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世界で最も利用されているBitTorrentクライアントはuTorrentではなく中国のXunlei(迅雷)

以下の文章は、TorrentFreakの「Thunder Blasts uTorrent’s Market Share Away」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Thunder Blasts uTorrent’s Market Share Away
著者:Ernesto
日付:December 04, 2009
ライセンス:CC by-sa

これまで、uTorrentアプリケーションが、BitTorrentにおいて最も利用されているクライアントだと言われてきたが、実はそうではないという可能性が浮上した。3億5700万以上のユニークなピアIDから収集されたデータによると、中国のBitTorrentクライアント『Thunder(Xunlei/迅雷)』が最も利用されているBitTorrentクライアントであるという。

BitTorrentが中国でも広く利用されていることは、比較的よく知られている。The Pirate Bayが今年初めに公表したTPBトラッカー接続マップでも、全接続のおよそ3分の1が中国からのものであり、米国の8%と比較しても相当な量であることは明らかである。

中国に住む人々がBitTorrentダウンロードを管理するためにローカルなクライアントを好んで利用しているということも、中国国外の人々には目新しい事実かも知れない。こうした新しい視点は、3つの大手BitTorrentトラッカーに接続した3億5700万のユニークなピアIDをサンプルとしたデータから見て取れる。

EZTVのNovaKingは、OpenBitTorent、PublicBitTorrent、Denis Stalkerのオペレータからの協力を取り付け、これら3つのトラッカーの統計を収集した。1週間以上にわたって収集された統計から、最も利用されているBitTorrentクライアントがuTorrentではなく、中国産のBitTorrentクライアントThunder(別名Xunlei)であることは示された。

実のところ、このデータは我々にとって青天の霹靂であり、まずそのデータの妥当性を疑ってしまったが、TorrentFreakはこれらの統計が実際に正しいと確信している。これまで我々は数回にわたってBitTorrentクライアントのマーケットシェアについて報じてきたが、そこでは主要なBitTorrentクライアントとしてThunderがあげられることはなかった。しかし、以下のリストを見ると、実際にThunder/XunleiがuTorrentを凌駕している。

最も利用されているBitTorrentクライアント トップ10

この驚愕の結果を論理的に説明すると、これまでの統計は、中国のダウンローダーをほとんど含まないTorrentのサンプルからデータを収集したものであった、ということである。中国人は中国以外の世界で主に利用されているuTorrentやVuzeではなく、国内で利用可能なローカルなクライアント(とローカルなコンテンツ)を好んで利用しているようだ。

それ以外のところに目を向けると、uTorrentはVuze(旧Azureus)に僅差で勝っていることがわかる。しかし、我々が以前に報じたマーケットシェアに比べて、その差はごくわずかなものであることが示されている。このことは、これまでのマーケットシェア統計が、サンプルサイズとしては大きかったのものの、BitTorrent全体を代表するサンプルを扱ってはいなかったことも示唆している。

TransmissionとBitCometのマーケットシェアは、それぞれ3.3%、4.0%で、これについては過去の報道と一致する。また、第9位にもう1つの中国産BitTorrentクライアント『Toutu』があるが、これもこれまでの統計ではUnknown(不明)とされてきたものである。

この新たなデータは、BitTorrentのマーケットシェアに新たな光を当てるものとなるだろう。何よりも、BitTorrentの利用習慣が地域ごとに大きく異なることの証左でもあるだろう。そうした考え方は何も目新しいものではないが、数千万人に利用されてきたBitTorrentクライアントが、中国外の人々にほとんど知られてこなかったということは、驚くに値するだろう。

個人的にはあまり遭遇したことのないクライアントではあるのだけれど、アジア圏のコンテンツをダウンロードしていると、しばしばお目にかかるらしい。Xunleiについては、BitTorrent関連の掲示板で知り、この1年くらいの間に読者の方から何度かメールで質問され、少し調べた程度なので、それほど詳しくは知らないのだが、他クライアントのユーザからはそれほど評判のよいクライアントではないようで。

基本的には、迅雷のサイトから欲しいコンテンツを探し、それをダウンロードする際にクライアントであるThunder.exe(Xunlei)のインストールを求められる。動画であれば、ストリーミングもできるらしい。この迅雷はただのP2Pではなく、P2SPというサーバ-クライアント+P2P方式のダウンロードを提供している。BitTorrentの他にも、ed2k/KADやFTPをサポートしていることから、BitTorrentクライアントというよりは、統合ダウンロードマネージャといった色合いが強いのかもしれない。

