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映画「ゾンビランド」の脚本家、海賊コピー蔓延に「続編が危ぶまれる」

以下の文章は、TorrentFreakの「BitTorrent May Kill Zombieland Sequel, Writer Claims」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:BitTorrent May Kill Zombieland Sequel, Writer Claims
著者:Ernesto
日付:Novemer 11, 2009
ライセンス:CC by-sa

『ゾンビランド』の共同脚本家 レット・リースは、彼の映画がBitTorrentで百万人を超える人たちに違法にダウンロードされていることを知り、ひどくショックを受けている。このハリウッド・ライターは現在、別のシナリオを書いているのだが、こうしたことがあれば、続編の可能性が極めて低くなってしまう、と不満を述べている。

昨日、映画『Ink』のメーカーが、海賊行為が彼らの映画のプロモーションになったと感謝している、という記事を掲載した日本語訳)。彼らは「パイラシーを受けれ、Inkがこれまでにないほど、多くの人に目に触れていることを喜ばしく感じている。」と述べている。Inkは先週、40万回以上ダウンロードされ、BitTorrentウィークリー映画ランキングの第4位にまで上り詰めた。そして、その週の第1位が『ゾンビランド』であった。

ゾンビランドの脚本家レット・リースも、我々のチャートに、要はオンラインでの人気に気づいたようである。「今、ゾンビランドがbit torrentで一番人気がある映画らしい。100万回以上ダウンロードされている。」と彼は数時間前にツイートした。

しかし、リースはInkのメーカーとは異なり、こうした偉業を喜ばしくは思わなかった。彼は、こうしたパイラシー被害によってゾンビランドの続編制作が危ぶまれるのだと主張する。「憂鬱どころの話じゃない。こうしたことがあれば、ゾンビランド2の制作の可能性にひどく影響するだろう。」と。

リースのコメントは、まさに我々が昨日書いた古典的なハリウッド反応そのものである。海賊行為は数億ドルの失われた収益の原因となり、新たな映画への投資を阻むというような、最後の審判シナリオをしばしば彼らは描いている。しかし、こうした感覚は本当に正しいのだろうか、それとも、単にハリウッドのパフォーマンスにすぎないのだろうか?事実は、後者を支持するようである。

より多くパイラシーされたことが、必ずしも興行収入やDVDセールスの低下と関連するわけではない。映画『ダークナイト』は2008年、BitTorrentでもっともダウンロードされた映画であったが、DVDは数百万本売れているし、世界中の映画館で興行収入10億ドルを突破している。では、ゾンビランドはどうだろうか?

ハリウッド関係者は、この映画は映画館で「絶好調」であり、その成功の背景には「強力な口コミ」効果があったと述べている。また、この映画の出だしは、ウディ・ハレルソンのキャリアでは最も成功したといえるだろう。第1位を獲得し、初日だけで940万ドル、現在までに世界中で8400万ドルの収益を上げた。ちなみに、制作費は2400万ドルに満たない。

ゾンビランドは17日間で6080万ドル超を稼ぎ出し、ゾンビ映画史上最高収益であったリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の記録を塗り替えた。続編制作が危ぶまれている状況だとは、とてもではないが思えない。

それどころか、むしろBitTorrentでの成功と興行収入における成功とは、直接的に相関している。現状では、事実上すべての映画がリッピングされ、無許諾でインターネット上に出回っている。海賊たちですらその映画をダウンロードしたがらないのであれば、それは全くもってよろしくない証であるのだろう。

しかしもちろん、リースやその他の人たちは、海賊行為がなければもっと多くの収益を手にしていただろうと反論することもできる。これを否定する明確な事実は存在していないが、一方で、P2Pファイル共有がメインストリームとなって以降も、興行収入が着実に上昇していることも同様に疑問視されなければならない。同様のことは、映画への投資が減少するという主張にもいえるだろう。

多くのインディペンデント映画制作者が経験しているように、BitTorrentやインターネット全般は、映画産業にとっての利益となり得る。ハリウッドはそれを脅威と見なすのではなく、手遅れになる前に受け入れることを考えてはいかがだろうか。

Reese’s “beyond depressing” tweets

笑いどころとしては、多少人気のでたホラー映画って基本的に続編が出るのがお約束なんだけど…というところでしょうか。以下余談。

シリーズものとして思いつく有名どころだけあげても、最近だと『ソウ』とか、ちょっと前だと『ラストサマー』、『ファイナル・ディスティネーション』、『スクリーム』とか。じつは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も続編がある。もっと古いのだと、『13日の金曜日』、『エルム街の悪夢』、『チャイルドプレイ』、『バタリアン』、『死霊のはらわた』、『ハロウィン』、『エクソシスト』、『ポルターガイスト』…などなど。とかく一発当たると(やや当たりでも)とりあえず続編を、というのがホラー映画だと思っていたのだが。

ほとんどが成功しないわけだけれども、2匹目のどじょうを狙った商業的仕掛けだったりすると、制作費は増えてもやけに緊迫感が失われて(狙いすぎたりギャグ化したり)つまらなくなってフェードアウトすることが多い。それでも『ソウ』とか『13日の金曜日』はほどほどに成功してるのかな。

続編乱発で辟易するところのあるホラーものでも、今やスパイダーマンシリーズの人になってしまったサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』シリーズはかなりお気に入り。1作目こそ、これぞホラー映画の金字塔ともいえる作品なのだが(デビュー作にしてこの作りはすごい。ちなみに若き日のコーエン兄弟もお手伝いしているらしい)、シリーズを重ねるごとにギャグ化、主人公がアメコミ化(性格がへたれなのは直らないが)するものの、やりたい放題すぎて逆に笑える。というか、3作目はホラーではなく、もはやコメディと化してしまっている。

と、話の筋を大幅に脱線してるように思えるが、何が言いたいかというと、サム・ライミと主演のブルース・キャンベルはすごすぎる、『死霊のはらわた3:キャプテンスーパーマーケット』を見るべし(ホラー苦手な人でもこの3作目だけは見れると思う)、ってこと。

で、話の本筋TorrentFreakのエントリについては、利益、損失云々は別にすれば、権利者側が間違った、または不確かな理由付けで制限を押しつけようとすることには反対するけれども、正当な権利の行使として「止めてくれ」と言うのであれば、それは正しいことだと思うかな。で、利益、損失云々については、ここでの反論は映画産業にはいえるけれども、レコード産業にはいえないわけで、それほどクリティカルな反論ではないかな。

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