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中国政府、国内436の著作権侵害サイトに停止命令

ついに中国が本格的に著作権侵害への対策に乗り出したよというお話。といっても、あくまでもスタンスを見せるためだけのものだとは思うけれどもね。この背景には、先日の中国政府と米国通商代表との著作権侵害問題に関する合意があるのだろう。しかし、一方でその対策自体がスタンスであり、あまりに甘い処分や成果のしょぼさにがっかりしている人たちもいるようだ。

原典:ZDNet News
原題:China shuts 205 Web sites in piracy crackdown
著者:Reuters
日付:February 7, 2007
URL:http://news.zdnet.com/2100-9588_22-6157422.html

これまで音楽や映画の深刻な違法ダウンロードへの対策をとってこなかったことで、西側諸国に批判されてきた中国であるが、今週木曜、インターネット海賊行為に対する取締りを行い、205のwebサイトを閉鎖したと発表した。

中国当局は、昨年の9月から今年の1月までの間、海外の産業団体から要請のあった130のケースに加えて、合計436のケースを調査しており、361の違反者に対して侵害を停止するよう命じた。

「インターネット上での知的所有権の侵害は、著作権所有者の財産を深刻に傷つけ、多くの対立を生む-そのようにしてインターネットの秩序が崩壊している。」と 国家著作権管理局の副長官Yan Xiaohongは、記者会見で語った。

この措置によって、当局は合計705,000元(91,000ドル)の罰金を課し、71台のサーバを没収し、6つのケースを裁判所へ移した、とYanは語る。それらのうちの1つは有罪となったことも付け加えた。

非常に突出したケースでは、当該サイトはソフトウェア、書籍、音楽、テレビ番組のダウンロードを提供していた。またあるケースでは、中国北東部の長春の全てのインターネットカフェで、海賊盤の映画へのリンクがなされていたが判明した。

中国の人々は、正式に認可された製品が高額であるため、また政府によって文化の輸入を制限されているために、著作権侵害された音楽や映画のダウンロードを常習的に行っている。中国国内では多くの西洋映画は、公式に利用することすらできない。

海賊版の音楽、映画、ソフトウェアは、中国の通りで公然と売られている。これは米国との通商関係において主な悩みの種となっている。

中国政府の発表によると、中国には現在843,000のwebサイト、1億4,000万人のインターネットユーザ がおり、同国を世界第2位のインターネット市場をにしようとしているという。

Yanは、それらのサイトに置かれていた侵害された著作物がどれくらい多かったのかについて言及することを避けたが、中国がこの問題に対処するために本格的に取り組んでいることを、その通商相手国に理解を求めている。

「インターネットの発達が非常に早いことからも、中国において、他の国々と同じように、これを効果的に管理するためには、それなりに時間がかかりそうであると思われる。」と彼は語った。
さて、問題は中国がどの程度本気でやるかであるけれども、個人的にはその効力は一時的なものなんだろうと思う。おそらく熱心に見せるのは最初のうちだけで、いずれ中国政府が求める元が得られればあとは放置って感じがする。もちろん、要請があったのものに関しては対処するのだろうけれど、自発的にこれらの対策を進めるとは思えない。記事にもあるとおり、相手国に対する理解を求めるための方便であって、それが今後の海賊webサイトの撲滅には繋がってはいかないだろう。

当局は、対策には時間がかかるとしているが、少なくとも要請を受けたものだけを対処したとしても、相当な数のサイトが閉鎖されるだろう。少なくとも、中国はそれらのサイトを即刻閉鎖できるだけの独裁的な権力を中央は有しているはずである。他国のようにさまざまな問題をクリアしつつ対処していく、などという高尚な考えなどないだろう。天安門での虐殺はできるが、webの取締りには時間がかかるなど、信じられるわけもない。

まぁ、ある意味では中国国内でこのようなサイトの運営をすること自体が相当なリスクを背負うことになったわけで、その脅威から運営を停止する人たちも出てくるだろう。あくまでもそこは、当局のさじ加減一つで、なんだってすることができる場所なのである。

と、書いていたらITMedia Newsにもこれに関する記事が書かれていたので、そちらも紹介。この記事では、もう少し詳しく書かれているのと、やはり対策の結果が芳しくないことが述べられている。

中国の海賊版取り締まり、成果見えず - ITMedia News
 米国の大手映画会社を代表する権利保護団体、米国映画協会(MPA)は、中国の不正コピーやインターネットでの違法行為により、米国の映画会社は2006年に2億4400万ドルの損失を被ったとしている。

 違反者に対する処罰が軽すぎることが事態を悪化させているという批判もある。

 中国四川省の「ジュウチェン劇場」と名付けられたWebサイトは、2004年の公開以来400本の映画を不正にダウンロード提供してきたことが判明した。

 発表によると、当局はこのサイトを閉鎖し、サイト運営者のSichuan Telecomに1万元(約16万円)の罰金を科した。Sichuan Telecomは国営企業、China Telecom Groupの子会社。

 ヤン氏は、処罰はもっと厳しくすべきだと感じる著作権保有者のいら立ちは分かるが、法律の変更は立法府が担当するものであり、行政府の管轄ではないと述べた。

 米連邦政府によると、米国国民3億人のうち約2億1000万人がインターネットに接続できる。中国のインターネット人口は現在1億3800万人。
いかにインターネット人口が増えたところで、それが市場として認知されるには海賊天国のままではいけないだろう。 これを見る限りでは、上述したような抑制効果は期待できないかもしれない。あまりに軽い処罰を考えると、やはりそれは単なるスタンスであって、人民が海外のものにお金を費やすよりなら海賊行為を黙認し、それを防擬態という部分もあるのかもしれない。確かに、MPAの被害額の算出はいつものように誇大なものであるのだろうけれども、それでも中国当局が課した罰金はあまりに軽すぎるだろう。

しっかし、国営企業の子会社がこんなことをしているのだから、本当に恐ろしい国だ・・・。中国がwebでの海賊サイトの中心である理由がよくわかった。しばらくは、このまま(中国人による)海賊天国が続くんだろうなぁ・・・。

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