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アップル(ソニー、アマゾン、マイクロソフト)がジェイルブレイクを支持しなければならない理由

以下の文章は、Electronic Frontier Foundation の「Why Apple (and Sony, Amazon, Microsoft etc.) Should Support Jailbreaking」という記事を翻訳したものである。

原典:Electronic Frontier Foundation
原題:Why Apple (and Sony, Amazon, Microsoft etc.) Should Support Jailbreaking
著者:Trevor Timm
日付:December 2, 2011
ライセンス:CC BY

昨日、EFFは米国著作権局に、「スマートフォン、タブレット、ビデオゲーム機」のジェイルブレイクについて、デジタルミレニアム著作権法の免除を与えるよう求めた。こうした免除があることで、デバイスメーカーが承認しないアプリケーションやオペレーティングシステムを、法的な問題を抱えることなく実行できるようになる。これは、DMCA第1201節の「本法のもとで保護される作品へのアクセスを効果的にコントロールする技術的措置」の回避禁止を免除するものである。

2009年、EFFは、iPhoneやその他のスマートフォンをジェイルブレイクしたいユーザのために、アップルが反対する中、著作権局から免除を勝ち取った。このルーリングのおかげもあってか、ジェイルブレイク・コミュニティは活気づき、これらのデバイスにおけるイノベーション、セキュリティ、プライバシーをはかり知れないほどに向上させた。

それでは、なぜアップルやその他のメーカーは、このプロセスに未だに反対しているのだろうか?これは重要な問いである。当初、アップルはジェイルブレイクに対する同社の法的能力について、ジェイルブレイクは同社のビジネスモデルに食い込み、マネタイズを損ねるものだと主張した。しかし、アップルの収益はあらゆる側面で常に右肩上がりであった。

実際、ジェイルブレイク・コミュニティはアップルのような企業に損害を与えるよりも、最終的には助けとなっている。アップルやその他のメーカーが最初は拒否していた多くの機能が後に採用されているではないか。そこで、ジェイルブレイクが、スマートフォンのメーカーとユーザの双方にもたらした利益について見てみることにしよう。そして、ジェイルブレイクが、タブレットやビデオゲーム機(プレイステーション3やWii、XBOX 360)にも拡張されなければならない理由についても言及する。

イノベーション

誰に聞いても、ジェイルブレイク・コミュニティはスマートフォンのユーザビリティを大きく改善している。たとえば、このコミュニティは旧バージョンのiPhoneでビデオを録画できるアプリケーションを開発した。これは当初、アップルからリジェクトされたものだった。また、最初にiPhoneにワイヤレス・キーボードを接続したのもジェイルブレイカーたちだった。アップルは後にこれらの機能を採用した。

こうした模倣のパターンは、ユーザ・インターフェースのデザインから携帯電話の管理アプリケーションに至るまで、ジェイルブレイク・コミュニティがもたらした多数のイノベーションにおいても見られている。WiredのDavid Kravetsは「こうしたハックには、プルダウン通知ホームスクリーン・カメラ・アクセスワイヤレス同期などが含まれる」と言う

セキュリティ

セキュリティ修正については、メーカーの脆弱性修正が遅れたり、まったく対応されていないときに、ジェイルブレイク・コミュニティがスマートフォンユーザの保護に大いに貢献している。

iPhoneのウェブブラウザでPDFファイルを開く際のセキュリティ・フローが発見されたとき、アップルからの修正パッチのリリースは遅かった。メーカーから出される修正パッチを気長に待てないユーザにとって、自分自身を守るためには、インディペンデント・デベロッパーが開発した「非公認の」パッチをインストールするために、ジェイルブレイクしなければならなかった。

2011年のDigiNotarの失態は、なぜジェイルブレイクが必要不可欠であるのかを示す意味で、重要な事例であった。最近まで、DigiNotarは認証権限者(certificate authority)、つまり、クレジットカード・トランザクションを含む多数のサービス間のコミュニケーションを認証、保証するデジタル証明書を交付する機関であった。しかし、今年9月、それはハックされ、詐欺的な証明書を交付し始めた。それにより、悪意あるユーザがデバイスやサービスを悪用することが可能になった。初期バージョンのAndroidは自動的にはアップデートせず、古いオペレーティング・システムを使用するユーザたちが自分自身を守るためには、スマートフォンをジェイルブレイクするより他なかった。

プライバシー

モバイル・デバイスにおけるプライバシーへの懸念が高まりつつある中、ジェイルブレイク・コミュニティは、メーカーが保護してくれないユーザのプライバシーを守るために不可欠な存在である。

近くにいる誰かに自動的に存在を通知するテキストメッセージを隠す非公認のiPhoneアプリを最初に公開したのもジェイルブレイカーであった。また、ジェイルブレイカーは、アップルがiPhoneの詳細な位置データを無断で記録するのを回避するパッチを公開してもいる。同様に、Andoroidでは、BLE Privacy Guardという非公認アプリケーションを提供している。これは、サードパーティ・アプリケーションがセンシティブなデータにアクセスしようとするのを監視するためのものである。しかし、これらのプライバシー保護アプリケーションは、自らのデバイスをジェイルブレイクしなければ利用できない。

タブレットの人気は、ここ数年で爆発的な伸びを見せているが、EFFはiPadやNOOKのようなデバイスを使用するユーザにも、スマートフォンユーザがこの3年間に享受したのと同じ恩恵を与えるよう求めている。

しかし、それだけではない。我々は、ビデオゲーム機についても、免除を申請している。

ビデオゲーム機

Playstation 3やNintendo Wii、XBOX 360など、ビデオゲーム・コンソールのメーカーは、第三者の著作権を侵害するためでなくても、ユーザによるオペレーティング・システムやソフトウェアの選択を制限している。我々が申請している免除によって、ユーザは自らのコンソールで自らが選択したオペレーティング・システムを実行したり、「homebrew」アプリケーションを実行したりできる。

ビデオゲーム機は、パワフルなコンピューター・プロセッサを備えており、これはユーザにとってデスクトップに代わる安価な選択肢となりうる。研究者たちのみならず米軍までも、ソニーが別のオペレーティング・システムのインストールをサポートした際、PS3のクラスタをパワフルなスーパーコンピュータ群に加えた。しかし、ソニーが2010年のファームウェア・アップデートでこのオプションを削除したため、ジェイルブレイクしなければ、PS3でLinuxを実行することはできなくなった。実際、今年初め、ソニーはPS3のセキュリティホールに関する情報を公表した研究者らを、PS3にLinuxをインストールし、実行させるものだとして訴えた。我々はこの免除により、ユーザが自分のゲーム機に自らの選択でオペレーティング・システムやアプリケーションをインストールし、実行できるようになることを望む。

EFFは、アップル、ソニー、その他メーカーに、DMCAに関わるこれらの免除をサポートするようお願いしたい。ユーザ・エクスペリエンスを改善し、ユーザのプライバシー情報を保護し、セキュアであるために。

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