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Virgin Media vs BSkyB:ケーブルテレビ戦争に巻き込まれた利用者をBitTorrentが救う?

Virgin MediaVirgin Media(ケーブルTVネットワーク)契約者が、VirginとBSkyBとの争いに巻き込まれて現在、彼らが契約しているチャンネルを見ることができないでいる。人気番組をどうしても見たい、というそのような契約者に対して、TorrentFreakがBitTorrentでダウンロードすればいいよ!というソリューションを提案しているよというお話。実際に、BitTorrentにはテレビコンテンツが大量に流れているし、この争いの結果番組が見れなくなった人達がBitTorrentでダウンロードし始めたかもしれないけれども、かといってそのような違法行為をお勧めしちゃうのもなんだかなーと思ったりもする。

原典:TorrentFreak
原題:TV Wars: BitTorrent to the Rescue
著者:enigmax
日付:March 01, 2007
URL:http://torrentfreak.com/tv-wars-bittorrent-to-the-rescue/

Lostや24、Battlestar Galacticaといった番組へのアクセスに既に支払いを済ませた数百万の英国視聴者は現在、Virgin MediaとBSkyBとの論争のため、何も写らないテレビ画面を見る羽目になった。彼らは現在難しい選択に迫られている。彼らが愛してやまない番組を逃すか、それともBitTorrentを通じてダウンロードするか。

新聞紙上での全面広告まで持ち出されたVirgin MediaとそのライバルであるBSkyBの壮絶な争いは、膠着状態に陥っているようである。その結果、BSkyBは、Virginによって供給されるチャンネルを停止している。そのため、数百万に上るVirginのケーブルテレビの視聴者たちは、Lost、24、Battlestar Galacticaといった番組をシリーズ途中で足止めさせられることになった。悲しいことに、多くの視聴者たちは、この受けることにできないサービスに対して前もって料金を支払っているのである。

視聴者が(番組を視聴するための)受信機をSky Oneに向けると、このような期待はずれのメッセージが表示される。
Skyによって、Sky OneやSky Newsといったいくつかの安価なSkyチャンネルが利用できなくなっています。Skyは自らのボールを拾い上げて、そのまま帰宅しました。私たち(訳注:Virgin Media)は、Skyがあなたの選択を制限し、視聴者のサービスを変更するよう強いていると考えています。
実際、Virgin契約者がこれらの番組を見る唯一の可能性は、最大のライバルであるBSkyBのサービスを(二重に)契約することである。さもなくば、海賊スタイルをとることである。それはつまり、BitTorrentクライアントを立ち上げ、BitTorrentサイトを訪問するということ。そこは進んで甘やかしてくれるところである。

人気のあるBitTorrentサイトMininovaで検索をすると、'Battlestar Galactica'で642ヒット、'Lost'で1106ヒット、'24'で612ヒットの検索結果が返ってくる。つまり、米国で放送された全ての番組が(英国は常にその放送が遅延しており、そのためにかなりエピソードが遅れている)、その供給元の論争にかかわりなく、現在インターネットを介してVirgin Mediaの視聴者にも利用できるのだ。

そして、英国のテレビファンたちは、テレビ番組をダウンロードすることに不慣れではない。Envisionalの調査によると、2005年の全てのテレビ番組のダウンロードのうち、約18%のイギリスで行われたものであった。そしてその調査は交警告している。「実質的に、インターネットは現在、世界的なビデオレコーダーであり、そしてさらに正確に言えば、無料のグローバルなPVR、もしくはTivoである。それは個々の視聴者にとって莫大な力をもたらし、そしてテレビ産業には莫大な問題をもたらしている。」今回のケースは、この逆のパターンであるといえよう。問題はテレビ産業によってもたらされており、その問題はおそらくはBitTorrentクライアントを用いた技術-知識によって解決されるだろう。
この発端となったVirgin MediaとBSkyBの問題なのだけれども、こちらのほうは非常に根が深そうなのと、どちらの言い分が正しいのかが良くわからないので、ここでは深く触れずに話を進めてみる。とりあえず、価格その他の問題でBskyBとVirgin Mediaが揉めており、その交渉期限が過ぎたことでVirgin MediaがBskyBを通じて提供してきたサービスを、BSkyBが一方的に停止してしまったという状況。ケーブル放送を提供していたVirgin Mediaが、衛星放送のBSkyB(日本のPerfecTVみたいな感じ)に委託(?)して衛星で自社チャンネルを放送してもらっていたところ、BskyBのデジタル放送への完全転換に絡んで、使用料金の値上げを要求された(Virgin曰く倍額)とかなんとか。で、その交渉がうまく進まないVirginがBBCラジオでBSkyBを批判したもんだから、話がこじれにこじれているというところ。どっちの言い分が正しいかはよくわかりません。その辺の話はこちらを参考にしました。

それは状況としてあるとしても、現状としてはVirginの視聴者が契約しているにもかかわらず、番組を見れないという事実がある。これに対して、TorrentFreakはBitTorrentでダウンロードしようぜ、ともとれるソリューションを提供しているのだけれども、さすがにそこまで直球なのもどうだろうと思ってしまう。

ただ、一方でTorrentFreakがお勧めするまでもなく、BitTorrentを利用して番組を入手するという選択肢は全ての視聴者にあるわけで、このような状況がそれを選択する後押しになりかねないということも考えられる。

また、BskyB経由で見れたとしても、米国での最初の放送から遅れること数ヶ月たって、ようやく見れるのである。しかし、BitTorrentで番組をダウンロードすれば、ほぼ米国の本放送と同時期に視聴することが可能となる。

提供者の放送スケジュールや揉め事に左右されることもなく、多少の手間はかかるにしてもタダで見られる、そうしたものが一方にある中、このような揉め事を起こすことで、ユーザを彼らの望まない方向に進めることにもなりうる。もちろん、違法ファイル共有を薦めているわけではないけれど、そういう現実もありうるということだ。

よく、「一般的なユーザは泥棒じゃない、P2Pファイル共有なんかにみんながみんな流されるわけじゃない」という声を耳にするけれど、それだってそれを主張している人が違法ファイル共有ユーザを泥棒だと考えているだけで、実際に違法ファイル共有ユーザが自分の行為を泥棒行為だと思いながらやっているかといえばそうではない。大したことないだろう、コンテンツ産業は十分に富んでいるじゃないか、と思えば、それほど良心の呵責に耐える必要もない。

まぁ、だからといって常にユーザに気を配れ!と脅迫的に主張したいわけではなくて、例え違法であれ、ユーザには常に魅力的な選択肢があるんじゃないかな、ちょっとしたきっかけでそっちに流れかねないかもね、という言いたかっただけです。

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