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ホワイトハウス:違法ストリーミングを刑事罰化し、盗聴を可能にせよ

以下の文章は、TorrentFreakの「White House: Streaming Should Be a Felony, Wiretap Infringers」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:White House: Streaming Should Be a Felony, Wiretap Infringers
著者:enigmax
日付:March 16, 2011
ライセンス:CC BY

オバマ政権の『IPカエサル』ことビクトリア・エスピネルは昨日、20ページの白書(政府報告書)を公表した。彼女はその中で、将来あるべき法律について提言し、著作権侵害の取締りを容易にするための法改正を議会に求めた。彼女の提言では、違法ストリーミングを重犯罪とし、著作権侵害事件における当局の盗聴を可能にするよう求めている。

オバマ政権の知的財産執行調整官ビクトリア・エスピネルは、知的財産権関連法の改正に関する提言を公表した。偽造医薬品に対する措置などについても書かれているが、当ブログの読者が気になる箇所は、無許諾ストリーミング取締りのための措置に関する提言だろうか。

偽造医薬品に関しては、場合によっては命に関わることもあり、重要性の高い問題であることは間違いない。そのような重大な問題と無許諾ストリーミングが併記されているということは、これも差し迫った問題であるということなのだろう。

エスピネルは、ストリーミングコンテンツを提供するサイトについて、彼らが使用する配信メカニズムは、現行法下では、公演(public performance)にあたる可能性があるとの懸念を示した。権利者側の抑止的観点からは、より軽微な犯罪ということになり問題をはらんでいると言える。

そこで、ストリーミング-ないし同様の目的に適う新たな他の技術的手段-が、「著作物の配布」として再定義されなければならないという。つまり、重犯罪として扱われるべきだ、と。

重犯罪として扱われることで、特に監視について新たな権限を行使することができる。FBIや他の機関は深刻な犯罪の捜査において、電話、インターネット接続、その他のコミュニケーション手段の盗聴が許されている。現在のところ、著作権侵害はその重犯罪には含まれてはいないが、エスピネルはこれを変えるべきだと主張する。

「こうした知的財産権犯罪に対する盗聴権限を、現在盗聴が許されている他の種類の犯罪における法的保護に従い、米法執行機関が効果的に容疑者(組織的犯罪や犯罪組織のリーダー・オーガナイザーなど)を捜査できるようにすべきである。」と白書にはある。

いつものことながら、いくつかの懸念がある。この提言をざっと見る限りでは、サイトのオーナー(「犯罪的ギャング」という用語を選んで使っているよう)をターゲットにしているようであるが、「ストリーミング」が重犯罪に分類されることで、無辜の犠牲者が巻き込まれる可能性がある。ストリーミングはますます一般的になり、サイト側がコンテンツを円滑に配信するために視聴者のアップロード帯域を利用している(たとえばPPLive)中、その視聴者たちも「ストリーミング配信者」という扱いになるのだろうか?

また、先日テキサス州のブライアン・マッカーシー(32)が、ChannelSurfing.netの運営により著作権侵害の容疑で刑事摘発を受けたケースについても考える必要もある。

マッカーシーは、著作物の「複製と配布」について刑事著作権侵害の容疑がかけられている。ニューヨーク南部地区連邦検事のプリート・ブハラはマッカーシーが「利益を目的として、ライブ・スポーツ・イベントをインターセプトし、ストリーミングした」と話す。

さて、マッカーシーの行為が「ストリーミング」にあたり、既に刑事犯とされているにもかかわらず、何故法改正が必要だというのだろうか?さらに、彼はコンテンツをストリーミング配信したわけではなく、単に誰かのストリーミング配信をChannelSurfのウェブページにエンベッド(埋め込んだ)だけである。ストリーミングかストリーミングでないか、配布か配布でないか(エンベッド)によらず、すべてが刑事犯罪であるということだろうか。いつものことだが、答えよりも疑問の方が多くある。

白書の全文のダウンロードはこちらから

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