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スウェーデン海賊党、9月の総選挙に向けたマニフェストを公表

以下の文章は、TorrentFreakの「Pirate Party Ramps Up To Invade Swedish Politics」という記事を翻訳したものである。ちなみに、1ヶ月近く前の記事です。

原典:TorrentFreak
原題:Pirate Party Ramps Up To Invade Swedish Politics
著者:Ernesto
日付:August 02, 2010
ライセンス:CC by-sa

本日、スウェーデン海賊党は、9月の選挙に向けたマニフェストを公表した。2006年の初出馬からたくさんの経験を積み、海賊党はプライバシー、文化、知識に関わる問題に焦点をあて、複数の議席獲得を目指している。同党第一の目標は、非営利のファイル共有を合法化し、推奨することにある。

ファイル共有に関連して、世界中の視線がスウェーデンに集まることがしばしばある。かつてはThe Pirate Bayの拠点であり、海賊党が初めて結成された地であったためだ。この2本の支柱は、ここ数年でますます絡み合っている。

2006年5月、結党されたばかりの海賊党は、スウェーデン警察によるThe Pirate Bayへの強制捜査を受けて、党員数を急増させた。その結果、海賊党は主流メディアからの注目を集め、同年の選挙では議席獲得はならずも、議席を持たない政党としては三番目に大きい政党となった。

それから3年間の活動を経て、海賊党は2009年にスウェーデンから欧州議会選挙に参加した。この選挙は、The Pirate Bayに関与していた4名に対する有罪判決から数週間後に行われ、選挙期間中、この話題は何度も取り上げられた。その結果、海賊党は全投票の7%を獲得し、欧州議会に2つの議席を獲得した。

9月の選挙でも、The Pirate Bayは選挙キャンペーンの中心的なテーマとなりそうだ。今年5月、海賊党は、ホストが法的トラブルに巻き込まれていたThe Pirate Bayに帯域の提供を申し出た。それから2ヶ月後、サイトをスウェーデン議会内におき、(訳註:何かあったら)議員特権を行使すると公表し、サプライズをもたらした。

海賊党は、9月の選挙で昨年の欧州議会選挙と同様の成功を目指している。本日、海賊党はマニフェストを公表した。2006年の選挙では7ページだったマニフェストも、今年の選挙では27ページに増えている。マニフェストは主に3つのパートからなり、海賊党が注視する中心的なテーマとして、プライバシー、文化、知識があげられている。

海賊党は、著作権とファイル共有に対して、よく知られた信念を持ち、今回の選挙でもやはりそれは変わらないようだ。同党は非営利のファイル共有は合法化されなければならないと考えている。さらに、非営利目的のコピーを行ったとして個人を訴えようとする人々に罰を科すべきだと提唱してもいる。文化の広がりを阻害することや「著作権の濫用」に対しては、最高2年の懲役を科すべきだとしている。

海賊党はしばしば単一争点政党であると思われているが、実はファイル共有関連の主張は全体の一部にすぎない。オフラインでのプライバシーの確保(たとえば、アイデンティティ・チェックを受けることなく国内を自由に旅行する)も、同党が関心を向ける問題だ。同党はさらに、特許全般の廃止は必要ないとしながらも、医療、生物学、ソフトウェアの特許は廃止されるべきだと主張する。

海賊旗を掲げる海賊党支持者

海賊党代表のリック・ファルクウインエはTorrentFreakに「私たちは議会への参加を目指しています。前回の欧州議会選挙と同様に、4.00%以上の得票によって政治的成功を収めることで、世界に衝撃をもたらすことができるでしょう。現時点での世論調査では1~2%ですが、私たちはまだ選挙キャンペーンを開始していないためでしょうね。」と話す。

「私たちは依然として重要かつ象徴的な争点を模索しています。しかし、今日の海賊党は昨年の欧州議会選挙以前に比べて、遙かによい状況にあると言えます。前回の選挙では、投票までの38日間、どのくらいの票を得られるかの見通しも立たなかったのですから。私たちは他の政党とは違い全力疾走できます、そして私たちは自らの役割に全力を尽くす活動家なのです。投票が終わり、選挙集計が始まるまで、厳し選挙戦になるでしょうね。」とファルクウインエは語った。

現在の世論調査の結果からは、短期的に支持を獲得するための戦略が必要とされているように思える。しかし、海賊党はかつてのように、外部からの援護射撃を受けられるかもしれない。偶然にも選挙の数日後より、The Pirate Bayの4名の控訴審が始まる。これにより、The Pirate Bayとその支持者たちにとって非常に重要なこの問題が、政治的議論において重要な役割を果たすかもしれない。

「TorrentFreak読者の皆さんには是非、海賊党に投票していただきたい。首相が変わるとか、留任する以上に、海賊(a Pirate)がスウェーデン議会に乗り込む方が、ものすごく大きなインパクトがあるでしょう。それにより、インターネットを検閲や盗聴、侵略から救うことになるのです。」

ファルクウインエによれば、海賊の政治システムへの侵入は、スウェーデンがインターネットを救うために真に必要なことだという。「それが我々のコモン・カルチャーを解放することになるのです。スウェーデンのみならず、世界をも変えるでしょう。変化に加わるのです、そして孫世代に自慢してやろうじゃありませんか。」

スウェーデン海賊党の選挙絡みの話題としては、以下の記事も書いたのでよろしければ是非。

スウェーデン海賊党、児童ポルノ法・非実在青少年規制にもの申す:「絵を描いたとして誰が傷つきますか」 - P2Pとかその辺のお話@はてな

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