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無料VPNサービスSecureIX、匿名BitTorrent Downloadを提供

SecureIXという無料VPNサービスを利用することで、P2Pファイル共有でのISPによる帯域制御を回避したり、ISPにログを保持されるのを防いで訴訟の危険性を減らしたりできるよ、というお話。といっても、ログはSecureIX側が保持しているわけで、完全な匿名性というわけではない。ただ、現状よりは多少マシになるかも、と考える人もいるかもしれないしね、そういう人にはナイスなサービスかもしれない。ちなみにVPNについての知識をあらかじめ持っていた方が良いと思うので、VPNについて知りたい方は、こちらを参照するかぐぐってくださいな。

原典:TorrentFreak
原題:SecureIX Offers Anonymous BitTorrent Downloads
著者:Smaran
日付:February 04, 2007
URL:http://torrentfreak.com/secureix-offers-anonymous-bittorrent-downloads/

SecureIXと呼ばれる企業が、フリーなVPNサービスを提供している。それを利用することで、BitTorrentのSwarmやP2Pネットワーク内のPeerから、自らのIPアドレスを隠すことが可能となる。それだけではなく、そのサービスはまた、データを暗号化しトンネリングすることで、ISPがそれを盗聴し、制御することを非常に難しいものにする。

SecureIXは昨年開始されたサービスであるが、それに関してまったく話題に上ることもなかった。我々でさえ、最近になってそれを知ったくらいである。非常に重要そうなものであるそれが、なぜこれまで話題に上がらなかったかについては、よくわからない。

SecureIXの提供するものは、「セキュアサービス」の包括的なパッケージである。PGPで暗号化されたIMAP/POP SSLが利用可能なe-mailアカウント、1GBのストレージ、Usenet(訳注:ニューズグループ)へのアクセス、暗号化されたVPNサービスなどである。これら全てがパーソナルユースではフリーなのである。

VPNアクセスのセットアップの説明は、SecureIXに登録(Sign up)したときに作成されるe-mailアドレスに送信される。そのようにして、サイトから送られるe-mailをインターセプトすることは絶対に不可能なのである。

そのサイトでは、SecureIXがどのようにして更なる海賊行為を提供するのかについて説明する。

あなたが我々のVPNサーバに接続するとすぐに、あなたのPCに新しいIPアドレスが割り振られます。そのIPアドレスはあなたのISPのものではなく、我々が所有しているIPアドレスとなります。あなたが我々の静的IPレンジを利用する限り、個々のユーザとIPアドレスとを結びつける記録は残りません。IPアドレスは多くのユーザによって共有されます。インターネット上のリモートサーバが、IPアドレスによってあなたを特定しようとする試みは、そのようにして失敗します。

なかなか理解しにくいこととして、同社がなぜこのようなサービスを無料で提供しているのかということである。このサイトは将来、彼らのポリシーを変更する権利を有しているけれども、「現在の計画は、常に無料サービスを提供することです。」と彼らは述べている。

しかし、この無料サービスはどの程度安全なのだろうか?結局のところ、彼らはビジネスVPNサービスも販売しており、それは商業サービスである。そして、たとえISPにはデータが残らないとしても、トンネリングを行うためにVPNサーバを利用することで、SecureIXがそのデータを保持すること確かである。このように、SecureIXがISPに取って代わっているのである。これは非常にすばらしいアイディアだろう。しかし、SecureIXが、ISPよりも信頼に足りるかどうかなど、誰が知っていようか。

もし、あなたのISPが暗号化されたBitTorrent転送をブロックしているのであれば、このSecureIXの提供するサービスは非常に有用なものであろう。カナダでは、RogersはBitTorrentによる接続、暗号化、その他のBitTorrentに関わる転送全てを抑制している。BroadbanReport.comはこう述べている。「Rogersは、再びBitTorrent帯域による消費量を制限するために、Ciscoの高度かつ精緻なパケット監視を可能にする帯域制御ハードウェアにアップデートした。一部ユーザたちは、新たな帯域制御への努力を回避するために、VPNソフトウェアSecureIXを利用している。」
さて、このサービスが実際に使えるかどうかは別として、この手のサービスが本当に有用かどうかを検討してみる。

まずはISPによって帯域制御を掛けられている場合は、確かに有用かもしれない。もしあなたが、合法的なダウンロードを困難にしている、現状の過剰な制限を回避するためにこれを利用するのであれば、個人的にはお勧めしたい。確かにP2Pファイル共有トラフィックが、その他の用途で利用されるトラフィックに比べて非常に高い占有率を占めているのは問題であるが、その大半を生み出している違法ファイル共有の有り様によって、そのような偏見を持って過剰に制限されている感もある。

今後、有用な技術であるにもかかわらず、このような現状が続けば、その発展は妨げられることになるし、暗号化による回避という手段への熱心な追求が、開発を停滞させることもあるかもしれない。その点では、このようなサービスによって過剰な制限を回避することもやぶさかではないと考えられる。

では、このサービスによって付与される匿名性はどうだろうか。このサービスは規制を回避するだけではなく「匿名性」をも付与してくれる。となれば、違法ファイル共有ユーザは安心してファイル共有にいそしめる、となりそうなのだけれど、記事にもあるように、例えISPがユーザのログを保持できないにしても、このSecureIXのログと紹介することができれば、確実にその人が特定されることになる。簡単に言えば、SecureIXに情報開示命令がくだれば、個人が特定される可能性があるということ。

もし、SecureIXがログを保存しない、もしくは短期間で破棄するのであれば、そのような危険性は激減するのだろうけれど、その扱いがどうなっているのかについては目を通した限りでは言及されていなかった。彼らは、彼らの持つIPレンジをユーザ間で共有しているから大丈夫だというのだけれど、ログを保持しているのであれば、現実的には特定は可能となる。

といっても、ダイレクトにISPにログを保持されるよりは幾分マシな間もある。でも今後このサービスを利用するユーザが増え、問題化していけば逆に危険が高まる可能性もある。というわけで、違法なファイル共有をしたいという人には、このサービスはそれほど有用なものではないかもしれない。

早速、このサービスを試してみました。詳細は次のエントリで。使ってみたい方は参考にしてね。

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