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デヴィッド・ボウイ、10年間塩漬けになっていた未発表アルバムをリークされる

以下の文章は、TorrentFreakの「Unreleased Bowie on BitTorrent: Pirate Sabotage Turned Cultural Blessing」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Unreleased Bowie on BitTorrent: Pirate Sabotage Turned Cultural Blessing
著者:enigmax
日付:March 23, 2011
ライセンス:CC BY

10年もの間、リリースされてこなかったデヴィッド・ボウイのアルバム『Toy』がBitTorrentにリークされた。報道によると、ボウイはこのリークに「ご立腹」のようだが、コメントを見る限り大方のファンは喜んでいるようだ。TorrentFreakでは、アルバムがリークされた背景を探るべく、リークした人物を探し出した。彼曰く、この問題のリリースは商用海賊盤(ブートレグ)を妨害するためのものだという。

2001年の中頃、デヴィッド・ボウイのニューアルバム『Toy』がリリースされることになっていた。ボウイの最初期の作品も収められていたというこのLPは、レコードレーベルVirginとのトラブルもあり、リリースされることはなかった。

しかし3日前、世界中のボウイファンは夢から目覚めた。アルバム『Toy』の全14トラックが、256kbpsのMP3でBitTorrentにアップロードされたのだ。通常、この種のリークは、The Pirate Bayのような大手サイトにアップロードされることが多いが、この『Toy』の場合、ほとんど無名のMind Warp Pavilionというトラッカーに投稿された。我々の観測範囲ではそれ以上の広がってはいないようだ。(いくつかのブログが勇敢にもそれをホストしているのは除くとして)

では、この突然のリリースはどこからやってきたのだろう?TorrentFreakは、その出所を探ることにした。まず初めに、このアップローダーに近しいという匿名の人物から、このアルバムをebayから入手したという情報を得た。販売されたのは3月14日、オーストラリアから送付されていた。

そして今日、我々はようやくこのアップローダーとコンタクトをとることができた。Brigstowというハンドルで知られる英国ブリストルの男性は、大のボウイファンであるという。彼はブートレグCDを購入してアップロードしたわけではなく、eBayで『Toy』を売って金儲けを企む人々に業を煮やし、そのマネーゲームを妨害するためにリークすることにしたのだという。

「私や友人たちは、eBayオークションでアルバム『Toy』が55ドルで売られているのを見て、このアルバムを金儲けの道具としか見ていない連中に腹が立ったんです。そこで、アルバムをリークして、欲しい人に渡るようにしたのです。」とBrigstowはTorrentFreakに話した。

Brigstowは、このアップロードが「新しい試み」ではないと説明する。彼は数年前、Svage Jawというデヴィッド・ボウイの高品質なブートレグやレアレコーディングを集めたBitTorrentトラッカーを運営していたという。

Rolling Stoneは、ボウイの事務所がこの「リーク」に関するコメントを拒否したと報じているが、英The Sunは、ボウイがこのリークについて『ご立腹』であると報じている。

一方、ボウイの熱狂的なファンたちの反応はそれとは正反対なものであった。問題のトレントのページにつけられた数百のコメントを読んだが、このリークについて直接不満を述べているコメントはただ1つであった。そのコメントも、公式にリリースされない限り、『本当の』ファンはこのアルバムを楽しむことができない、というものであった。

実際、多くのボウイファンは、このリークを「奇跡だ」、「天にも昇るよう」、「夢が叶った」と表現し、ファン作成のアルバムアートワークも多数作られている。ページを読み進むにつれて議論は進んでいき、ボウイファンがどれほど熱心かを思い知らされた。

「私がこのアルバムについて、ボウイファンからもらったコメントはすべてポジティブなものでした。公式にリリースされた暁には、彼らは喜んで購入するでしょう。」とBrigstowは語った。

しかし今のところは、消費者として正規のアルバムを入手することはできず、懲役刑が科せられるリスクを負ってでも入手するしかない。ただ、このアルバムは、レコード会社の役員室の片隅で埃をかぶり続ける運命にあった。そう考えると、今週の海賊版のリークは、損失を生むような代物ではないのだろう(レコード会社の計算ですら)。公式リリース前のアップロードとしてはきわめて珍しいケースと言える。

結果的にではあるが、多くのボウイファンが禁断の果実をほおばった。インターネットがなかったら、レーベルの政治力学のために我々の音楽文化からは永久に失われていたであろう、そのアルバムを。

それでも問題は残る。何が最も重要か、ということだ。ファンの純粋な楽しみか、永続的な文化の保存か、それともレコードレーベルの希望か、法の原則か。さまざまあるが、どれが創作を助けるものになるだろうか。

結論はどうであれ、時計の針を戻すことはできない。箱の外に飛び出したおもちゃ(Toy)を、もうしまうことはできない。

なんで、The Sunの記事にリンクしてないんだろと思って、調べてみたら…。

DAVID BOWIE must be livid after his "lost" album Toy leaked online.

David Bowie Toy album leaks | The Sun

「奴さんは怒ってるに違いない」、ってとこでしょうか。敢えて強調するような記事でもないと思うけどなぁ。

さてさて、金儲けのためのブートレグCDと、ユーザの善意による海賊版トレント、どちらが悪質かと言えば前者なんだろうけど、もたらされる影響は後者の方が甚大だったりして。にんともかんとも。

まぁ、この企画自体ファン向けっぽいし、そもそもリリースの予定すらないだろうから、影響自体がどんなもんかはわからないけど。その辺もあってか、ロキノンも割とノリノリである。

音源はトレント・ファイル形式で出回っていて「わりと探し当てやすい」とか。全14曲収録していて、そのうち、2曲が『ヒーザン』収録曲で、3曲がB面曲かと思われる。

デヴィッド・ボウイ、2001年の幻のアルバム『Toy』がネットに流出 | RO69 - ロッキング・オンの音楽情報サイト

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