また、迅雷のサイト経由で提供されるコンテンツには著作権侵害に関わるものも多く、2008年には国際映画業界団体のMPAから著作権侵害で訴えられている

他クライアントのユーザから、あまり評判がよくないというのは、あくまでも私見であるのだが、以前からメールで「BitCometでダウンロードしているとXunleiというクライアントが多数接続してくるのだが、アップもダウンもあまりせずにただぶら下がり続けている/Xunleiはほとんどアップせずダウンばかりしているが何なの?」とか、「Xunleiのはじき方を教えて」とか、「どういうクライアントなの?」とかいった質問を何度か受けていたり、掲示板等でもそういったあまりポジティブではない記述を目にする。

という程度しかこのXunleiについては知らないのだが、もし詳しく知っている方がいれば是非とも解説をいただきたいところ。

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Comment

まるこ | URL | 2009.12.10 18:00
Xunleiに関しては上に書かれていることでほとんど全てだと思います。どうやらダウンロードだけしてアップしないbit thief のようなダウンロードクライアントのようです。

そういう性質のソフトなので文句を言いたくなる気持ちもわからないでもないですが、そもそもこのクライアントが(frostclickで紹介されているような)合法なコンテンツのダウンロードをしているところを見たことがありません。逆に文句を言ってる人はいったいどんなコンテンツをこのクライアントにダウンロードされてイラついてるんでしょうか v-39
heatwave | URL | 2009.12.12 01:19 | Edit
まるこさん、コメントありがとうございます。

Xunleiはアップしない?タイプのクライアントなんですか。

私は初期Jamendoや、現在ではFrostClick、Mininovaのフィーチャーコンテンツのダウンロード、Ceena.netからダウンロードしたコンテンツ、青空文庫のisoのシードにBitTorrentを利用しているのですが、確かに全く見たことがありませんね。

以前は、アップロードとダウンロードの不均衡を問題視していたこともありますが、Jamendoを使い始めて移行は、ダウンロードされていると嬉しくなってしまうので、むしろアップロードしたい、誰かダウンロードしてくれ、とすら思ってますね。できれば、そういうコンテンツを流通させてくれることを願いたいです。

それはともかくとして、FrostClickを利用されているんですか?日本人で言及されている方を初めて見たので、ちょっとテンションあがりました!よいサービスですよね!
はりー | URL | 2009.12.14 00:55 | Edit
今年の夏にomegle.comで中国の女の子とチャットしていて映画推薦合戦の話題になり、彼女が「映画はもうTVで見ない」と言って「何でもダウンロードしちゃうの」とバクロしてくれたので、Xunleiを知りました。Xunlei自体がなんでもありなサイトでストリーミングもダウンロードも著作権的にかなり凶悪な(笑)状態のようです。 Xunleiのクライアントが私の使用するOSをサポートしていないので、ソフトウェア的には興味を持っても諦めざるを得なかったのですが…。 その後私自身が国際的だけれどコンテンツをアジア系に振ったプライベートトラッカーに入り込むことになり、そこでswarmの中にXunleiを見て、torrentプロトコルもサポートしてたのか、と感心した次第です。 XunleiをSwarmの中で見る事はそれほど稀ではありません。 全体的にはほとんどがuTorrentに制圧されているのですけれど。 アップロードをしていないかどうかは、あまり注意して観察していなかったので、なんとも言えません。 但し、そのプライベートトラッカーはご多分に漏れずかなり厳しいRatio管理をしています。 アップロードをしないクライアントを使っているとRatioが下がるばかりで、早晩にトラッカーから叩き出されるわけですので、どうなんでしょう。 トラッカーへのレポートをチートでもしていない限り、淘汰されているはずだと思います。 また、Xunleiが喰うtorrentはおそらくほとんどがサイトとしてのXunleiでインデックスされているものだと推測しています。 だとすると、サイトとしてのXunleiをとりまくクライアントがほぼ全部アップロードをしないXunleiだったら、Swarmが成立しないですよね。 だからクライアントとしてはシロなんじゃないかと思うのですが。 (根拠はカンです。w) 問題のプライベートトラッカーはメンバーもアジア系の人が多いと思うのですが、Adminも特にXunleiを使用禁止クライアントに指定していません。 証拠が無いので泳がせているだけかもしれませんけど…。v-7
えー、中国のTVドラマが大好きな知人がXunleiをインストールしてみたそうですが、インターフェイスが迷宮のような上に広告のポップアップがオニのように出てくるので断念したそうです。 Windows用英語版Xunleiクライアントもあるんですよね。私はWindowsな人ではないので試していませんが。
とにかく私がSwarmを眺めている限りではuTorrentの寡占状態はすごいです。 このご時世にソースを公開していないP2Pクライアントがあの普及振り……。 コワイです。
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