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RIAA、LimeWireへの恒久的差止め命令を求める裁判を起こす

以下の文章は、TorrentFreakの「RIAA Wants Court To Shut Down Limewire」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:RIAA Wants Court To Shut Down Limewire
著者:Ernesto
日付:June 05, 2010
ライセンス:CC by-sa

RIAAは世界でもっともインストールされているファイル共有アプリケーション LimeWireのシャットダウンを求め ニューヨーク地裁に提訴した。レコードレーベルは、このGnutellaベースのダウンロードクライアントのために 数億ドルもの収益が失われており、音楽産業の収益に対する最大級の脅威であると主張している。

RIAAとLime Wire社は2006年から法廷闘争を続けてきた。しかし、ここ数週間、以前にもまして急速な動きを見せている。

先月、米法廷はLimeWireの母体Lime Groupは、ユーザによる著作権侵害に責任を負うとの判決を下した日本語記事)。それから2週間後、Lime Groupはこの判決を再考するよう法廷に申し立てている。この要請に続いて、RIAA側からは恒久的差止め命令によるLimeWireの停止が申し立てられた。

RIAAは、将来的に音楽産業を最も害する存在であるとして、LimeWireの運営を即時停止しなければならないと主張している。興味深いことに、レコードレーベルが被ったとされる実際の損失については、論証や証拠がほとんど示されていない。

「Lime Wireによって意図的に誘発された違法行為の蔓延は、それに対して同社が責任を負うと判決が下されているが、この大規模な侵害的運営を制限する差止め命令を裁判所が出すまではこれからも続くだろう。」とRIAAの弁護士は法廷に提出した文書にて主張している。

「Lime Wireの運営が続く限り、原告は補償不可能な金銭的損害を被り続ける。」とRIAAの弁護チームは続ける。「Lime Wireが誘発した著作権侵害の規模は-これは現在も続いているものである-、驚くべきものである。」

LimeWireユーザが数百万回の著作権侵害に加担した、加担しているというRIAAの主張は正しい。だが、それによって生じたとされる大規模な損害についてはほとんど証拠が示されてはいない。これまでの多くのファイル共有関連訴訟においても、主張された損失に関する客観的な算定は見られなかった。

「本件における損害裁定は、数十億ドルとまではいかないにしても、数億ドルに到達するであろうと計算することは、高度な計算式がなくとも自明である。」とRIAAは主張する。しかし、実際のダウンロードと音楽産業の失われた損失との関係を調べた学術論文(pdf)では、直接の相関は見られないことが示されている。

とはいえ、本件の結末は、将来的なファイル共有環境を永久に変化させる可能性もある。ここ数年の間に、既に主に利用されるファイル共有プロトコルのトレンドがBitTorrentに移行してはいるが、LimeWireはP2Pアプリケーション市場で最もインストールされている。2008年、LimeWireはなんと37%ものマーケットシェア日本語訳)を持っている最もインストールされているP2Pアプリケーションであった。それに続いたuTorrentは14%であった。

もしRIAAがLimeWireに勝利を収めることになれば、膨大な数のLimeWireユーザが代わりのダウンロードクライアントを見つけなければならなくなる。おそらくそれは、メジャーなBitTorrentアプリケーションのユーザ数を押し上げる結果に終わるのだろうけれどもね。

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