WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。
ここ数日の流れにちかい記事です。もともと評判の悪かったBitCometが、別のクライアントBitTornadeから接続を禁止されたよというお話。このBitTornadoの開発者であるShad0wが実装したSuperSeedを、BitCometが悪用した、ということがここまでの事態に発展した理由かと。ただ、BitTorrentの掲げる理念を遵守するという意味で、クライアント同士の牽制が行われることもありかなとは思う。
原典:TorrentFreak
原題:BitTornado Bans All BitComet Users
著者:Ernesto
日付:January 7, 2007
URL:http://torrentfreak.com/bittornado-bans-all-bitcomet-users/
BitTornadoの開発者であるJohn Hoffman、むしろShad0wとして知られているが、その彼がBitCommetユーザが彼のクライアントBitTornadoへのアクセスを禁止する(BANする)ことを決めた。Shad0wは、BitCometがシステムをGameし、貴重な帯域を盗む、それによってすべての非BitCometユーザは速度が低下する、という。
BitCometは、BitTorrentにおけるいじめっ子として知られている。それは最近紹介したBitThiefやBitTyrantと類似している。この問題を更に深刻するのは、BitCometはそれら2つのクライアントより、遥かに人気があるということであり、他のPeerに対する影響はより深刻である。
最近、BitCometはsuper-seeding*1(Shad0wによって考案され、uTorrentなど他の人気クライアントでも実装されている)を利用し始めた。スーパーシードは、データを効率的に他のPeerに転送するPeerを見つけだし、そのPeerにより多くのデータを送ることで報いられる。この技術は、Swarmの全体的な速度を向上させ、それによって他のすべてのユーザに利益をもたらす。しかし、BitComet開発者からすればそうではなかった。
Shad0wはこう説明する。「BitCometはスーパーシードをGameするにあたって、BitComet Peerがデータを非常に効率的に拡散するフリをしてSeedを誘導する。その結果、そのPeerは非BitCometのPeerより速いダウンロードが可能となる。概して、BitComet Peerは効率的にそのデータを共有しないため、残りのPeerがダウンロードにより長い時間をかける羽目になる。」
BitComet開発者によるシステムを欺くための不断の努力は、Shad0wにすべてのBitCometユーザをBANすることを決意させた。「BitCometが自ら有害なコードベースを持つことを証明し、彼らが私に対処することを強制したため、私はBitCometから、私のクライアントとトラッカーコードベースへの接続を禁止している。BitComet開発者は、自らのクライアントから利己的なコードを削除するべきである。もし、彼がそうするであれば、私はこの決定を考え直すだろう。」
すべてのBitCometユーザをBANすることが良い決定であるかどうかを疑問視する人もいるかもしれない。しかし、私はそれが賢い選択であると思う。一般にBitCometユーザは共有するタイプではないので、(BitCometユーザがいなくなったとしても)ダウンロード速度が低下するのではなく、より速くなるだろうと予測する。
私はこの問題についてShad0wに賛同する。今後、BitCometがチートをやめ、よりBitTorrentにフレンドリーになっていくことを心から望む。私自身、Shad0wのクライアントをしばらく愛用していた時期もある。彼は最も熱心なBitTorrentクライアント開発者の1人である。
*1SuperSeedについては、BTManiaに解説の日本語訳があるので、そちらも参照してみてください。
なかなか興味深い記事ではあるのだけれど、BitTornadoのシェアはBitCometの1/3弱であり、全体からしてみても5%いくかいかないか位だということも知っておいてくださいませ。このエントリも多少参考になるかな。あと、たぶん日本人のBitTorrentユーザに限定すればBitCometトップシェアかも。そしてBitTornadoはほとんど利用者がいないと思う。原典:TorrentFreak
原題:Bitcomet: The BitTorrent Bully?
著者:Ernesto
日付:September 6, 2006
URL:http://torrentfreak.com/bitcomet-the-bittorrent-bully/
BitCometは、ここのところしばらく、物議を醸しているBitTorrentクライアントである。BitComet 0.59と0.60は、「プライベートフラグ」を無視したため、その後すぐに多くのプライベートトラッカーからBANされている。
フラグエラーは、最新バージョンでは修正されているけれど、それでも未だに数を多くの問題が存在する。たとえば、BitCometはBitCometを好むとレポートしている人がいたりする。他にも、BitCometはアナウンスリクエストを使ってPeerを攻撃するとか、BitCometはピースリクエストを無視するといった噂もある。
これはもちろん、BitTorrentプロトコルの「民主的な性質」を徐々に蝕んでいくだろう。Kdsdeは、BitCometの弱い者いじめの振る舞いを非常にわかりやすく説明している。"why BitTorrent works"というエントリに以下のようなコメントを載せている。
問題の1つは、この「民主性」についてである。それは校庭での弱いものいじめを許す。BitTorrentの校庭で、彼らいじめっ子たちはBitCometという名をつけられる。BitCometは他のPeerに「嘘」をつき、SeederをHammerし、他のPeerからの接続に関する命令に従わない。
すばらしい!
もし、WindowsOSを使っているなら、弱い者いじめのようなことをしてはいけない、つまりBitCometを使ってはならない。世の中にはSwarmフレンドリーな選択肢がある;たとえばμTorrent[www.utorrent.com]。
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