2007.01.25 Thu
Eff2:著作権侵害を監視するシステムの開発
アイスランドとフランスの研究機関が共同して、P2Pファイル共有ネットワーク内の著作権侵害を検索し、発見する技術を開発しており、その技術を援助してくれるようMPAAに求めたり、フランスの企業に技術を売却しようとしているよというお話。
原典:p2pnet.net
原題:Pirate alert: 'We SEE you !'
著者:jon Newton
日付:January 7, 2007
URL:http://www.p2pnet.net/story/10928
アイスランドとフランスの研究者たちが、ハリウッドに対して、P2Pファイル共有ネットワーク内で共有されている映画を探し出すことを可能にするアプリケーションの開発を援助してくれるよう求めている。巨大なサイズのデータベースでのイメージの検索は、容易なことではない。たとえばビデオと一言で言っても、それはたくさんの画像のつながりと、音声の合成されたものになる。ビデオが利用されているかどうかを検索するために、その比較となるインデックスを作成するとして、30fpsの2時間映画であれば30*60*120、21万6千枚のイメージを扱うことになる。もちろん、間引いてもいいわけだけれど。そのため、逐語的な記述ではなく、改変防止モードにあるコンテンツを捉えるためのデジタル記述を利用するばよいとのこと。
IRISAのTexMexとReykjavik大学のEff2チームは、迅速かつ効果的に「巨大なイメージデータベース」から高品質の結果を返すことができるという検索システムを作成している、とIRISA (Institut de recherche en informatique et syst?mes aleatoires)は述べている。
フランスのThomson Corporate Researchはそれに強い関心を示し、Eff2は12月終わりごろMPAAにそのプロトタイプを提示している。
「イメージデータベース、特にコンテンツベースのイメージ検索システムは、アプリケーションの領域の中でも、ますます重要になってきている。」と2つの組織はEff2のアブストラクトで述べている。そのアブストラクトは以下のように続く。
さらに、現在、イメージの詳細を利用する新たなアプリケーションは、最新のイメージ処理技術のおかげで非常に早い進展を見せている。非常に効果的である(高品質の結果を返す)一方で、これらのイメージ処理技術はその複雑さゆえ、そしてソフトウェアの従来の下層レイヤーの不適切さゆえに、非常に効率が悪い(結果が返ってくるのに非常に時間がかかる)。現実的なサイズのイメージ収集に対処する場合、巨大なスケールであることが一般的である。
このプロジェクトの目的は、アプリケーションや問題にかかわる現代の大規模なコンピュータ・ビジョンに対する効率や効果を支援する新たなデータベースを研究、発展させることである。
「明らかなこととして、Thomsonの目的は、我々の研究から製品を市場に出すことです」とIRISAは語る。「続く技術譲渡契約は3つの部分からなります;ソフトウェアの譲渡、Thomsonの必要条件に合う改変、それに伴うコンサルタント。さらにこれから考えられることとしては、Quaeroとの長期のパートナーシップの見通しであり、主なFranco-Germanプロジェクトとしては、マルチメディアドキュメントの巨大な集積を管理、検索、探索する技術に関する新製品や新技術の開発である。
また、映像の一部分だけの利用や、電子透かしが除去されたものであっても、探知可能であるとTexMexのPatrick Grosはいう。
Grosは、CAM撮りされた海賊版ビデオの大きな特徴として、25fpsから30fpsへの変換、イメージの歪曲、色彩の変化などをあげているが、「オリジナルからのこれらの変化は、記述され、発見することができる。」としている。ただこの研究はTexMexが扱うことではなく、Thomsonの領分だといっているけれど。
個人的には、このような技術の開発が進むのは、いいことかなと思うけれど・・・、こんな風にこのやり方はこれくらい効果的なんだ!と喧伝する記事はよく見るのだけれど、このやり方がこれくらい効果をあげました!という記事を見ないのは何ででしょうか・・・。売れてないのかな?
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