スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

P2Pファイル共有を利用したスパム広告

P2Pファイル共有、特にLimeWireなどの検索結果を返すタイプのP2Pファイル共有ネットワークで、その検索リクエストを利用した広告が行われているよというお話。ポップアップ広告などを含んだビデオファイルを、あたかも目当てのファイルであるかのように偽装して、そのファイルを再生すること、もしくはクリックすることで、ポップアップを表示させたり、広告主のサイトに誘導しようというもの。 現状ではそこまで問題にはならないかもしれないけれど、いずれはスパムと同様になると予測している。検索をかけたら、結果はスパムファイルだらけ・・・なんてことにならなきゃいいけど。

原典:NewTeeVee
原題:P2P Advertising: Just More Spam
著者:Janko Roettagers
日付:January 25, 2007
URL:http://newteevee.com/2007/01/25/p2p-advertising-just-more-spam

これまで、P2Pネットワークから偽の検索結果がどこから来るかについて、疑問に思ったことはあるだろうか? あなたの検索結果に表示されたビデオによって、アダルト版YouTubeクローンやその類のwebサイトの大量のポップアップ が開かれ、もうLimeWireを使えなくなったというなら、そうかもしれない。おそらく、これらのビデオは、P2Pads.comによって提供されている。この会社は、P2Pネットワークを通じて、顧客にキーワードベースの広告を届けることを約束している。

eDonkeyやGnutellaといった従来のP2Pネットワークは、依然として常に900万人のユーザをひきつけている。そのことがますます多くの広告企業に、その市場を利用することを熱望させる。Mountain ViewをベースにしたP2PベンチャーであるSkyriderは、昨年2000万ドルの収益を上げた。彼らは、主流メディア企業に「望ましい、技術知識豊富なオーディエンス」を約束した。

P2Padsは、それとは若干異なったバックグランドを持つ。同社はGallery Traffic Serviceに属しており、それはカナダに基盤を持つアダルト広告を配信するグループである。P2Padsはアダルト向けの広告を行っているが、同様にメインストリーム市場を意識してもいる。P2PadsのオーナーMark Hursonは「我々は、着信音、音楽、ビデオ、ゲーム、アダルト、その他の多くの『ニッチ』に対する膨大なトラフィックを持っています。」という

このトラフィックを得るための彼らの武器は、AppleのQuickTimeプレーヤー内からブラウザポップアップを表示させる、若干紛らわしいタイトルのつけられた短いビデオクリップである。もちろん、多くのメディア企業は、彼らの顧客からスパムだとして訴えられることを望まないだろう。そのため、P2Padsは彼らのターゲットアプローチを言及する際に、細心の注意を払っている。彼らのwebサイトより。

あなたのメディアファイル(たとえば商業的なビデオ、音声広告、プロモーション)を使って、我々はクリッカブル広告またはポップアップ広告をそのファイルに埋め込みます。あなたが前もって我々に提供するデモグラフィックまたはカテゴリによるキーワードを利用して、特定の市場をターゲットにすることを容易にします。

では、どうやってP2Pネットワークで特定の市場をターゲットにするのだろうか。その答えは、会社の沿革を調べるとわかるだろう。P2PadsはYoubrain MediaのBrad Gosseによって設立された。Gosseは、Rentacoder.comで彼のP2P広告ソフトウェアを作成するためにプログラマを雇った。彼の投稿はこのようなものであった。

私は、検索リクエストに基づいてLimeWireを通じてファイルを届ける方法を探しています。(・・・)ファイルは、$searchquery + .mp3として届けられます。

Gosseは数ヵ月後、よりターゲットアプローチを進めるため、キーワードリストに基づいたメディアファイルを最大20,000個のコピーを作成するために人を雇った

正確に言うと、P2Padsはこの正確なターゲット広告キャンペーンでなんら違法な行為は行ってはいないし、P2Pネットワークを汚染している唯一の会社というわけでもない。もっと多くのプレーヤーがこの市場には存在しており、その範囲もスパイウェアを広めようとする危険なアウトレットから、Skyriderといった数百万ドルのベンチャー企業までさまざまである。

しかし、彼らはみな同様の問題に取り組んでいる;ユーザがダウンロードする前に、それらのファイルがコマーシャルであるのか、コンテンツであるのかを区別する機会がなければならない。企業が、マルチメディアファイルに偽りのラベルをつけ、ひそかにポップアップを表示させることでペイロードをえるということは不可能である。

最後に、P2P広告主は、彼らのコマーシャルをコンテンツから切り離すために、P2Pソフトウェアメーカーと共に取り組まなければならない。さもなければ、P2P広告はSPAMを言い換えただけのものになってしまうだろう。
少なくとも、この手のサービスはファイル共有と共存共栄していける類のものではないだろう。もちろん、広告部分が挿入されたファイルであれば、それはそれで共存できるのだろうけれど、広告のみを目的として、ユーザをだますようなフェイクファイルに過ぎないものを大量にばら撒くというのは、リソースを食い散らかしていると批判されても仕方のないことだろう。というのも、そこにはユーザにとってのメリットがないのだ。もし、広告部分を含んだメディアファイルであれば、ユーザにとってはコンテンツが主で、広告が従として考えられる。そのような形態であれば、ユーザも(いやいやかもしれないけれど)受け入れやすいものだろう。しかし、広告を見せるためだけの、コンテンツとして満足のいかないようなものを、スパムのようにちりばめるという行為は、ネットワークの停滞を招くだけである。

もちろん積極的に利用していく、という姿勢はよいのだが、SPAMと同じ手法で人々を引っ掛けるというやり方は、全く持って賛同できない。個人的には、現状でも立派なスパムではないかとすら思える。RIAAによるFlood戦略が功を奏したように、本気になってSPAMファイルをばら撒こうと思えば、ネットワーク自体を機能させなくするのは十分可能である。著者であるJankoは、それがコマーシャルのなのか、コンテンツなのかを区別できるように、とか、P2Pソフトウェアメーカーと広告主との取り組みが必要だ、と述べているが、SPAM業者にそのような甘いことは通じないと思うんだけどなぁ。彼自身はあくまで語気を弱めて発言しているのだろうけれどね。話してわかる相手なら、世の中からSPAMはとっくになくなってるわけで。

参考リンク
P2Pスパムの脅威

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/227-1034f9df

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。