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iPod-iTunes連携による音楽配信市場の独占を考える

個人的には、DRMなんてあこぎなやり方で、コピーコントロールしようとするからこうなるんだよという感じがする。少なくとも、1つの問題を無理やり解決しようとすると、新たな問題が表出する。結果的には、最初の問題も解決できなかっただけではなく、それ以上の新たな問題を生み出すことになった。しかも、それにはユーザの権利まで犠牲になっている。個人的には自業自得な感じもするし、問題の改善への着手があまりに遅かったため、たとえ状況が改善したところで、もはやAppleの影響力を全て削ぐということもできないだろう。ユーザをコントロールしようとしたら、いつの間にか市場をかっさらわれたなんて、本当にばかげている。

原典:Forbes.com
原題:Apple Faces Suit Over iPod-iTunes Link
著者:BETSY SCHIFFMAN(Associtation Press)
日付:12.30.06
URL:http://www.forbes.com/feeds/ap/2006/12/30/ap3289388.html

Apple Computerは、その選択された苦難があたかもトラブルではないように、今週金曜、同社が、市場を携帯プレーやー市場のiPodのシェアを利用して、iTunesの音楽、ビデオのセールスを違法な独占状態を作り出したと、複数の訴訟に直面していると語っている。

7月21日の提訴された訴訟は、AppleがライバルプレーヤーでのiTuneミュージック、ビデオの再生を防ぐことを主な目的として、コピープロテクションシステムを利用している、としている。同様に、iTune以外で購入された楽曲を、iPodで再生することはできない。

原告は、損害賠償(額については明らかにされていない)とその他の救済措置を求めている。法廷は12月20日、Appleの(原告の)主張を退けようとする申し立てを棄却した。
こんな感じで、Appleは訴えられているわけです。

個人的には、iPodとiTuneとの連携を高めることで、Appleの独占状態が作り出されているとは思うけれど、かといって、Appleが全て悪いかといえばそうではないと思う。もともと、AppleにDRMを強要したのは業界団体であり、Appleはそうしただけともいえる。まぁ、実際はわかってて踊るフリをしていただなんだろうけれど。一次的にはコピーフリーの状態を防ぐために、二次的にはデバイス間の交換を防ぎ、ユーザからより多くを搾り取ろうとしたのだろうけれど、その結果生じたのは、iPodだけを保有し、iTunesだけを利用するユーザの増大である。もちろん、そこにはiPodをより魅力的にする努力と、iTunesをよりユーザライクにし、iPodと連携させる努力の両方があってのことだろうけれど。

少なくとも結果としては、それを改善するための特効薬の存在しないAppleの独占状態となった。たとえ、AppleがiTunesとiPodの連携を抑制するよう強制されようと、今iTunesを利用している人が、他の競合配信サービスを利用するかといえば、なかなか難しい。カタログの問題もあるし、価格的に大差がないこともある。Allofmp3やその他のロシア系のグレーゾーンの配信サイトでもなければ、魅力的には見えないだろう。

かといって、価格面での勝負が出来ない以上カタログでの勝負になるわけだけれど、結局それだって、音楽業界がAppleには楽曲を消極的に提供し、一方で自分たちの支持する配信サービスには積極的に提供することで、差をつけようとする(もしくは、より安価に提供する)ならば、Apple以上のひどいやり方である。

結局のところ、現行では大差のないサービスであるわけで、差がつきにくければ、惰性で使い続けるということも容易に考えられる。唯一の打開策としては、DRM freeでの提供になるけれど、それだって一部のサービスにだけ許されるというものでもないだろう。それが許されるのであれば、Appleだって同様にそうすることが可能になるだろう。

業界団体が必要以上にP2Pファイル共有を恐れているというのは、そういう部分もあると思う。かたやDRMによってコピーや利用できるデバイス制限があり、かたやコピーも自由、デバイスも自由となれば、そちらのほうに魅力を感じるのも否めないところだろう。唯一勝てるところといえば、前者が合法であり、後者が違法であるというところだろうか。だからこそ、ことさらに訴訟の脅威を与えようとしているとも考えられる。

配信サービスについては、上記のように考えているけれど、携帯デバイスについては、もっと深刻かもしれない。簡単に言えば、iPod以上に魅力的なデバイスがない。それだけ。

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