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米当局がMozillaに「検閲回避」アドオンの削除を要請、しかしそれこそ検閲では?とやんわり拒否される

以下の文章は、TorrentFreakの「Homeland Security Wants Mozilla to Pull "Domain Seizure" Add-On」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:Homeland Security Wants Mozilla to Pull "Domain Seizure" Add-On
著者:Ernesto
日付:February, 2011
ライセンス:CC BY

米国土安全保障省ICEは、彼らが行うドメイン差押えの回避を可能にするFirefoxアドオンにご不満のようだ。ICE(移民関税執行局)は、彼らのアンチパイラシー戦略の『脆弱性』を修正すべく、 Mozillaに対しこのアドオンの削除を要請した。ICEには残念だが、Mozillaはこの要請を拒否し、この種の検閲はオープン・インターネットの脅威となり得ると主張した。

先月、私たちは「MAFIAA Fire」というイカしたFirefoxアドオンを紹介し、同アドオンは注目を集めた。

このアドオンは、ICE(その対抗策なので『fire』)によって差し押さえられたドメインをリストし、当該のウェブサイトが別のドメインを用意してある場合には、そのドメインにリダイレクトする。開発者は、このドメイン差押えが無益であることを示すためにコードを書いたという。しかし、ICEはこれをお気に召さなかったようだ。

このアドオンに気づいた国土安全保障省ICEは、即座に行動を起こした。このアドオンはどこであってもホストすることは可能であるが、ICEはMozillaに対し、レポジトリから削除するよう要請した。このアドオンが公開されてからわずか数日のことであった。

「先日、米国国土安全保障省からMozillaに要請があり、Mafiaa Fireアドオンを削除するよう求められた。」と、Mozillaのゼネラル・カウンセル(法務責任者)で商務副社長ヘンリー・アンダーソンは説明した。「国土安全保障省ICEの捜査チームは、このアドオンがドメイン差押え命令を無効化するものだと主張した。」

ICEは迅速な削除対応を期待したのかもしれないが、Mozillaの法務、商務部は、それほど簡単に要請に応じることはなかった。

「私たちは、正式な手続きを踏んだ裁判所命令、令状、法廷委任にはきちんと応じる。しかし、今回はそういった裁判所命令のようなものもなかった。」とアンダーソンは説明する。彼は、妥当な根拠のない要請に応じることで、オープン・インターネットの原則が脅かされることになるという。そこで、彼らはアドオンを削除するのではなく、11の質問で返した。

興味深いことに、それ以降、ICEからMozillaにコンタクトはなかった。

米国の当局が同様のマイルドな検閲要請をどの程度の頻度で行ってきたのかは推測するしかできないのだが、昨年、Wikileaksを排除した企業やサービスを考えると、今回が初めてのケースというわけではないのだろう。

「ここでの根源的な問題の1つとしては、媒介者はどういった状況で、検閲効果を持ち、オープン・インターネットの脅威となり得る政府の要請に応じるか、である。」とアンダーソンはいう。

「長期的には、伝統的にインターネットに寄り添ってきたデベロッパーおよびユーザの自由を害することなく、実際のデュープロセスと透明性を両立しうる、よりよいメカニズムを見つけ出していかなければならない。」と彼は付け加えた。

TorrentFreakが、MAFIAA Fire開発者の1人にコンタクトをとったところ、彼らのもとにはICEからの削除要請は届いていないという。また、たとえMozillaが削除していたとしても、彼らは自前のウェブサイトで公開を続けることができる。何より、彼は好戦的だ。

「Mozillaには感謝を表したい。当初は、(ドメイン差押えに関して)問題含みの状況の中、そもそもMozillaがホストしてくれるのかすらわからなかった。しかし、彼らは言葉だけではなく行動でもオープンソースをサポートしている。」と彼はいう。

実際、Mozillaが、ICEからの要請を、送られてきた封筒(訳註:送り主)ではなく、その中身を精査し判断したことは、賞賛に値する。

一方、MAFIAA Fireチームは本日、同アドオンのChromeバージョンを公開した。いずれのアドオンもオープンソースで、公式ウェブサイトよりダウンロード可能。こちらでもミラーされている。

ICEのMozillaへの要請は、裏目(backFIREd)に出ただけのようだね。

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