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合法的な無料音楽ダウンロードサービスSpiralFrog、開始は来年1月末?

原典:Forbes.com
原題:Free Music--Next Year?
著者:Louis Hau
日付:12.27.06
URL:http://www.forbes.com/home/digitalentertainment/2006/12/26/spiralfrog-ipod-music-tech-media-cx_lh_1227sprialfrog.html

2006年中に数度にわたって音楽の無料ダウンロードをうたい文句にしたアナウンスを行ってきたSpiralFrogは、未だその開始を見ていない。

New York Cityに拠点を置くSpiralFrogは8月VivendiのUniversal Music Groupの楽曲を無料で配信することを発表し注目を集めた。同社は、違法なファイル共有サイトやAppleの支配するiTMSとは別の選択肢を提供するため、メジャーレーベルと連携することを約束したが、そのスケジュールは予定よりもおくれている。SpiralFrogは12月中の開始を予定していたが、現在のところその開始予定は来年1月末にずれ込んでいる。

世界最大の音楽企業であるUniversalに加えて、SpiralFrogはインディペンデントレーベルKoch Recordsとも提携した。同社の最高戦略責任者であるRobert Goodaleは、同社が今月からベータテストを始め、およそ20社の小規模のインディペンデントレーベルとパートナーシップを結んだと発表するだろうと語っている。しかし、彼は提携に至っていないほかの3つのメジャーレーベルとの交渉の状態については言及を避けた。その3つとは、EMI。Warner、Sony BMGである。

多くの音楽ビジネスとの提携に至っていないことによるSpiralFrogの遅れは、決しておかしなことではない。以前に発表された他の2つのオンラインサービスも、未だ市場に登場してはいない。

Brilliant Technologiesの'Qtrax'は、2004年の第3四半期の開始を予定していたものの、現在でも2007年の第1四半期の開始を目指している。WarnerとEMIがQtraxにダウンロードサービスのための楽曲提供を行うことに同意した。そして、元EMUデジタルミュージック役員Ken Parksは最高経営執行者としてBrilliantに加わった。

一方、元Grokster社社長Wayne Rossoによって設立されたMashboxxは、2005年前半の開始を目指していたが、現在およそ3~4ヶ月以内のベータテストを目指している。同社は戦略的パートナーから近いうちに融資を得ることになっており、すべてのメジャーレーベルの参加を既に確保しているとRossoは語る。

QtrixとMashboxxは、P2Pファイル共有サービスの合法的なバージョンを提供すると考えられている。そこで、楽曲の所有者は、自らのハードディスクに保存されているファイルを交換する。LimeWireのような人気のファイル共有ネットワークとは異なり、QtrexとMashboxxユーザは、ダウンロードした楽曲への代金を支払うことになる。

SpiralForgは異なる提案をしている:音楽は無料、しかしいくつかの重要な制限がある。音楽ファイルはCDに焼くことが出来ないこと、そしてWMA形式であるがあげられる。後者が意味するものは、AppleのiPodでは再生できないということである。そして、SpiralFrogから楽曲をダウンロードした場合、その楽曲を利用可能な状態に保つには、少なくとも月に1度はサイトにログオンしなければならない。

Manhattan、West VillageのSpiralFrogの事務所では、従業員たちがその性能を試すためのベータサイトを立ち上げている作業を続けている。サイトのホームページのひっそりとしたピークは、4つの広告のためのスペースを表示する。ページトップにバナースペースが、左サイドの上部に大きな広告スペースがある。ホームページはまた、"Download Manager"と、音楽ビデオ、ポップチャート、ニューリリースの情報へのリンクをフューチャーしている。Goodaleは、同社がメジャーな消費者企業からの広告への委託されていると語ったが、それがどんな企業であるかの言及は避けた。

広告にサポートされた無料音楽ダウンロードは市場におけるニッチを見出した、とKoch Recordsの親会社であるKoch Entertainmentの副社長William Crowlyは語る。

「インターネット広告、特にリッチメディア広告の全体的な幸運を考えると、私には、そこに本当の機会があるように思える」とGrowlyは語る。

QtraxとMashboxxとメジャーレーベルとの提携についてのお話は、CNETを参照してくださいな。

EMI、PtoPのQtraxと提携--デジタルライブラリを提供へ
EMI、PtoPの新興企業Mashboxxと提携--デジタルライブラリを提供へ

本題の広告ベースの無料音楽ダウンロードについて。

以前の発表については、CNETに以下のような記事がある。
米新興企業SpiralFrog、ユニバーサル ミュージックと無料音楽配信で契約

記事内でも言われていたけれど、この手のサービスは発表から開始まで、かなりの時間を要する。その原因はちょっと推測しかねる部分もあるけれど、権利関係やコストの問題が非常に大きいと思う。

で、このSpiralFrogなのだけれど、この記事を読む限りでは、今の状況では難しいかなと思う。特に言及もされていないので、おそらくはサーバー-クライアントモデルのサービスを展開していくのだろうけれど、そうなればこのサービスの欠点は利用が増せば増すほどコストがかかってしまうということになり、それを全て広告費でまかなえるかといえば正直疑問。

音楽ファイルとはいえ、それなりに容量もあるし、1人が数曲ダウンロードする程度ならよいのかもしれないけれど、無料となれば結構な数をダウンロードすることになると思う。ユーザ一人ずつの係数が非常に高いことを考えると、人気が出すぎるのもネックになりかねない。

まぁ、それは人気が出たときの話なんだけど、かといって人気が出なければ、広告価値も下がってしまう。Universalにいくら払ったのかは知らないけれど、ライセンス料、サーバコストをまかなって余りある広告費を得られるのかどうかは不透明かなと思う。

で、人気を得るためには、それなりのコンテンツが必要にもなってくるわけだけれども、そのようなキラーコンテンツをUniversalが用意してくるかどうかも難しいところだろう。

と否定的なことばかりを考えてみたけれど、個人的には非常に期待している。少なくとも合法的に、無料でUniversalの所有する楽曲を提供してくれるのだから、そのインパクトは非常に大きいものだろう。それによって、とりあえず使ってみるという人は、それほど少なくはないと考えられる。SpiralFrogの成功如何は、いかにしてそのお試しユーザを手放さないか、にかかっているだろう。

1つにはブロードバンドに慣れきったユーザに、時間のかかる不快なダウンロード経験をさせないこと、もう1つにはユーザにとっても魅力的なカタログ、その両方をそろえなければ、継続して続けていくことは難しいだろう。このサービスこそ、P2P技術を利用すればよかったのになぁと思ったりもする。

ところで、このサービス、どっちかというと不定期なレンタルに近い感じがするのだけれど、そういうスタンスで利用されるのがいいのかなとも思う。

ちょっと時間がないので、今日のところはここまで。また近いうちに考えてみたいと思います。

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