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SXSWフェス、今年も参加アーティスト739組の楽曲をBitTorrentで無料配信

SXSW 日本でも知っている人は知っているかもしれない、米国最大規模の音楽&映画フェスのSXSW(South by Southwest)音楽・映画フェスが、参加アーティストの楽曲739曲(合計3.1GB)をBitTorrentで配信しているよ、というお話。もともとの目的はフェスに参加する人たちに参加アーティストの曲を紹介して、自分の気に入ったステージを見に行けるようにとの配慮なのだけれども、フェスに参加しない人たちでも自由に、そして無料でダウンロードして試聴することができる。配信を許可したアーティストたちの、自分たちのことを知ってもらえる機会を増やしてステージを見てもらいたい、他の楽曲も聴いて欲しいという願望にもマッチしているようだ。 SXSWを知らない人は、こちらを参照してね。

SXSWがBitTorrentで参加アーティストの楽曲を配信するのは、今年で既に3年目のことになる。それ以前も、BitTorrentではないけれども、オンラインで参加アーティストの楽曲を配信してきた。今年は参加アーティストのうち、739組が自身の楽曲の無料配信を許可している。もちろん、配信を許可するもしないもアーティストの自由であるが、まだまだ知名度の低いアーティスト、もしくはリベラルなアーティストなどは積極的にこの機会を利用している。

というのも、このフェスの会場が50以上のライブハウスに分散しているという理由がある。それぞれのライブハウスは密集しているとはいえ、1つの時間帯に1つのアーティストのライブしか見れないのだから、必然的に自分のところに集まってくれるオーディエンスの取り合いになる。そうしたときに、少なくとも自分たちの楽曲をあらかじめ聴く機会を提供すれば、気になった人たちは見に来てくれるだろうし、知らずにライブハウスに足を運んですぐに出て行かれるという悲しい想いも少しはなくなるわけだ。

しかもこうした試みは、フェスに参加するオーディエンスだけではなく、参加しない人たちに対しても同様に自分たちをアピールする場にもなる。3年前のHotWiredの記事では、この無料での配信がアーティストにとってのチャンスでもあると考えるアーティストは多いと述べている。

 SXSWで演奏を予定している複数のミュージシャンが、ビットトレントによる楽曲のダウンロード提供は宣伝効果が大きいと話している。

 「安く買って高く売る」をモットーにするパンク・バンド、ヤッピー・プリックスのギタリストを務めるデュース・ホリングズワース氏は、「われわれは素晴らしい機能だと思っている」と述べる。「人々は、他の699の負け組と比べてわれわれがどれだけ本当に素晴らしいかを確認できる。われわれが支配的な立場にあり、最高だということを示す新しい手段だ」

 ホリングズワース氏によると、他のバンドは「クールに見せることと、馬鹿げた髪型にすること以外は」何もしないと批判する。

 ホリングズワース氏によれば、すでにSXSWのウェブサイトでヤッピー・プリックスの無料公開曲『チェリー・レッド(MP3ファイル)』を聴いた人々から肯定的な反応を得ているという。

3年前は参加1350組中758組が楽曲を提供している。アーティストにとっては、チャンスを拡大し、自らがリスナーライクであることを示すためのものでもあるのかもしれない。もちろん、このフェス自体が地方都市で活動するインディペンデントなアーティストたちのフェスということもあり、権利関係に縛られてない人たちが多いことが、このような配信を可能にしているという背景もあるだろう。

推測でしかないが、それでも権利関係での障害がさほどなければ、楽曲を提供するアーティストはもっと増えていたのではないかなと思う。本来はアーティストの権利であるべきものが、アーティストを束縛しているというパラドキシカルな状況のネガティブな影響でもある。

フェスに参加するアーティストの一覧はこちら。アーティスト名の頭にカセットテープのマークがついているものは、ダウンロード可能な楽曲を提供しているアーティストである。BitTorrentでまとめてダウンロードも可能だし、そのアーティストの詳細のページから個別にダウンロードすることもできる。

しかも、提供される楽曲はDRM freeである。フェスのため、ということなら期限付きのDRMでもよさそうなものなのだけれども、それでもDRM freeの配信を行っている。非常クールだ。もちろん、昨年配信したものも依然ダウンロード可能

