WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。
以下の文章は、TorrentFreakの「Swedish Pirate Party Fails To Enter Parliament」という記事を翻訳したものである。
原典:TorrentFreak
原題:Swedish Pirate Party Fails To Enter Parliament
著者:Ernesto
日付:September 19, 2010
ライセンス:CC
by-sa
スウェーデン海賊党は、昨年の欧州議会議員選挙の大勝利を再現することはできなかった。勝利に暁にはWikileaksやThe Pirate Bayをスウェーデン議会内でホストするとしていた海賊党であったが、昨年に比して多数の支持を失い、最低得票(threshold)に届かず、議会入りはならなかった。
2009年は、スウェーデン海賊党にとって飛躍の年であった。欧州議会選挙では得票率は7%を超え、スウェーデン海賊党は欧州議会に2つの議席を獲得した。
本日、スウェーデン議会総選挙が行われた。スウェーデン議会の議席を獲得するための最低得票率は4%とされているが、昨年の選挙の再現となれば、スウェーデン海賊党は十数名の議員を輩出することになっていた。しかし、これは「言うは易し行うは難し」であった。
開票率95%の時点で、スウェーデン海賊党が議席を獲得できないことは明白となった。最低得票率の4%に届かなかったどころか、全投票のわずか1%程度に留まった。
これにより、議会特権の下、WikileaksやThe Pirate Bayがスウェーデン議会内でホストされることもなくなった。さらに、同党がマニフェストで掲げていた非営利ファイル共有の合法化や「著作権の濫用」を違法化するチャンスも失われた。
海賊党代表のリック・ファルクウインエは、この結果を残念に思うとしながらも、全力は尽くした、とTorrentFreakに語った。
「スウェーデン海賊党はこれまでで最高の選挙運動を展開したと思います。メディアへの露出、記事の掲載、議論、チラシは今まで以上のものでした。今回は残念なことに、欧州議会選挙のときのような追い風は吹かなかったのでしょう。」
ファルクウインエは、今回票を伸ばせなかった理由として、海賊党が重要視している全ての問題への無関心があるとTorrentFreakに語る。「他の政党は、プライバシーや文化、知識の問題には言及してはいません。なぜなら、これらの問題に言及したところで、彼らが得るものは何一つとしてないからです。」
「帆に風を受けねば、額に汗しても船は走らず。The Pirate Bayの控訴審の開始が選挙から9日後だったことも、風が吹かなかった理由なのかもしれません。」とファルクウインエは言う。
海賊党メンバーは落胆しているものの、この結果はまったく予想外というわけではない。ここ数ヶ月の世論調査でも、海賊党は大きく出遅れており、最低得票率に届くためには、奇跡に期待するより他なかった。
ファルクウインエや他の海賊党メンバーがスウェーデン議会の議席を狙うには、再び4年の歳月を待たねばならなくなった。現在のところは、欧州議会の2議席のみという現実を受け入れなければならない。
「どの世代においても、民主主義を取り戻さなければなりません。これは簡単に勝利できる戦いではないのです。」とファルクウインエは語った。
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