枠組みを恒久的に変化させるかもしれない、という筋書きだ。いうまでもなく、ファイル共有コミュニティと明白な繋がりを持つリリースであることを考えると、まさに理想的なデビュー作品である。この『Us Now』は現在、Mininovaにてフィーチャーされているが、いずれ他のパートナーたちもそれに続くことになっている。

BitTorrentコミュニティ(BitTorrent前CEO Ashin NavinやThe Pirate Bay前スポークスマンのPeter Sundeも含む)からの強力な支援を受け、VODOはファイル共有ユーザが望んでいる高品質の映画ダウンロードのトップブランドを確立することを目指している。一方の映画製作者たちは数百万人ものオーディエンス、寄付を通じて収益を手にする可能性を得ることになる。

How VODO Works

「aXXoのようなリリースグループをフォローしている方なら、こうしたモデルはよくご存じでしょう。しかし、VODOはただのリリースグループとは異なります。アーティストが自発的に共有するだけではなく、ダウンローダーは自発的にクリエイターに対し、寄付することを選択できます。VODOではクリエイターが自分で用意したドネーション・リンクを管理できますから、寄付は全額映画製作者の手に渡ることになります。」とVODOチームはTorrentFreakに話した。

VODOは今後数ヶ月に渡って、少なくとも毎月1本の映画を リリースすることを目指しており、その中にはDavid Millerが初監督を務めた『IIn Guantanamo』のプレミアも含まれている。グアンタナモ収容所にかなり肉薄したドキュメンタリーだ。「2010年の間にVODOは、フリー・トゥー・シェア モデルを核として、クリエイターに一連の収益機会を構築することを目指しています。」とKingは説明する。

VODOは、ファイル共有コミュニティのパワーをインディペンデント・アーティストのサポートのために利用し、かつマスに良質のエンターテイメントを提供するという、エキサイティングで意欲的なプロジェクトである。これぞP2Pとして最良のかたちであり、P2Pの真価が発揮されるところでもある。

現在、VODOプロジェクト初のリリースとなった『Us Now』をダウンロードしているのだけれど、現時点でシーダーは1,200人を越え、すこぶる快調にダウンロードが進んでいる。こちらのページからダウンロード、予告編の視聴ができる。"Here Comes Everybody: The Power of Organizing Without Organizations"の著者クレイ・シャーキーなんかも出演していて、なかなか面白そう。インターネットの今に興味のある方はダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

で、このVODOプロジェクトについては、実に興味深い、というか喜ばしい。これまでもインディペンデント映画製作者がインターネット上でドキュメンタリーなどを公開するというのはたびたびあったけれど、それをプロモートするという役割が欠如していたがために、多くの人の元に届けることは叶わなかった。もちろん、VODOによって劇的に改善されることはないのだろうけれど、それでもこうした動きによって良質なコンテンツが流通し、それによって送り手にも受け手にも利益がもたらされる方向に向かうことは喜ばしい。

寄付に頼るのは、率直に言って現実的ではないと思うが(Steal This Filmの場合は、テーマがテーマだけにアンチ・アンチ・パイラシーの人からの寄付が集まりやすかったのだと思う)、商業的にメジャーな流通に乗っていなくても、良質のコンテンツが存在している、という感覚を知らしめることこそ、今は重要なのかなと。そして、メジャーとインディペンデントとの垣根を持たない、良質のコンテンツをこそ是とするプラットフォームが登場する段になってようやく安定した利益を求められるのかなと。

茨の道ではあるのだろうが、そうした道をならす役割は受け手としてのユーザにも期待されている。何もアンチメジャーになる必要はない。ただ、メジャーでなくとも、積極的にそうしたコンテンツに目を向ける態度を持って欲しい、という意味で。

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