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イタリア著作権団体:「現行法ならダウンロードでも罪に問える」

昨日のエントリでも扱ったイタリアでのP2P著作権侵害裁判の続報です。この無罪判決に対して、イタリアの著作権団体のスポークスマンが、この判決によって、自分たちが不利になることはない、現行法ではダウンロードだけでも違法だ、と主張しているよ、というお話。おそらくは、不遡及の原則があるので、この事件意向に成立した著作権関連法が適応されないだけであり、現行の法律で裁かれれば、違法だよということを示唆しているのだと思われる。

原典:MacWorld
原題:Labels deny Italian file-sharing victory
著者:Philip Willan
日付:24 January 2007
URL:http://www.macworld.co.uk/digitallifestyle/news/index.cfm?newsid=17027&pagtype=allchandate

火曜、Italian Music Industry Federation(FIMI)のスポークスマンは、インターネットからの著作物のフリーダウンロードの勝利だといわれている判決ではあるが、これがイタリアの法律(の解釈)を変えるものではない、と語った。

今月はじめ、イタリア最高裁にあたる破棄院は、著作物を違法に交換したとしてトリノ控訴裁判所が2人の学生に下した3ヶ月10日間の禁固刑を破棄した。営利目的によるファイル交換ではなかったとして、トリノ工科大学の学生は無罪となったと、イタリア紙が週末に報じた。

問題となった行為は1999年のことであり、その間、2003年のEU著作権管理*1などの複数の法律が成立しており、それらはフリーで著作物を手に入れるためにインターネットを利用することを違法化している、とFIMIスポークスマンは指摘している。

「判決の重要な点は、マスメディアによって誤った形で報道されています。報道ではあたかも、著作物をダウンロードすることは、もはや罰せられないと述べています。しかし、それは正確ではありません。違法にダウンロードする人は全て、罰することができます。」とスポークスマンは述べている。

違法に著作物をダウンロードすることは罰金の対象になり、ダウンロードがP2Pファイル共有の中で行われるならば、そのユーザは刑事犯として起訴することも可能であるとFIMIスポークスマンは言う。「現行法に対しては、全く持って不備があるとは思っていません。この判決によって、法律の修正を求めるという必要はありません。」と彼は語った。

*1EU著作権管理(EUCD:European Union Copyright Directive)とはEU版のDCMAのようなものです。詳しくはこちらを。

まぁ、それでもダウンロードを違法化するのは多少は無理があるようですが。昨日のエントリでも引用したように、EU議会で現在提出されている著作権保護規定の中で、ダウンロードも含めた違法化を狙っている部分がある。このことは、少なくとも現行のイタリアの著作権法、EU著作権管理だけでは、ダウンロードを違法化することは難しいことを認めているようなものだろう。

ただ、このスポークスマンの言いたいことは、非常に良くわかるけどね。あたかもダウンロードは合法であるという感じで伝わってきているし、それが違法ファイル共有ユーザにとって自分たちを後押ししてくれるような感じに受け取れなくもない。しかも、この事件がインターネットに対応した著作権法が施行される前であるということも、それほど重視した報道というわけでもなかったみたいだし。免罪符を与えるような報道には、思うところがあったんだろうね。

まかそれでもダウンロードが違法なのは、スウェーデンだけなんじゃないかと思うけれど。

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