2007年参加アーティストのTorrentファイルはここからダウンロードできる。直接Torrentファイルへの直接リンクはこちら。ちなみに、映画のほうも今月末には配信されるようです。

個人的には音楽はFreeであるべきだと思うので、このような試みは非常に評価したいなぁと思う。もちろん、Freeといっても無料を意味するのではなく、リスナーにとってもアーティストにとっても自由であるべきだという意味でね。現状では、音楽を不自由にしているのは、その両者ではなく、その両者からお金を掠め取ろうとする人たち。おっかしいなぁ。

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Comment

heatwave | URL | 2007.03.05 20:10 | Edit
コメント有難うございます。

そうなんですよね。おそらく大手レーベルの新人・名の通った人達(基調参加者を含めて)は権利関係の絡みで、本人たちが望んでもこの配信に参加することはできないのだと思います。もちろん、本人たちが望んでいないかもしれませんが。このフェスに対する意気込みも、一般、インディペンデントの人達に比べると、数あるプロモーション活動の中の1つの場としてしかとらえていないかもしれませんし。逆に、一般の人、インディペンデントの人はこれに賭けてる人も多いでしょうから、アピールしていきたい、(既にプロモーション活動を広く行っている)大手の新人に負けてられないという部分が、このような提供に繋がっているのだと思います。

心のどこかでは、ケチケチすんなよ、という部分もあるのですが、権利関係が複雑に入り組みすぎている現状では、1つの例外すらも難しいという部分があるのかもしれませんね。

ところでこのフェス、日本からも多くのアーティストが参加していることでも有名ですが、そのアーティストの多くが楽曲を提供していることもうれしい限りです。もちろん、アウェーに乗り込んでいくわけですから、ジャパンナイトでもない限り、あらかじめ知っておいてもらわなければしょうがないという部分もありますけどね。

日本からの参加アーティスト
http://sxsw-asia.com/

その中で気に入った人たち
http://2007.sxsw.com/music/showcases/band/38612.html
heatwave | URL | 2007.03.15 10:12 | Edit
再びのコメントありがとうございます。

上では書かなかったのですが、正直Japan Nightなんか出てどうするのって感じがします。

2に関しても、既に実績にあるけれどメディアやファンに向けての新たな実績として付加するという商業戦略の一部だったり、また実績がないので自分たちの実績を作ってアピールしたいという意図だったり、音楽とはあまり関係のない部分で参加する人も多いのかなぁと思っています。キシダン(なぜか変換はしない)なんかもかつて参加したようですが、おそらくは2の意図があったのでしょうね。まがりなりにも一部では三大フェスといわれるくらいの音楽フェスですから、経緯はともかく参加することに意味があるのでしょう。ファンとしては海外進出の足がかりに、というくらいに自分たちの音楽に自信を持って欲しいところですけどね。

ところで海外進出といえばPuffyが米国で成功を収めていますが、それがあまり日本での音楽活動に結びついていないのが残念な気がします。米国でも企画モノ的な扱いなのか、Andy Sturmerのプロジェクト的な扱いなのかはわかりませんが、なんかもったいない気がします。Andy Sturmer自身は個人として音楽活動を行っていないので、彼の音源の1つとして楽しませてもらってはいるのですけれどもね。

関係ないですが、そのAndy Sturmerも参加したL.E.Oというプロジェクトがありまして、昨年アルバムをリリースしております。名前の通りELO(というかジェフリン)に捧げられたアルバムのようで、全編彼への愛がこめられています。彼らのインタビューの中でも、ジェフリンという天才の作品を今の時代の人にも聞いて欲しいという思いが述べられています。その思いが現れているのかはわかりませんが、彼らのアルバムの音源は、権利関係で難しいものを除いてフルで試聴可能になっています(11曲中9曲)。ちなみに簡単にMP3でダウンロードすることもできます。
http://www.bleutopia.com/leo/media.html

リスナーに支持される姿勢ってのは、本心からでないと理解されにくいと思います。商業的戦略とか、お金のためとか思われたら、うがった目で見ちゃいますしね。
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