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P2Pソフトウェアは危険か?

P2PソフトはPCにとって有害か?という愚痴。もちろん、それ自体は有害なわけはないが、ただダウンロードしたファイルについては、自己責任だ、と言わんとしているご様子。本当に愚痴にしか思えない記事ではあるけれど、日本におけるWinnyの情報流出騒動とも関連した話題であり、重要な指摘であると思うので、真面目に考察してみます。

原典:ZeroPaid.com
原題: Will BitTorrent harm my computer?
日付:October 2, 2006
著者:soulxtc
URL:http://www.zeropaid.com/news/7932/

BitTorrentを使うことで、私のPCは傷つけられるだろうか?もしそうだとしたら、それはどういう状況でそうなるのだろうか?

BitTorrentそれ自体は、あなたのPCを傷つける可能性はほとんどない。

しかし、BitTorrentでダウンロードしたもの、となると話はまた別である。(そのファイルを扱うには)注意が必要になるだろう。

そして、ある人はこう尋ねるだろう・・・「BitTorrentって何?」

さて、これはBitTorrentだけに限った話ではないだろう。日本において問題となったWinnyでのウィルスによる個人情報流出騒ぎなどでもそうであったが、問題の本質をソフトウェアに帰するような物言いがなされ、それによってソフト自体が悪であるというような印象を持つにいたった人も多いのではないだろうか。もちろん、P2Pの仕組みや基本的な概念を理解した上で使っている人には、そんな誤解は生じないのだろうが。

Winny情報流出問題を整理すると、一次的な責任はもちろんウィルス作者にあり、二次的な責任は不注意にもウィルスに感染してしまったユーザに帰されるべきものである。しかし、散見される報道を見る限りでは、個人情報をパーソナルユースするPCに入れていたという管理の問題や、Winnyという利用者以外にはよくわからないソフトを危険だとレッテルを貼ることで、問題を矮小化してしまおうとする傾向が見られる。確かに、論点をそこに持っていってしまえば、わかりやすい情報を提供できるし、Winnyが著作権侵害的に利用されている現状ではそういうとらえ方をしてしまうのは理解できなくもない。しかし、それで済ませてよいものだろうか?

私が考える問題点は2つ。第一に、この問題の一次的な責任が帰されるべき、ウィルス作者に対しての捜査への指摘が不十分であること。もちろん、捜査がこんなであるのはわかっている。しかし、特定がほぼ不可能であるからといって、免罪となるわけではない。これまでの犯罪とは性質を異にするだけの話であり、今後このような犯罪が起こったときに、どう対処しうるのか、現状では何が障壁となっているのかについて議論することは非常に有意義であると考える。 PCやインターネットの今後の普及を推測しても、それは避けては通るべきではないだろう。

第二に、ユーザが取るべき対策について、Winnyを使わなければいいという簡単な結論に達してしまったこと。問題がWinnyだけに限った話ならそれでよいかもしれない。しかし、P2Pソフト全体でも起こりうる話であるし、P2Pだけに起こりうる問題でもない。個人的にはこの問題は、技術の進歩に、一部利用者の理解が追いついていない状況が生み出したものだと思っている。ある程度理解したうえで利用している人が当たり前と思っている基本的なことですら、なされていないのだろう。たとえば、セキュリティ系ソフトを入れているだけで更新も設定もいじっていない、もしくは入れてすらいないとか、よくわからないファイルだけれどとりあえずクリックしてしまうとか、拡張子を表示していないだとか、ウィルスなどに関する情報収集すらしていない、といったところだろう。何故、ウィルスに引っかかったのか?という問いに対しては、ウィルスが巧妙であったからというより、ユーザが不注意であったから、という点を指摘し、ではユーザはどのような点に注意して利用すべきかということを強調すべきであったと思う。

IT教育が盛んではあるようだけれども、では実際に利用するに当たって何に注意すべきであるのか、それに対する取り組みが不十分であるのが現状である。ネット上でも匿名ではなく実名で、などという危険な教育などを施す前に、もっと自衛のための教育がなされてしかるべきであろう。インターネット上も現実世界と同じように、善良な人もいれば悪質な人もいる。その悪質な人を取り締まる術をほとんど持たない現状にあっては、利用者が正しい理解をもって利用するのが、もっともベターといえよう。

今となっては古い言葉ではあるが、「UG的」な文化があまりに一般的になってしまったことにも問題の一端はあろう。もともとその手の人たちにとっては、色んな意味で無法地帯であったわけで、そこに出入りする人はある程度の知識と理解があってこそ、成り立っていたのだと思う。裸に近い格好で、パンパンの財布を手に持ち、無法地帯をふらふら歩いていたら、何がしかの犯罪に巻き込まれるのは必至である。

それはそうと、この記事、何か愚痴っぽいよね。筆者のリアル生活で何かあったに違いない。

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