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DRMを止め、MP3で配信すべき7つの理由

DRMの使用をやめ、MP3で音楽配信を行うことのメリットはこれだけあるんだよ、というお話。メリットがあるというよりは、それ以外に選択肢がなくなっている、という感じに近いけれど。ユーザを泥棒扱いしたツケを支払わされる段になっても、往生際の悪い業界団体。早いとこ覚悟を決めないと、置いていかれるよと思うのだけれどもなぁ。

原典:Wired News
原題:Who's Killing MP3 and ITunes?
著者:Eliot Van Buskirk
日付:Jan, 08, 2007
URL:http://www.wired.com/news/columns/0,72412-1.html?tw=wn_story_page_next1

誰しもが知っていることではあるけれど、MP3は他の音楽フォーマットよりも寄り多くのデバイスで利用できる。また、これも知っているだろうけれど、音楽レーベルは、AppleのiTuneが販売しているようなDRMが施されたものを好む。なぜなら、それによって人々が音楽を共有することが難しくなるから。

でもちょっと待って。今ちょうど私の窓(Window)を通り過ぎたのは豚だった?メジャーレーベルがMP3フォーマットを利用し始めるだろう状況は整っている、かつては不可能だとすらと思われていたが。MP3が音楽業界の将来である7つの理由をここの記す。

1. The labels don't have a choice
CDセールスが最終的に完全に行き詰ったとき、レーベルは厳しい決定を迫られる。つまり、AppleのiTMSの独占のまま排他的な音楽配信を続けるか、DRMというアプローチを徹底的に見直すか、である。

Appleによって既に身動きが取れなくなっていることを感じてはいるが、彼らは完全にSteve Jobsに音楽配信を独占させるつもりであるわけでもない。来るべきCDセールスの急落を生き残るレーベルは、自らの顧客をハイレベルの海賊たちではなく、支払いをしてくれる顧客として音楽ファンを扱わなければならないときがきた。PressPlayやMusicNetを開始するよりも、複数のMP3ストアと手を組んだほうが、より意味のあることである。

EMusic*は、大量の、人気のあるメジャーレーベルとの提携を行ってはいないけれど、Appleに告ぐ第二位の音楽小売業者である。なぜなら、彼らはデジタルライツではなく、デジタルミュージックを販売しているのだ。レーベルはAppleの支配に終止符を打ちたがっている。MP3はそれを可能にする唯一の方法であるように思われる。
*EMusicはMP3での音楽配信を行っている数少ない音楽配信業者。

2. Apple might be forced into interoperability
Appleは、iTuneから購入される楽曲がiPod,iTuneでしか(もしくはAppleと提携している携帯電話のみ)再生することができず、その独占的振る舞いから集団訴訟を起こされている。Appleは、強制的な相互運用が革新を妨げるとして、訴訟を退けようとしたが、裁判官によってその主張は却下された。現在、1月22日に進行協議が予定されている。

最近のAppleのSECファイリングは、iTunesから購入された楽曲を他のMP3プレーヤーでも再生するよう求める法律に応じることを強いられる可能性を示している(26ページ下段)。その場合、おそらくAppleはSun MicrosystemsのオープンソースDRMプランに従うことになる。

しかし、それは新たなデバイスも含まれる。そしてiPodを追い込んでいるサードパーティも同様だ。Steve Jobsはそれを嫌うだろう。MP3フォーマットへの切り替えは、既存のデバイスで機能し、Appleの支配を維持する。確かに、DRMの欠如はレーベルをひっくり返す。しかしまた、彼らには選択肢がないのだ。

3. Thomson has endorsed selling watermarked MP3s
レーベルによるMP3フォーマットへの切り替えが、オンラインミュージックストアで販売される無防備な音楽ファイルを追跡できなくなるということを意味するわけではない。Digital Watermarking Alliance(MP3コーデックをライセンスする権利を所有するThomson Multimediaを含む)は、最近、メジャーレーベルが電子透かし入りのMP3を販売するという考えを示したことを支持して、声明を出している。これは、レーベルがファイルを追跡する能力を失うことなく、非DRMの音楽を販売することを可能にする。

理想的には、これらの連番の、ユニークな電子透かしは、購入した楽曲をファイル共有ネットワークにリリースするユーザを告訴するために利用されるべきではない(いずれにせよ、そうなる前に賢いユーザは電子透かしを解除する方法を発見するだろう)。その代わりに、電子透かしは、共有収益プールから、いくらアーティストに支払うべきかを決定するために、再生数をモニターするために利用されるべきだろう。それは、購入されたことだけではなく、実際にどれくらい再生されたかを追跡もできるのである。

