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Torを匿名BitTorrentのために使うのは止めよう

以下の文章は、TorrentFreakの「Tor Servers Bombarded With BitTorrent DMCA Notices」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Tor Servers Bombarded With BitTorrent DMCA Notices
著者:Ernesto
日付:May 02, 2011
ライセンス:CC BY

Torネットワークは、匿名かつ無検閲のインターネットを閲覧したい人にとって、有益なサービスである。しかし残念なことに、Torネットワークのリソースを悪用し、Torサーバ経由でBitTorrentダウンロードする人たちもいる。その結果、TorサーバはDMCA通知による攻撃を受け、場合によってはインターネットから切断されることもある。

インターネットを閲覧したり、BitTorrentでファイルを共有したりするときに、IPアドレスを隠そうとする人たちが増えてきている。

そうしたい人に最適なサービスも複数存在している。VPNサービスはまさにその用途にうってつけだし、 BTguardのようなBitTorrentプロキシに特化したサービスさえある。

上記のサービスの利点は、ブラウズやダウンロードを『匿名で』できるだけではなく、フルスピードでできることにある。しかしその欠点は、これらのプレミアムサービスのために月々数ドルを支払わなければならないということ。

BitTorrentユーザの中には、こうした有料サービスを避け、トラフィックを匿名化するためにTorネットワークを利用する者もいる。これは非常に問題だ。とあるBitTorrentユーザ一人が、そうした用途で使う分には問題は見えにくいが、数千人がそうするとなると、様々な点で、重大な損害を与えうる。

ウェブブラウジングに最適化されたシステムに、大量のデータが流れ込むことにより、ネットワークが麻痺する以外にも、Torサーバは監視され、その後、著作権者から「著作権侵害」に関わる転送を助長したとして警告を受けてもいる。著作権者から送付されるDMCA通知は、厳密に言えば問題はない。しかし、一部のISPがその通知に恐れをなし、サーバの切断に繋がる恐れもある。

では、Torサービスは、一月にどれくらいのDMCA通知を受け取っているのだろうか。先日、Torserver.netの運営者が、同サービスが受けた190通のDMCA通知を公開した。その190通の通知は、20日間で受け取った分であった。通知の大半は、MediaSentry(現PeerMedia)より自動的に送付されたものであった。同社は、複数の大手映画会社やその他の著作権者に代わってDMCA通知を送付している。

Torserver.net運営者モーリッツ・バートルは、Torサーバは大手ISP同様にDMCAによって保護されているが、大量のDMCA通知によっていかなる危害も加えられないことを意味するわけではない、と説明する。Torserver.netがサーバを借りている企業が、送付されてくる大量のクレームを心配し、クライアントを追放しようとするかもしれない。

実際、Torserver.netは過去にそうした経験をしている。

「一番ひどかったのはSoftlayerです。以前、100tb.comと契約していました。チームは友好的で、Softlayerをデータセンターとして利用する人たちを理解していたと思います。にもかかわらず、Softlayerはたった1通のDMCA通知を受けただけで、切断してしまいました。本当にいきなりでした。」とバートルはTorrentFreakに語った。

「彼らは(切断について)気にかけることもなく、説明すら聞こうとはしませんでした。単に、我々をネットワークから強制的に切断しただけです。これは最近起こったFacebookの事件に通じる不合理なことです。DMCAクレームは誰にでも出すことができるのですから。何らかの措置を執る前に、まず証拠を求める、そのようなISPを探すのは、非常に難しいです。」と彼は付け加えた。

さらにモーリッツ・バトールは、送付されてきたメールによく目を通し、明確なパターンが特定できるかどうかを確認するよう推奨した。そうすることで、彼やその同業者たちがDMCAスパムを抑えることができるかもしれない。最後の手段としては、すべてのメジャーBitTorrentトラッカーのIPアドレスをブロックせざるを得なくなるという。

彼は、Torに友好的で、DMCA通知をきちんと処理してくれるホスティング会社からのコンタクトを歓迎しているという。Torserver.netの運営者は、通知の送り主に連絡し、現実的な解決策について協議したいと考えたものの、現在のところ、取り次がれることはなかったようだ。

最終的なTorserver.netのセットアップは、ホスティング・プロバイダーがTorserver.netにIPレンジを再割り当てしているので、不正使用(abuse)に関するメールを彼ら自ら対応することができる。ARIN IPではうまくいかないが、その場合でも、プロバイダーが自動的にであれなんであれ、単にDMCA通知を転送してさえくれれば、Torserver.net自身が対処できるようになる。

「MediasentryのDMCAスパムには自動返信しています。私たちはドイツのテレコミュニケーション法に基づき、ユーザログの保持は認められておりませんし、コンテンツ・トランスミッションには責任を負いません。国内法でユーザログの保全が求められていない限りは、世界中のどのISPも、このように対処すべきでしょう。ユーザログの保全が強制されているのは、ごくわずかな国に限られますが。」とバートルは言う。

しかし、ここで最も重要な教訓は、アンチ検閲ツールの重要性を理解しているのであれば、TorをBitTorrentのために悪用してはならない、ということである。大量のDMCA通知が届いていることは、(Torが匿名化ツールとして)機能していることを示しているが、しかし、最終的には、それを本当に必要とした人たちが利用できなくなってしまうことを意味している。

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