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国際知的所有権協会、ThePirateBayを名指しで懸念対象にあげる

ThePirateBayが国際知的所有権協会(IIPA)の著作権侵害レポートの特記事項として挙げられたよ、というお話。

原典:TorrentFreak
原題:Sweden: A Safe Haven for Pirates
著者:Mathias
日付:February 18, 2007
URL:http://torrentfreak.com/sweden-a-safe-haven-for-pirates/

スウェーデンは海賊たちの安息の地と考えられているようだ。International Intellectual Property Alliance(IIPA)は今週発表された著作権侵害レポートにおいて、The Pirate Bayをその特記事項として扱っている。

IIPAによるレポートは、スウェーデンの人気のBitTorrentトラッカーThe Pirate Bayへの急襲の後に起こった政治的論議をハイライトしている。著作権産業は、 同国社会民主党と保守党が、著作権侵害を違法とする代わりに、ブロードバンドフィー(補償金?)を徴収するというアイディアに前向きな評価をしていることに懸念を示しているという。

The Pirate Bayへの急襲、そして海賊党の高まり、それらは確実にスウェーデンの政治的情勢に影響を与えた。The Pirate Bayの早期の復旧は、IIPAやMPAA、その他の反海賊行為団体にとって、平手打ちのようなものだっただろう。

IIPAのレポートはこのように記している:

スウェーデンはまた、世界最大のBitTorrentトラッカーであり、スウェーデン最大のwebサイトであるThe Pirate Bayのホスト国でもある。サイトの運営者たちは、侵害を容易にし、さらに彼らの侵害的活動への警告状を送付する権利保有者たちを狙い撃ちにするという彼らの役割を、誇らしく見せびらかしている。The Pirate Bayは2006年中ごろ、スウェーデン警察によって急襲された。サイトは復旧し、現在運営を続けているけれども、2007年の中ごろには起訴されると予測されている。
IIPAは、未だスウェーデンに広がる海賊行為の終焉を見ることはできない。同組織によると、49万本の映画が第3四半期の間にダウンロードされ、前年の46万8千本から増加しているとレポートにはある。しかし明確なソースの明示はされなかった。

同組織によると、スウェーデン人が海賊行為に対して寛容であるという事実(レポートでは、それはメディアや世論によって明らかであるとしている)によってその状況は困難さを増すという。政治家たちが、ファイル共有問題の範囲を理解しているとは考えられない。しかし同組織は、海賊に対する戦いでの新たな対策を、新しい政府と協調して見出せることを期待しているという。
個人的には、面目を潰されていることに対して懸念を示しているように思うのだけれどもね。 というのも、いかにThe Pirate Bayがトラッカーとして最大級のものであっても、その人気は常に三番手である。TorrentSpy、Mininovaのほうが常に利用者は多いのだ。これらのTorrentサイトとThe Pirate Bayとの違いといえば、レポートにも示されているように、権利所有者に対する挑発だろうか。The Pirate Bayは上記の2つのサイトと異なり、Torrentの削除要請には一切従わない。しかも、従わないだけではなく、そのメールや文書でのやり取りを常時公開し、さらし者にしている。完全に馬鹿にしているのである。その態度に対してもやはり業界団体ははらわた煮えくり返る思いがあるのかもしれない。

そして、上記のサイトとThe Pirate Bayが決定的に異なるのは、ここでの議論にもあるように、スウェーデンという国柄である。もちろん、一部進んでいるところもあり、スウェーデンではダウンロードであって著作権侵害にかかわるものに関しては違法であると定められている。しかし、それが実際に適用されたこともないし、逆に著作権侵害に対して寛容な部分もあるくらいである。記事にもあるように 著作権侵害を違法としない代価の方法に対してもオープンな姿勢をとっている。というのも、スウェーデンには海賊党なる政治団体が存在しており、議席を獲得することはならなかったが、それでも政治的に無視できない存在にはなっている。

とはいえ、個人的にはThe Pirate Bayの運営が未来永劫続いていくとは思えない。もちろん、彼らの運営の意思、というのもあるだろうが、それを抜きにしてもいつかは何らかの対策をとられてしまうことは避けられないだろう。もちろん、彼らの母体であるPiratbyranはその活動を続けていくだろうけれども、The Pirate Bayという存在がそれと同時に続いていくわけではない。

更に思うこととして、このような活動や思想が支えられるのも、やはり著作権という概念がユーザと業界団体とのコンセンサスが取れていないという部分にあるのではないかなと。もちろん、明示的なものではなく、感覚的なものなのだけれども、多くの人は著作権のあり方、特にそれを過剰に利用して利益を上げようとする業界団体のあり方に疑問を持っている。現在では、著作権のあり方1つが、ユーザの不利益にもなれば、利益にもなる。しかし、これまでそれを規定してきたのはほぼ著作権者たちの意向であり、そこにユーザの意向などは反映されてこなかった。そしてその傾向は次第に加速しているように思われる。あまりに巨大化し、利益を求めすぎるがあまりに、著作権団体は一般的な感覚を失い、自らのさじ加減1つで著作権制度を左右できる、またはそうであるのが当然だと考えているのだろう。そうしてユーザは不利益ばかりを押し付けられる。それが不満を生んだり、その打破に向けた活動を引き起こすのも無理からぬことだろう。もちろん、そうして行われていることが、全て正しいとも思わないけれど。ただ、それも現実かと。

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