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Allofmp3:新たな訴訟と、相次ぐ支払先の取引停止

Allofmp3 現在、RIAAから200兆円の損害賠償を求めて訴訟を起こされているAllofmp3だけれども、フランスのライセンス団体からも裁判を起こされたよというお話。また、Visa、Mastercardからの支払いが停止している同サイトにさらに打撃となる、残りの支払先からの取引停止を言い渡されてもいるようだ。

原典:P2P Blog
原題:Allofmp3: More lawsuits, fewer payment options
著者:Jank0
日付:March 20, 2007
URL:http://www.p2p-blog.com/item-262.html

Allofmp3.comは、依然閉鎖されていはいない。しかし、必ずしもその状況が彼らにとってよい状況というわけではない。フランスのライセンス団体であるSACEMとSDRMは、Allofmp3とMP3Suger.comを訴え、フランスのミュージシャンの作品の無断使用に対する損害賠償と、営業の停止を求めている。

とはいえ、Allofmp3チームが、今すぐにフランスに飛び立つということはないだろう。もちろん、いずれにしても彼らにはフランス行きの旅費すら持ち合わせていないのかもしれない。なぜならVisa、MastercardからAllofmp3への支払い処理が、昨年から停止されているためである。

現在、Allofmp3とAlltunesにとって最後の支払い先の1つが、同様に支払いを停止するという脅しをかけている。CNews.ruによると、Chronopayは4月1日までに、非難を浴びているロシアの包括的ライセンス団体ROMS.ruによるライセンスを受けているwebサイトとのビジネスを停止する予定であるとしている。

しかし、このことが非常に明確なカットであるとは言いがたい状況がある。というのも、Chronopayは、ROMSの競争相手であるFAIRとの取引を継続していくためである。このFAIRも、ROMS同様に彼らに一次的な使用権がないもののライセンスを提供していると、レコード企業関係者は語っている。CNews.ruでは、

Stile-Recordsの手続き・制度問題副本部長のSergei Bobzaは、「FAIRが、ROMSのケースよりもマシ、ということはありません。私たちは、私たちの権利を、私たちの許可を得ることなく守っている、ということを到底認めることは出来ません。公正なライセンスを持っていないサイトを遮断するという最近の動きは、まさに市場を再構成する試みであるといえるでしょう。」

依然として、Allofmp3が危機的状況にあることは変わらない。今現在、ChronopayはAllofmp3の系列企業Alltunes.com(おそらくROMS.る煮ライセンスを受けているサイト)で利用可能な支払い先である。この取引が停止されることは、最後に残ったAllofmp3.comへの支払いオプションすら取り去ることになるだろう。

昨年、Visa、Mastercardに取引を停止され、多くの人達が利用できなくなっているAllofmp3だけれども、今回ついに最後に残った大手の支払先が、その取引の停止を明言したらしい。

やはりユーザのアクセスを止めることは不可能であるため、アクセスできたとしても支払いできなくすることで、著作権侵害を無力化する手段が功を奏しているようだ。完全に息の根を止めることはできないだろうけれど、虫の息になることは間違いないだろう。

さらにフランスにおいても著作権侵害裁判を起こされており、四面楚歌の状態はますますひどくなっていく一方である。こちらのほうは、米国における裁判と同様に応じることはないのだろうけれど、今後訴訟の展開はロシア政府の胸三寸できまることになるだろう。

昨年終わり、ロシアが米国政府の要求に応じて、Allofmp3の閉鎖を確約したものの、現時点ではその確約が履行された形跡はない。口約束、というわけではないにしろ、少なくともその履行までには時間がかかる、ということだろう。ただ、音楽業界にしてみれば、それを待っている間にも、彼らのいう不正な利用が横行してしまうわけで、複数の手法をとることでそれを抑止しようとしているのだろう。

しかし、根本的な解決のためには、ロシア政府がROMSやFAIRといった無断で他人のライセンスを利用している団体を規制しなければならない。もし、それがなされなければ、たとえ一部で金の流れを止めたところで、別の団体がひそかに誕生するといういたちごっこに陥ってしまうかもしれない。

それにしても、Allofmp3は、一体何件の訴訟を抱えることになるんだろ?思い出せる限りでは、IFPIを初めとして、英国BPI、ドイツ(IFPIのドイツ支部だったかな?)、イタリア、米国、そして今回のフランス。それと、ソースは失念してしまったのだけれども、ロシア国内でも刑事訴訟中だったはず。 個人的には、このChronopayのように、ROMSが問題だから、というのならわかるのだけれども、ROMSではなくAllofmp3を矛先にする戦略が果たして効果的なんだろうかという疑問もある。最初から、ROMSやFAIRというライセンスを無断しようしているライセンス団体を訴えた方がいいんじゃないのかなと思うのだけれども。

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