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Zudeo、名前を変えて3月中に商用サービス開始

Azureusuの商業部門が展開しているZudeo.comが、3月中にも名前を変えて商用サービスを開始するよ、というお話。まぁ、公式サイトのロゴのところにもCode Name:Zudeoってあるし。とりあえず、クールな名前を用意してあるようなので期待しましょう。また、紹介する記事の中では、彼らの戦略が少し明かされていてなかなか興味深い。

原典:NewTeeVee
原題:Zudeo to Re-launch with New Name
著者:Janko Roettgers
日付:February 23, 2007
URL:http://newteevee.com/2007/02/23/zudeo-to-re-launch-with-new-name/

今週、Azureus CEOのGilles BianRosaに会った際、彼は3月にZudeoが商用コンテンツサービスとして公式に開始されるときには、そのプラットフォームはZudeoと呼ばれることはないということを明らかにした。「今すぐには明らかにすることはできないが、非常にクールな名前がつけられるだろう。」と彼は笑いながら私に話した。しかし、BianRosaは、価格やプロトコル強化、そして第二のYouTubeとしての存在にはなりたくない理由について話してくれた。

現在、Azureusは2,3週ごとに新たなコンテンツ提携のニュースを公表している。メジャーどころではBBCStarzといったところである。合計すると彼らは現在20ほどのコンテンツ企業との提携に至っている。同社は、その利用可能性と価格の問題から、ハリウッドではなくテレビスタジオを狙ってきた。BianRosaは、Wal-MartでDVDを買うより少しばかり安いくらいの映画のダウンロードサービスは望んでおらず、安価で、現在ではあまり利用されていないものを集めたい、と語った。 「我々は、スターバックスコーヒータイプの価格設定で、コンテンツを利用してもらおうと考えている。」と彼は言う。

つまり、全ては販売のためのコンテンツということになる。リブランドされたZudeo.comは、その後も多くの無料のプロモーションやユーザ生成コンテンツを特徴とするだろう。Azureusは、真剣なアマチュア製作者に、YouTubeのようなサイトよりもよりよいソリューションとして長い映画を配信するための機会*1を提供したいと考えている。 プラットフォームは、コンテンツの促進や分類によるトピックチャンネルを提供する。それによって、商業的なコンテンツオーナーや広告主にも寄り魅力的なものになると考えられる。「明確なこととして、私たちは自分自身を次のYouTubeとして見てはいない。」とBianRosaは語った。

BianRosaは、複数のやり方で、インディペンデント系の製作者と利益の共有を提案したいと考えているようだ。出版者は、自らの作品ごとに、無料、有料もしくは、広告付きでの配信を選択することができる。DRMもオプションとしてある。

明らかに、DRMの存在は既存のP2Pユーザを憤慨させるものとなる。彼らの多くはAzureusの持つユーザベースでもある。クライアントはそのマルチプラットフォーム、オープンソースアプローチによって、およそ1億4000万回ダウンロードされ、BianRosaもそれが維持されることを望んでいる。 同社は現在、Azureusユーザが利用可能となるBitTorrentプロトコルの先進的なストリーミング強化に取り組んでいる。しかし、彼はいずれは他のベンダーもこれに参加してくれることを望んでいるようだ。

もちろん、これはP2Pコミュニティから寄せられる批判的な意見をかわすのには十分なものではないかもしれない。BianRosaは、この批判を不可避のものとして無視しているようだ。「Slashdotでは酷評されるだろうね、マニア受けのいいものじゃないだろうし。でも、それほど気にしちゃいないよ。」

*1YouTubeやその他動画投稿サイトには、サイズの上限や時間の上限、保持期間やストリーミングのみのサービスなどさまざまな制約がある。Zudeoならそのような制約がないということ。

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Zudeoちょっと思ったことは、今までZudeoの売りとされてきたHDコンテンツについての言及が、このインタビューというか会話記事のなかには見られないこと。傍で見ている方が、HDコンテンツに特化しているなどという目で見ているだけで、彼ら自身はコンテンツの一部として思ってもいないのかもしれない。もちろん、Zudeo,comを見る限りではHDコンテンツはトップに位置づけられているし、先日提携したStarzなどはHDコンテンツ配信に意欲的でもある。ただ、Azureus自身はそれだけに特化する気は、現状はないのだろう。まぁ、HDコンテンツだけで商売できるほど、HDコンテンツの需要は高くないだろうし。

で、何を売りにするか、というとどうやら映画ではなく、テレビコンテンツをメインにすえたいようだ。この辺もライセンス契約上の問題や価格面の問題があるのだろう。映画は代価選択肢が多い(映画館で見る、DVDを購入する、レンタルする、など)のに対して、テレビコンテンツはそれが少ない(1度きりの放送、DVDで購入できない、レンタルでも利用できない、など)ため、映画に比べると隙間を狙った間もあるが、供給に比して需要は高いと考えられる。また、映画の場合は、多くの配信サービスが頭を悩ませているだろうけれど、購入に対する価格設定の要求が非常に高い、ということがある。映画産業側の提示してきた「Download to own」の価格設定はDVDを購入するよりも多少安い程度であり、消費者にしてみれば、安定した媒体の存在しないダウンロード購入よりも、安定した媒体の存在数rDVDの購入に消費者の目が向くのは必然だろう。

もちろん、このような無茶な価格設定には理由があると考えられる。世界的にDVDの売上は活気付いており、わざわざそれに水をさすようなオンライン配信サービスの普及などは困るという部分もあるのだろう。価格を下げなければダウンロードサービスはそれほど有益なものにはならないだろう。おそらく、映画産業側は消極的に「Download to own」という選択肢を無力化しようと考えているような気もする。

BitTorrent Entertainment Networkがダウンロード販売ではなく、レンタルを前面に押し出しているのもそういう理由からだと推測している。映画産業側としても、レンタル形式での配信であれば、DVD販売との競合はせず、既存のレンタルサービスとの競合でしかないので、その辺で妥協できる部分があるのだろう。少なくとも、既存のレンタル店から得られる利益も、配信サービスによって得られる利益も、大差はないのだろう。

と、このような制約や思惑が渦巻いている映画配信サービスに比べると、テレビコンテンツの配信は比較的ハードルが低いし、供給が少ないという側面もある。その点に着目し、HDコンテンツだけではなく、テレビコンテンツに特化させようとするAzureusの戦略はそれほど的をはずした感じもしない。

また、AzureusはHDコンテンツ、テレビコンテンツだけではなく、ユーザ(アマチュア/インディペンデント)生成コンテンツの配信にも活路を見出している。もちろん、これが成功するかどうかは非常に不透明だけれども、門戸を広げて可能性を増やすといった意味合いがあるのだろう。

DRMに関しては、このように問題が拡大している中、導入するのであれば、批判を受けることは避けられないだろう。しかし、一様にDRMを施すのではなく、著作権者の要望に沿って施されるという点で理解できなくもない。 しかし、それもDRMが今後どう扱われていくかによって、柔軟に対応していかなければならない部分でもある。まぁ、基本的には時間制限を設けるレンタルサービスがある以上、そこではDRMは利用され続けるのだろうけれどもね。そのような利用にこそ、DRMが用いられるべきだと思うけどね。

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