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RIAA、P2Pサービスを広告に利用?

Grokster判決を受けて、音楽業界などの業界団体もP2Pに対する姿勢を変えつつあるというお話。といっても、対決姿勢をとりつつ、利用できるところは利用するといったところのようです。

原典: ZeroPaid.com
原題:RIAA Using P2P Networks for Advertising?
日付:19 October, 2006
著者:soulxtc
URL:http://www.zeropaid.com/news/7795/

ファイル共有のユーザがしばしば熱烈な音楽ファンの集団であると認知されるようになって、レコード会社の役員やアーティストは、彼らの悪名高いおとりファイルを使って、本当のクリップをP2Pネットワークにばら撒き始めている。

誰しもが少なくとも一度は、その手の映画や音楽のおとりファイルをダウンロードしたことと思う。誰が、200MBのロードオブザリングのコピーや変な音の入った音楽ファイルを忘れることが出来ようか。おとりファイルは、音楽業界の防御"計画"において長い間戦術として用いられてきた。しかし、今日では、彼らはかつて恐れたP2Pネットワークを利用するため、考えを改めている。世界中の熱心なリスナーを怒らせることはベストのアプローチではないことに気づき、レコード会社の役員やアーティストは、強すぎず弱すぎないちょっとした方針を考案している。彼らは、おとりファイルの中にプロモーションの材料を入れて、それをP2Pネットワーク中に撒き始めた。

「このコンセプトは、P2Pネットワークを自分たちのために活用しているのです」とJay-Zの弁護士Michael Giodoは言う。「P2Pテクノロジーが知的所有権を侵害する一方で、このテクノロジーは、彼らへの売込みをも我々に許すものなのでしょう。」

Wall Street Journalによると:

P2Pサイト上に流れている、広告を含んだおとりファイルはほんの1%程度に過ぎない、しかし、その潜在的なオーディエンスは膨大なものだろう。eDonkeyやGroksterといった多くのメジャーなP2Pサービスが法的措置によって閉鎖される一方で、新しいP2Pサービスは、常に現れてくる。9月に発表されたBigChampagneによる調査結果では、平均900万のユーザが常にサービスを利用しており、2年前の680万人から増加の一途をたどっている。

レコード産業のダウンローダーへのアプローチは、昨年の最高裁によるGrokster判決以降、変化してきている。司法は、Groksterのようなファイル共有企業が、(自社のソフトウェアを用いて)ユーザが違法に映画または音楽を交換するのを奨励した場合、ファイル共有企業が著作権侵害に対して責任があるとみなされるとの判断を下している。判決以前は、レコードレーベルは、自らの利益のためにP2Pサイトを用いることで、法廷での主張に不都合が生じるのではないかと心配していた。しかし、現在では、「我々は、自ら(P2Pサイト上に)流している数億のフェイクファイルを活用することは、基本的には自由である」とMediaDefenderの最高責任者Randy Saaf氏は述べている。

私は、音楽業界がP2Pネットワークの力を理解することは好意的に見ることが出来るが、その配布モデルを受け入れることが出来るかといえばそうではない。その代わり、ある種の漠然とした半-容認(という態度)が続くだろう。いやいやいではあるが、JobsにのみiTuneで彼らの商品を投入するのを許したものの、それ以外の全てのオンライン配信サービスに対しては、DRMといったユーザへの不親切なものを押し付けてきた。搾取(expolitation)は未だ、彼らにとって重要な意味を持つ言葉であるようだ。それによって、アーティストは、9枚のアルバム契約に拘束され、消費者は、たった2曲が聞きたいがために20ドルを払いアルバムを買わなければならない。

一方、音楽業界の敵であるP2Pネットワークは、これらのおとり攻撃に反撃している。たとえば、LimeWireの新しいバージョンでは、「あるユーザーが他のユーザーの検索結果に対して、簡単にWebページへのリンクを埋め込むことができないようになる」と述べられている。この件に関して、我々の後ろ盾をしてくれる人がいてくれるのは、嬉しいことだ。

まぁ、悪くはないわな、というのが個人的な感想。P2P技術を利用したビジネスを考えるのもよいとは思うけれど、現状のP2P業界の状態を考えると、なかなかそれも難しい。となれば、現在存在するP2Pユーザに効果的に働きかけるほうがよいかなと。

ただ、このフェイクファイルがいったいどういうものなのかは見ていないので、ちょっと疑問が残るものの、このような利用方法は以前からいいなと思っていたのです。というのも、現状の無法状態を是正するだけでは、なんだかもったいない気がして。それよりならその無法状態を利用する手はないかと考えたほうが建設的では?と思うわけです。

たとえば、コンテンツそのものに広告を含ませてしまうというもの。それもP2Pに流すためだけに作成されたもの。まぁ、権利関係でもめそうではあるけれど、少なくとも熱心な音楽コレクターにも、それほど無関心なリスナーにも効果的ではある。ただ、無関心層をもファイル共有の世界へ引き込んでしまうというリスクもあるので、難しいとは思うけれど。まぁ、Operaのように簡易BT機能が搭載されているようなブラウザが支流になれば、それほど引き込む力も強くはないとは思う。

ちなみに、フェイクファイルを大量にばら撒く手法は、ファイル共有にけっこうな打撃を与えてたりします。これは、ある曲名などで検索したときに、本物のファイルの中に多数のフェイクファイルを表示させることで、ユーザに本物のファイルをダウンロードさせにくくするというウンザリソリューションなわけです。これに対する対策もけっこう進んでいて、 Limeもそうだし、今は有志が運営しているWinMXなんかでも、その手のファイルをばら撒くIPをネットワークから排除する機能も搭載されています。

***追記***

[WSJ] P2Pサイトも宣伝利用、強硬策から転じる音楽業界:ITmediaNews

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