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音楽・映画著作権侵害、最大の侵害国はロシアでも中国でもなく「メキシコ」

前のエントリでも触れたIIPAの著作権侵害レポートなのだけれども、よく読んでみると音楽、映画の著作権侵害において最も多くの損失を生み出しているのは、常日頃から音楽や映画著作権の侵害の温床だと非難されてきた中国やロシア、最近ハリウッドからの強烈な弾劾を受けているカナダでもなく、メキシコだったよというお話。

原典:Internet Watch
原題:著作権侵害の主要問題国は中国とロシア、米IIPA調査
著者:三柳英樹
日付:2007/02/14
URL:http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/02/14/14779.html

  米国の著作権団体などが加盟する国際知的財産権アライアンス(IIPA)は12日、世界各国の著作権侵害についての調査結果を公表した。2006年の著作権侵害による損害額は、全世界で300億~350億ドルに達すると推定している。

  IIPAでは、著作権侵害の主要問題国として中国とロシアを挙げ、違法コピー率などの状況も改善されていないと指摘している。著作権侵害による損害額は、中国が21億8,000万ドル、ロシアが22億700万ドルと推計。ビジネスソフトの違法コピー率は、中国が82%、ロシアが83%。音楽ソフトの違法コピー率は、中国が85%、ロシアが65%。

ここでもやはり、ロシアと中国が著作権侵害の主要国であるとされている。この記事の続きには、ウォッチリストにのっている複数の国の中にメキシコが挙げられている。しかし、特にメキシコを殊更に取り上げているわけでもない。

しかし、実際のレポートを見て思ったのだけれども、音楽の著作権侵害による損失が、メキシコにおいてやけに高い。

音楽著作権侵害による損失額(2006年)

中国:2億600万ドル

ロシア:4億2300万ドル
 
メキシコ : 4億8600万ドル

で、映画に関しては2005年・2006年ともデータがないのだけれども、IIPAのサイトは、このニュースリリース用のレポート以外に、調査レポートとして多くの資料を掲載している。そこの付録Aには2005年の映画著作権侵害調査を基にした調査結果が示されている。それによると、映画の著作権侵害による被害は以下の通りであった。

映画著作権侵害による損失(2005年)

中国:2億4400万ドル

ロシア:2億6600万ドル

メキシコ: 4億8400万ドル

もちろん、全てにおいてメキシコが勝っているというわけではなく、ソフトウェアに関しては中国、ロシアには遠く及ばない。しかし、少なくとも映画、音楽に関してはメキシコの方が明らかに勝っているわけで、今までMPAAやRIAAが食いついてこなかった、そしてこの調査でもたくさんあるウォッチリストの1つとしかみなされていないのも何だか変な感じ。米国にとっては数少ない隣国の1つなのにねぇ。それともそんなニュースは日本には入ってこないだけだったりして・・・。と思いきやこのネタを扱っているZeroPaidによると、米国でもそれほど耳にすることのない話題なのだという。もちろん、海賊盤の米国への流入という問題もあるのだろうけれど、中国やロシア以上に映画・音楽の著作権侵害が(数値の上では)はなはだしいメキシコを海賊行為の温床となっている!と声高に主張しているわけでもない。1つには政治形態の違いもあるんだろうけれど(ロシアは民主主義国家だけれども実態は・・・)、それだけで説明がつくとも思えない。

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