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中国での検閲を後悔するGoogle、遠い将来の路線変更を示唆?

中国におけるGoogleの検閲への協力は有名なことだし、それによってGoogleが非難されていることも周知のことと思う。それに対してほぼ静観を貫き通してきたGoogle、その創設者がこの検閲への協力を後悔しているという発言をしているよ、というお話。 そして、それに対して将来的な路線変更を示唆したものの、 全ての人に理解してもらう必要なないという開き直りとも取れる発言もしている。 Ian Clarkeではないけれども、インターネットは自由であるべきだと思う人からは、少なくとも検閲という行為への協力は、彼らの最も嫌ったEvilな行為である。

原典:The Guardian
原題:China censorship damaged us, Google founders admit
著者:Jane Martinson
日付:January 27, 2007
URL:http://business.guardian.co.uk/davos2007/story/0,,1999994,00.html

中国におけるGoogleサーチエンジンを検閲するとしたGoogleの決定は、同社にとって非常にBADであったと、その創設者は昨日認めた。

1998年、スタンフォード大学を中途退学した2人の男、Sergey BrinとLarry Pageによって開始されたGoogleは、2005年に中国でそのサービスを開始するにあたり、Googleのもつ「悪いことはするな(Don't be evil)」というモットーを売り払い、ご破算にしたと非難された。同社は、天安門大虐殺や法輪功運動のような政治的な話題を排除するために、中国で用いられる検索エンジンに修正を加えた(訳注:つまり検閲に協力した)。そのことが、彼らの中心的な市場である西側諸国での反発を引き起こした。

昨日、Brin氏はその決定を後悔しているかと問われたのに対して、それを認める発言をした。「ビジネスレベルにおいて、検閲をするというその決定は・・・ネットは否定的でした。」同社は1度だけ遺憾の意を表明した。しかしそれは昨日ほど強い言葉ではなかった。Brin氏は、同社が米国と欧州における評判を損なったことで、非常に苦しめられたという。

昨年、ワシントンでのスピーチで、Brin氏は同社が中国で運営を行うために、その信念を曲げることを強制されたと認めた。その際、彼は中国における同社のスタンスの反転の可能性をほのめかした。彼は「おそらく今、(我々の)信念とするアプローチがより多くの意味を成すでしょう」と語った。

昨日語られたことからは、ポリシーの転換が近い将来にはなさそうである。共同創設者のLarry Pageはこう述べている。「私たちは常に、何をするべきかについて考えています。しかし、私は企業として、その決定があまりに多くの理解に基づいてなされなければならないとは考えていません(訳注:多くの人に理解してもらう必要はない、ということか)。」

この中国への進出以来、Googleはその支配的地位と権力ゆえにMicrosoftと比較されるようになった。「私たちは、そのようにして私たちのことを話す人々にとても敏感になっています。」とBrin氏はいう。Page氏は「私たちは非常にオープンなパートナーシップを持っているし、収益の公平さに関しても高い透明性を持っています」と2つのテクノロジー企業の違いを説明した。
個人的な思いとして、インターネットは自由であるべきだと感じている。もちろん、無制限な自由を求めているわけではないし、法にのっとった一定の制限がなされるのは致し方ない部分もあると思う。しかし、インターネットのもつ自由というのは、検閲とは対極にあるべき存在であると信じている。インターネット自体は中立であるべきなのである。インターネットに色をつけるのは、そこに参加する1人1人の「you」なのだ。

インターネットジャイアントとなったGoogleであるが、これまでの道のりでその創設者2人は"Don't be evil"というモットーを掲げ、それゆえにインターネット上で影響力を強めてきた。Googleはインターネットの一部であったのだ。

しかし、この中国での検閲に対する協力的姿勢をはじめとして、その信頼が薄らいでいる。たとえ、お金儲けに精を出しても、その資金力から多くのサービスを買収して自社に組み込んだとしても、その中立性が保たれている限りはGoogleはインターネットの一部足りえた。しかし、それが徐々に変わりつつある。Googleも単なる色がついた企業なのだと。

Evilな存在となってしまったGoogleが、Innocentな存在に戻ろうとするには相当な努力が必要となるだろう。それはもう望むべくもないし、彼らもそれを望んではいないのかもしれない。中国という巨大な市場を手に入れるために、自らの高尚なモットーを売り払った時点で、もう引き返すことはできないのだろう。

Larry Pageの発言からは、もう拭い去ることのできない汚名に対する開き直りとも取れる感情が読み取れる。確かに彼の言うとおりで、彼らも慈善事業をしているわけではない。自社の最大の利益を目指す一企業なのだ。そして、私の感じているようなインターネットの自由などというのは所詮は主観でしかない。そして、GoogleがEvilになったと感じるのも主観でしかない。

しかし、彼らが相手にしているのはその主観を持った1人1人の個人であり、その個人が主観によってEvilと感じられ、Microsoftと同じだなどと揶揄されているのだ。


インターネットというものを非常に抽象的にとらえてしまったことで、どうもわかりにくい部分があったかもしれないけれど、なんとなく、そんな風に思うわけです。

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