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フランス:フランスHadopiの輸出を目論むサルコジ大統領

以下の文章は、TorrentFreakの「Leaked Letter Exposes Sarkozy’s Repressive Anti-Piracy Agenda | TorrentFreak」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Leaked Letter Exposes Sarkozy’s Repressive Anti-Piracy Agenda | TorrentFreak
著者:Ernesto
日付:October 22, 2010
ライセンス:CC by-sa

来週、フランスにてオンラインの表現の自由に関する欧州会議が開かれる。会議は、フランス・オランダのイニシアチブの下、インターネット検閲に対する規則を起草することになっている。しかし、リークされたメモによって、フランスのサルコジ大統領は、この会議をHadopiアンチパイラシー法の宣伝キャンペーンの場とするよう仏外務大臣に指示していることが明らかになった。

仏大統領ニコラ・サルコジは、長きにわたりインターネット・パイラシーとの戦いの最前線にいた。今年初め、Hadopi、スリーストライク・アンチパイラシー法案に署名したことで、彼は大きな勝利を手にしようとしている。

パイラシーを抑制することを目的としたフランスの新たなHadopi法の下では、著作権侵害を疑われたユーザは組織的に追い詰められることになる。インターネット・プロバイダーは疑われた加入者を特定せねばならず、その加入者が3度の警告を受けると、裁判所に報告されることになる。最近、その第一弾となる警告メールが送付された

フランス国内において意のままにできたサルコジ大統領は、次に、この厳格なアンチパイラシー措置を他の欧州諸国に輸出しようとご熱心なようだ。その実現のため、検閲に対抗する明確な規則、インターネット上の表現の自由について起草を目的にした会議をハイジャックするくらいに。

市民活動グループLa Quadrature du Netが公表したリーク書簡によって、サルコジが、仏・蘭政府がイニシアチブをとるこの会議にて別の計画を画策していることが明らかになった。この書簡は、サルコジから仏外務大臣に宛てられたもので、この会議をフランスのアンチパイラシー・アジェンダの宣伝にどのように使えるかが詳述されている。

サルコジによれば、この10月29日の会議は「この3年間、フランスが取り組んできたバランスの取れた規制イニシアチブを、特に欧州議会から支持を受け、新たなサイバー犯罪現象に対抗するための措置として著作権領域でのHadopi法を宣伝する機会」になるのだという。

この書簡は、サルコジ大統領がどれほど彼の理念を広めようとしているかを示すのみならず、彼の現状把握が歪曲していることも示唆している。欧州議会は決して、Hadopiを支持してはいないのだ。サルコジはおそらく、最近通過したギャロ・レポートのことを念頭に言っているのだろうが、同レポートはより厳格なアンチ・パイラシー措置を考慮に入れているものの、スリーストライク法を明示的に支持しているわけではない。

ニコラス・サルコジ

この書簡からは、サルコジが多数の批判の声に無頓着であることを示してもいる。さらにオンラインの表現の自由を強化しようとするこの会議において、彼自身のアジェンダをプッシュしようというのだから、あまりに図太いとしか言いようがない。批判者たちもこの動きに危惧している。

La Quadrature du Netのスポークスマン ジェレミー・シメルマンは「この表現の自由についての国際会議は、抑圧的で時代遅れのビジョンを持ったサルコジやそのお仲間によるトロイの木馬ともなり得る。」という。

「我々の最も基本的な価値を無視する、フランス外交のこのような悪辣な操作は、エンターテイメント産業と政権による公共の場の支配を欲する一部の政治家との癒着を示すものでもある。このようなインターネットに対する抑圧的なビジョンが、世界に拡散するという大きなリスクが今、ここにある。」とシメルマンは結論づけた。

実際、フランス大統領は、欧州市民の権利よりもむしろ、エンターテイメント産業の利益を保護することは疑いない。そして、彼は何があろうともそれを実現しようと決意しているのである。

この記事は先月21日に公開されたものなので、既に開催日は過ぎているのだけれども、この書簡をリークしたLa Quadrature du Netの10月30日付のアップデートによると、このカンファレンスは、開催日未定で延期されたとのこと。また、オランダ文化相はこのカンファレンスには参加しないものの、オランダ政府としてスリーストライクスキームに反対の姿勢を示すために特使を派遣するという。

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