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ACTA許すまじ!民主主義的プロセスを欠く国際条約

以下の文章は、La Quadrature du Netの「ACTA: Game Over?」という記事を翻訳したものである。

原典:La Quadrature du Net
原題:ACTA: Game Over?
著者:La Quadrature du Net
日付:September 24, 2010
ライセンス:CC BY-SA

模造品・海賊版拡散防止条約(ACTA)交渉の東京ラウンドが本日、開始された。今回の会合は最終的な合意に向けた最後の交渉となるかもしれない。条文は完成間際にあるとされるが、依然としてオンライン上の基本的な権利を危機に晒すものであり、反民主主義的な法律および統治を常態化させかねないものである。

8月25日付けの最新のリーク文書(PDF)を見ても、インターネットサービスプロバイダと権利者との間の密接な協力関係や、インターネットテクノロジーの仲介者(アクセス/サービスプロバイダ、ISP)に対する法的、金銭的圧力を求める条項が含まれている。

ACTAのこうした抑圧的かつ危険なポリシーはEU機関のスタンスと一致しており、さらに彼らは、オンラインファイル共有への立法・司法に依らない対処をも求めている。ギャロ・レポート日本語翻訳記事)を採決した欧州議会議員が支持する欧州委員会は、こう主張している。「権利所有者やその他の利害関係者は、共通の利害について偽造や海賊行為に対し、協調的アプローチの可能性を模索し、共同して対処することを強く推奨される。また、問題解決に向けた司法手続き以外の可能性についても、考慮することが求められる。」(PDF

ACTAはネットにおける私的な著作権警察の創設を後押しするものであり、公正な裁判の権利を否定するものです。そうしたポリシーは必然的に、表現の自由やプライバシー権に影響を及ぼすことになります。」と市民団体La Quadrature du Netのスポークスマン ジェレミ・ジメルマンは断言する。

他の条文と異なり、既に確定してしまったACTAの第5章、6章は、「ACTA委員会」の創設を盛り込んでいるが、この機関は以降の改正を処理するにあたって、重要な役割を担うことになる。もちろん、関係者間の承認を前提とはしているが、この関係者も曖昧な言葉で定義されている。こうした手続きは、世論(public opinion)や民主主義を回避する、パラレルな立法プロセスを生み出すという危険をはらんでいる。

ACTAは民主主義を回避するという実験なのです。たとえ、最終的な条文おいて、最もオフェンシブな条項がほとんど見えないようにしてあっても、非民主主義的な性質を持つACTAは拒絶されなければなりません。我々がそれを見過ごすことがあれば、我々は(非民主主義的立法プロセスの)先例を作り出すことになり、議会は民主的な議論もなく、ただ形式的に承認せざるを得ない状況に追い詰められてしまいます。」とシメルマンは結論づけた。

ACTA草案は、今年4月に公表されたものについて、MIAUが翻訳、公開しているので、そちらも参考に。

MIAU : 「模倣品・海賊版拡散防止条約(Anti-Counterfeiting Trade Agreement, ACTA)」翻訳プロジェクト

また、8月25日付のリーク文書については、『無名の一知財政策ウォッチャーの独言』さんが翻訳、コメントしているので、そちらも参考に。

第238回:8月25日版の海賊版対策条約(ACTA)リーク条文案: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言

あと、ACTA関連の話題としては、カナダのマイケル・ガイスト教授が『ACTA Watch』なるサイトを立ち上げてもいるので、こちらも要チェック。

ACTA Watch | ACTA Info

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