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SPARKD:市民ジャーナリストのための匿名BitTorentビデオストリーミングプロジェクト

以下の文章は、TorrentFreakの「SPARKD: Anonymous BitTorrent Powered Video Streaming」という記事を翻訳したものである。

原典:TorrentFreak
原題:SPARKD: Anonymous BitTorrent Powered Video Streaming
著者:Ernesto
日付:April 29, 2011
ライセンス:CC BY

今週、生まれたてのBitTorrentプロジェクトが MozillaのMojoコンテントに参加した。SPARKDと名付けられたP2Pビデオストリーミング・プラットフォームは、新たなアンチ検閲ツールを提供する。これにより、市民ジャーナリストは検閲を避けつつ、匿名で数百万のネットユーザにビデオをストリーミングできるようになる。また、同ツールのライブラリは、P2Pコミュニティで別の面白い使われ方をするかもしれない。

この10年、インターネットは人々のメディア消費習慣を急速に変えていった。それと同時に、ウェブは社会的変革運動にも大きな影響を与えてきた。

最近の中東で起こった革命に関して、TwiterやFacebookの役割がしばしば誇張されているが、ソーシャル・インターネットは、重要な変化をもたらしている。HashtagsやFacebookグループは、それ自体が何をするものでもない、しかし、新たなウェブサービスは確実に、ストリートにいる人たちと世界中の人々との情報共有を非常に容易にした。

VODOのP2Pエバンジェリストがスタートさせた新たなプロジェクトは、これをさらに大きく前進させるかもしれない。このプロジェクトの目的は市民ジャーナリストに完全な匿名性を与え、数百万の観衆に検閲に懸念せずにビデオをブロードキャストさせることにある。

SPARKDと呼ばれるこのP2Pビデオストリーミングツールは、MozillaのMojoコンテストに参加した。同コンテストは、ニュースの収集および報道の新たなアプローチを促すものとして設立された。SPARKDはコンテストを通じて、BBCやアルジャジーラなどの報道機関の1つとのフェローシップを与えられることを望んでいる。

SPARKDは、市民がどのようなデバイスからでも、匿名でビデオをストリーミングやアップロードでき、複数の分散化インデックスにより共有可能にする。ストリーミング配信は、P2Pテクノロジーに基づき、ピアによって扱われる。つまり、いったん情報が表に出れば、それを止めることはほとんど不可能ということになる。

VODO創設者でSteal This Filmディレクターのジェイミ・キングは、SPARKDは市民ジャーナリストがますます沈黙させられていく時代に必須のツールであるという。

「ある種の重大な情報の公表が、社会の変革に寄与しうることは明白です。エジプトでの市民ジャーナリストの役割を考えるべきでしょう。情報がいかにして、市民の状況の認識を喚起し、国内での運動を強化したか、を。」とキングはTorrentFreakに話した。

「もしくは、Wikileaksどうでしょうか。彼らは再起ン、イラク侵攻の背後にある原油利権を明らかにしました。これにより、今後、市民に戦争を売りつけるのは非常に難しくなっていくはずです。しかし、いずれのケースでも、配信インフラは蛇管の不確実性を抱え、攻撃されやすくもあります。」と彼は付け加えた。

実際、中東の主要ニュース媒体、アルジャジーラは、エジプトやリビアで妨害を受けた。同様に、Wikileaksは米国政府からさまざまな手法で、常に攻撃にさらされている。SPARKDは、この種の検閲を極めて困難に、ほとんど不可能にするという。

「そこで、BitTorrentによる分散化P2Pディストリビューションと開発中のSwiftプロトコルをコアとしたSPARKDが役立つかもしれません。ピアがディストリビューションの信頼性を高め、メイン・インフラとしてトラッカーレス・スウォームを用いることで、チャンネルへの検閲や攻撃が極めて困難になります。」とキングは言う。

「おそらく、P2Pはジョン・ギルモアの言葉『ネットは検閲をダメージと解釈し、それを回避する』を最も純粋な形で実現したものなのでしょう。まさにいまこそ、市民ジャーナリズムと共に、これを証明すべきではないでしょうか。」と彼は付け加えた。

プロジェクトの概要は、コンテストのウェブサイトにて確認できる。最も基本的な側面としては、ソースに完全な匿名性を与えることがある。SPARKDチームは、オリジナル・ソースと残りの世界との間にプロキシを挟むことで解決しようとしている。

「最初のアップローダーを守るため、HTTPでのアップロードにはプロキシを使おうと考えています。ユーザに選択できるよう、複数のパートナーとも協働しています。我々自身が、アップローダの詳細を知らないので、アップローダーの尻尾を掴むために我々を追い回しても無意味なのです。」とキングはTorrentFreakに話した。

このプロジェクトを援助したい、このアイディアに協力したい、提案があるという方からのコンタクトを、SPARKDチームは歓迎している。

「あなたがUIデザイナーであれば、私たちはあなたを必要としている。あなたがP2Pに精通したプログラマであれば、私たちはあなたを必要としている。あなたがライブビデオとソーシャル・カンバーセーションとのマージに関心を持っているのであれば、あなたが欲しい。私たちだけではできないというわけではありませんが、それは重要ではありません。共に働く人々との出会いは常によいことなのです。」とキングは言う。

SPARKDチームは、コンテストに勝利し、できるだけ早くベータ版を公開できるよう望んでいる。もちろん、彼らはコンテストに勝利できなくとも、このプロジェクトを予定通り拡張していくとのこと。

SPARKDは市民ジャーナリストのために重要なツールとなりうるが、その基盤となるテクノロジーは、ソースの匿名性の維持を望む、他のビデオストリーミングにも有益かもしれない。SPARKD自体は、明確に政治目的に制限されているが、その技術がいずれオープンになり、誰にでも使えるようになる。それがリリースされた暁には、いくつかのエンターテイメント指向のスピンオフが登場することになるのだろう。

SPARKS Flow Diagram

SPARKD自体は応援したいけど、その技術が海賊版ストリーミングに利用される方向性も期待できるって締めは、ちょっとゲンナリだけどなぁ。

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