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中国当局、BitTorrentサイトへの取り締まりに着手

以下の文章は、TorrentFreakの「Chinese Authorities Shut Down BitTorrent Sites」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Chinese Authorities Shut Down BitTorrent Sites
著者:enigmax
日付:December 07, 2009
ライセンス:CC by-sa

この2年間、中国政府はビデオサイトが児童の健康を害し、国家安全保障を揺るがすとして批判し、攻撃的なスタンスをとり続けてきた。その中国政府は先月、さらなるアクションをとった。今回は適当な政府ライセンスなしに運営していた複数のBitTorrentを閉鎖した。

2008年1月、中国のState Administration of Radio Film and Television (SARFT) は、ビデオを提供するウェブサイトが政府からライセンスおよび証明を受けなければならないとする新たな規則を公表した。

その告知から2ヶ月間、サイトが新たな規則に従っているかどうかの調査が行われた。当然、その中には新たな規則に従わないものも複数あった。3月、当局は多数のウェブサイトが、猥褻、暴力的、恐怖喚起、国家安全保障を害するものをブロードキャストしているために、罰っせられるか、停止させられる可能性があるとアナウンスした。実際、多数の人々が、単に政府の証明を持っていないという理由で処罰された。

それからおよそ1年後、政府はその活動を再開し、さらに150以上にビデオサイトを閉鎖した。新たな規制が告知されて以降、400以上のビデオサイトが閉鎖に追い込まれた。

2009年11月始め、SARFTは「無認可」のビデオサイトとされるサイトの取り締まりを継続するとした

政府は当初の根拠を主張し続け、同国2億人のオンラインビデオユーザに健全な環境を提供し、国内の児童の健康を「著しく蝕む」猥褻、暴力的、公序良俗に反するコンテンツの根絶を目指すとした。当初は言及されていなかったが、今回、当局がサイトを閉鎖した際の理由の1つに著作権問題があげられた。

今回の一斉摘発には複数のBitTorrentサイトも対象とされ、その中には人気のBT @ Chinaも含まれていた。サイトのトップページでは、適切なオーディオ/ビジュアル免許を所持していたいため、このサイトは閉鎖を命じられたと説明されている。

デスパレートな妻たち、プリズンブレイク、ヒーローズ、ロストなど多数の米国テレビドラマをリストしているUUbirdというサイトでは、2月中旬までにテレビ番組・映画のリンクをすべて削除すると告知している

数日前にTorrentFreakがお伝えしたように、中国でのBitTorrent人気は非常に高く、中国でよく利用されているTorrentクライアントの人気はuTorrentすら凌駕している。

この規則については、2008年1月にTechCrunchが報じている。

中国で1月31日から実施される予定の新たな規則によれば、ビデオ動画をホストし、あるいはユーザーがビデオ動画をアップロードできるサービスは政府の免許を取得しなければならないことになる。また免許を受けられるサービスは国有機関であるか国の統制下にある組織でなければならない。免許は3年ごとに更新の対象になる。規則に違反した場合は5年間免許の取得が禁止される。

中国政府、ビデオ・ホスティング・サイトの取り締まりへ :TechCrunch

中国が検閲を行っていることは周知の事実であるが、CGMに対する監督もその一環であるのだろう。政治的に問題のあるコンテンツなどを即座に握りつぶすためには、サイトの生殺与奪を握っている必要がある、と。その他の問題についても迅速に対処するという点ではよい方法なのだろうが、あまりに民主的ではないやり方は許容し得ない。後に「国有機関であるか国の統制下にある組織でなければならない」という部分が緩和されてたような気がするのだが、ソースが見つからなかったので保留。

で、今回の一斉摘発について。理由の1つとして著作権侵害があげられているが、閉鎖の決定的な根拠はあくまでも「免許を持っていない」ということなので、ある意味では著作権的に問題があっても政府が認可していればよい、ということでもある。あの迅雷は取り締まりの対象にはなっていないわけで、推して知るべしというところもある。身も蓋もない言い方をすれば、当局から免許を交付されているサイトの中には、どうしようもないサイトが多数あり、そうしたサイトはスルーされる一方で、さほどメジャーではない民間のサイトが取り締まりの対象になっているというところを見ても、かなり政治的な側面が強いと感じられる。

この話題については、『「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む』さんでも紹介しているので、そちらも合わせてどうぞ。

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