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RIAA、Radioheadの『In Rainbows』を著作権侵害から守る

以下の文章は、TorrentFreakの「RIAA ‘Protects’ Radiohead’s In Rainbows」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:RIAA ‘Protects’ Radiohead’s In Rainbows
著者:Ernesto
日付:August 01, 2010
ライセンス:CC by-sa

2007年、ファンにタダも含めて価格を決めさせるという、Radioheadの『自主製作』アルバム『In Rainbows』のリリースは、音楽産業に衝撃をもたらした。それから3年、RIAAとIFPIは、オンラインで『In Rainbows』を共有する人々に削除通知を送付している。いったい何が起こったのだろうか?

Radioheadは、EMIとの契約を終え、自主製作アルバム『In Rainbows』をリリースし、ファンに好きな価格でダウンロードする選択肢を与えた。これは過去10年で最高のプロモーション・キャンペーンであったのみならず、バンドに相当な額の利益をもたらした。

Radioheadは、このスキームにより、オンラインでの他のアルバム全てを超える利益がもたらされたという。それから数年、バンドのメンバーはアーティストの権利強化と、レーベル権限の縮小を訴えてきた。

昨年、Radhoheadなど複数の著名アーティストらは、レーベルによる強要的慣習の撤廃、アーティスト自身による作品のコントロールなどを求め、ロビイ団体を結成した(Featured Artists Coalition)。また、彼らは、RIAAやIFPIに代表されるレーベルが、アーティストらの意見を聞くこともなく、代弁者ヅラをしてアンチ・パイラシー政策をプッシュしていることも批判した。彼らは、ファンを追い詰めることは、産業が直面する問題の解決には繋がらないと主張した。

ここまでの流れからすると、RIAAやIFPIがRadioheadに代って、未だにアンチパイラシー措置を講じているというのだから驚きだ。RIAAとIFPIはGoogle(RIAA, IFPI)に削除要請を送付し、Radioheadの『In Rainbows』を無料で提供するブログアカウントを停止し、検索結果をフィルタリングするよう要求した。何がどうなっているのだろうか?

『In Rainbows』は今でも無料で配布されているのでは、と思われる方もいるだろうが、このアルバムが無料で提供されたのは最初の数ヶ月のみである。その後、革命的な『pay-what-you-want(おいくらでも)』モデルは、メジャーレーベルとの伝統的なライセンシング・スキームに取って代わった。

かつて『フリー』だったIn Rainbows

同アルバムのダウンロード版は未だに自主リリースであるが、パッケージ版はワーナーやソニーといったレコードレーベルと契約を交わしている。こうした契約ゆえに、現在メジャーレコードレーベルは『In Rainbows』の部分的な『権利』を有している。その権限を、オンラインで無許可に提供されている『In Rainbows』を削除するために行使しているようだ。

音楽産業の新たなビジネスモデルに向かう第一歩とされたアルバムが、産業のアンチパイラシー団体に手厚く保護されるというのも皮肉なものだ。ただ、レーベルによる削除要請が実際に法に則っているのかどうかには疑問が残る。レーベルが権限を有しているのは、フィジカル・ディストリビューションであって、デジタル・ディストリビューションではないからだ。

TorrentFreakはバンドのマネジメントに、このRIAAとIFPIの件についてコメントを求めたものの断られた。詳細は不明であるが、バンドメンバーの共有に対する過去の慎重な発言から考えても、彼らがRIAAやIFPIによる削除要請戦術を認めるとは思いがたい。それとも、考えを変えてしまったというのだろうか?

んー、Radioheadは共有を許可してるわけじゃないからなぁ。RIAAやIFPIが口を出せるかどうかはわからないけど。

確かに、Radioheadのエド・オブライエンは、Featured Artists Coalitionの活動でファイル共有について言及してるんだけど、違法ファイル共有いいよいいよ、と言ってるわけじゃないんだよね。ファイル共有のせいにしてても始まらないし、ユーザを罰することは真の問題の解決どころか後退させるだけだ、と。だから、スリーストライク制度を導入しようとした当時のDigital Economy Billに反対した。FACとしての提言として、ユーザを『処罰』するのではなく『啓蒙』していくことが大事、という辺りに落としどころを見つけてたと思う。そういう意味では、削除要請は『削除』よりは『啓蒙』寄りだとは思うけどね。

もちろん、Radioheadの預かり知らないところで、こうした権利行使が行われているのだとしたら問題あり、という点には同意するけど、それもRadiohead次第というところなのかな。

何ともタイムリーではあるが、この件にやや類似するケースが日本でも。

今日もやられやく PSPソフト『けいおん! 放課後ライブ!!』 セガがYotubeにアップした公式ゲームプレイ動画をTBSが削除する

セガが、自社のPSPソフト『けいおん!放課後ライブ!!』のプロモーションビデオをYouTubeに投稿したところ、TBSから削除要請があり、削除されてしまったんだとか。

わぷわぷだいあり~♪:うん、たん禁止令発動!PSP「けいおん!」公式動画が著作権侵害で削除

こちらの記事の追記を見ると、削除されていたビデオは再度見れるようになったようではあるが…。まぁ、機械的に削除要請して、その後「うっかり削除」を除外した、というところかしら。

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