スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イタリア:違法P2Pファイル共有の規制に着手か

以前のエントリで紹介した、営利目的でなければダウンロードは合法という判決がなされたイタリアで、文化相が将来的には違法なP2Pファイル共有を制限するための規則をもうけることに前向きであることを明らかにしたよというお話。まぁ、以前の判決もアップロードではなく、ダウンロードに関するものだったわけで、イタリア自体が著作権に緩い国だったわけではない。米国に比べると多少は遅れているけれど、それでもネットに対応した著作権法の改正への着手は進むようだ。

原典:TheHollywoodReporter
原題:Italy eyes P2P crackdown
著者:Eric J. Lyman
日付:March 26, 2007
URL:http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/
international/news/e3icfdf0deb78e14555674f038df4e556e1

著作権で保護された楽曲、映画、テレビ番組、文化的作品などのトレードを可能にするP2Pサイトは、米国を初めとする各国で、積極的に対策がなされている。しかし、イタリアはその先例にならうのが遅れている。

過去には、政府公式見解として、P2Pの利用を制限する規則を思考することは困難であると発言されている。そして、そのようなP2Pの悪用した利用実態を黙認してきた。しかし、違法なP2Pによる転送を停止させるという法的施行が非常に困難であるとしながらも、イタリア文化相Framcesco Rutelliは金曜、現在(違法なP2Pファイル共有に対する)重要なステップが進行していることを明らかにした。

「P2Pファイル共有の実行は、法的施行の困難さをいいことに、知的財産権法、著作権保護を無視した、悪用である。」と副首相でもあるRutelliは語っている。「イタリア市民の自由が制限されることはない。しかし、この違法な活動は停止しなければならない。」

この新たな規則は、イタリアでホストされるサイトにのみ適用されると政府は述べている。

大臣の声明は、消費者協会Altroconsumoが文化省に法的施行を求めた嘆願書を提出してから、1週間と経たずに行われた。

先日イタリアで、利益を求めたものでなければ、著作物のダウンロードは違法とされないという判決が下されたのは記憶に新しいことだろう。しかし、この判決は「利益」の範囲がどの程度まで適用されるかが不明であったこと、ダウンロードのみに関するものであったことなどから、違法ファイル共有そのものを肯定したものではなかった。

ただ、政府の公式見解としては、その時点での法律に基づいたP2Pユーザへの法的措置は時期尚早であるとして、これまで目立ったアクションを控え、ある意味では黙認してきたという経緯がある。

しかし、今回の声明によって本格的な違法P2Pファイル共有への対策がなされることになるだろう。ともすれば、現在のカナダのような混沌とした状況になるのかもしれない。著作権団体のロビー活動が激化することは想像に難くない。それに対して、どの程度ユーザの権利が守られるのか、注目したいところだ。というのも、DMCAのように著作物の違法な利用を防ぐためと称しながら、ユーザの権利を制限するために利用されることもあるわけで、この機に乗じて同様のことをしてくる可能性もないわけではない。

まぁ、政府の見解を信じるのであれば、トラッカーサイトのような著作権侵害を助長するようなサイトに限定して、その責任を規定する、という範囲におさまりそうではあるけれど・・・。まぁ、全てが全て信じられるわけではなさそうだなぁ。

関連エントリ
イタリア:「営利目的でなければダウンロードは合法」
イタリア著作権団体:「現行法ならダウンロードでも罪に問える」

Trackback

Trackback URL
http://peer2peer.blog79.fc2.com/tb.php/333-c157fdc8

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール
heatwave Author
:heatwave

RSS Jamendo twitter tumblr Creative Commons Attribution 2.1 Japan
ブログ内検索
記事リスト
最新の記事
全記事一覧
他所で書いてるブログ

P2Pとかその辺のお話@はてな

アーカイブ

カテゴリー
最近のコメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。