このようなシフトは、レコード産業の会計を自動化することになる-それはそれで、別の苦い薬なのかもしれないが。彼らはこれまでずっと、ペテンのような会計をして、アーティストから搾取してきた疑いがある(多くのアーティストはこれまでひどく高額の会計検査料を支払わされてきた)。

4. Amazon is rumored to start selling MP3s by April
(Amazonが4月からMP3を販売し始めるという噂)
デジタル音楽業界に噂されている非常に興味深いものとして、それはTaylor Dane, Led Zeppelin, John Sebastienの代理人の口から明らかになった。彼は来年の4月1日(日付によってここまで信憑性がなくなるとは・・・)までに、AmazonがMP3だけを扱うオンラインミュージックストアを開始するという。しかし、どれくらいのメジャーレーベルコンテンツが含まれるのかは不明である。それを受けて、Amazonは、自らの最も強力な交渉ツールとして、メジャーレーベルが個々に楽曲の価格を設定できるとしている-それはSteve Jobsによって長らくなしえなかったことである。

AmazonのMP3ストアに彼らの音楽のライセンスを提供することは、レーベルにとって2つの目的に合致する(販売ボリュームを10倍、それ以上にすることは除いて)。1つには、レーベルの可変価格設定構造を利用可能にすること、もう1つはiTMSの心臓にくいを打ち込むこと、である(知識あるユーザはDRMが施されたACCファイルよりMP3を好むし、多くのユーザがそれに気づきつつある)。

5. Sony: "DRMs are going to become less important"
(Sony:「DRMの重要性は失われつつある」)
先月ニューヨークで、Sony Electronicsの代表Stan Glasgowは、部屋一杯のリポーターに対して、SonyはiTune/iPodのような、Store/Deviceの組み合わせを市場に展開することを検討する一方で、DRMプランが将来、それほど「重要ではなくなってくる」と見ていると語った

これは、Sonyがデバイスを考える上で、複数のリソースからのDRMが施された音楽を扱うことのできることを、これからの方針に掲げている、と解釈することもできる。しかし、彼はその考えを否定した。同じポータルデバイス上で複数のDRMを実装することを「悪夢」だといった。とすれば、あるフォーマットから他のフォーマットへのDRMの変換をコンピュータベースのプログラムで可能にする以外(それはそれで別の悪夢だろうが)、MP3を使うことは、DRMを重要性を低減する唯一の方法となる。

6. People love AllofMP3.com
MP3ストアがどうなるか、の事例研究は既に存在する。それはロシアのサイトAllofmp3.comである。クレジットカードを使えなくするという試みが行われたにもかかわらず、いまだに人々は利用している。その人気は、デジタルミュージックの価格設定がもっと低くなるべきであることを示している(私は1曲10-25セントが妥当だと思う)。

デジタルグッズの売上が増加しようとも、その在庫に影響を及ぼすことがないため、レーベルはこれまでよりも遥かに多くの楽曲を販売することができ、それによって価格低下を十分に補うことができる-特にオンラインミュージックストアの提供し続けることのできる際限のないターゲッティングキャパシティーを考慮すると(たとえば、PandoraのようなサービスがAllofmp3タイプのフロントエンドとして使われるとしたらどうだろうか?)

7. MP3 has future options
それは古くなった技術ではあるけれども、MP3フォーマットは数度の変更を経てきている。コーディング技術は、音質(MP3PRO)とサラウンドサウンド(MP3 Surround)に関してMP3フォーマットに将来を与えるのが難しくなってきた。

これらのフォーマットはまだ飛び立ってはいないけれど、他の先進的なフォーマットと違ってMP3と逆互換性(reverse-compatible)を持つ。これによって、MP3PRO、MP3Surroundをサポートしていなくとも、MP3をサポートしていればそのデバイスでは再生可能となる。私が理解している範囲では、既存のデバイスでも、これらをサポートする単純なファームアップデートで、これらのフォーマットを追加することができる。

しかし、レーベルは、320Kbpsのビットレート、完全なmaxed-out、精密なID3v2タグを施すことで、ファイル共有サイトで得られるMP3との差別化を図ることもできる。

よりよいサウンド、音楽に連動する歌詞、BPMベースの再生リスト、その他詳細で、精密なタグなどが可能になれば、25セントを支払うなんて安いものだと私は思う。
かなり手厳しい意見だけれども、非常に理路整然としていて、面白いし、しかも説得力がある。

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