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RIAAの前訴訟的和解戦略にNoを突きつけるウィスコンシン大学

RIAAが行っている前訴訟的和解戦略は、大学側が該当利用者に対して警告状を転送するというプロセスを必要としている。しかし、そのRIAAの戦略に対して、なんら法的根拠を持たないと解釈して、警告状の転送を行わない、とウィスコンシン大学が明言したよというお話。至極ご尤もなお話だと思う。

原典:N2N News
原題:Milwaukee mail
著者:Ben Jones
日付:March 26, 2007
URL:http://neuron2neuron.blogspot.com/2007/03/milwaukee-mail.html

最近、ウィスコンシン大学は、RIAAからの脅迫的警告状を学生に転送しないことを明らかにした。現在、このようなシステムに組み込まれた他の大学のいくつかは、レコード産業の悪辣な方針への隷属としか思えないようなことに、協力している。

しかし、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校(UWM)の全ての学生に送付されたemailによると、そのような警告状を学生に転送することはしないのだという。emailの全文は以下の通りである。

SUBJECT:UWMにおける違法ファイル共有について

このアナウンスは、全てのUWM教職員、スタッフ、学生のemailに送られています。

最近、RIAAは、違法なデジタルファイル共有にかかわる学生やその他の人に対する訴訟の脅威を増しています。これは1998年に成立したDMCAにのっとって行われており、それは特にデジタルマテリアル(たとえば音楽、映画やソフトウェア)の著作権侵害について述べたものです。

最近の報道でご存知かもしれませんが、RIAAは現在、大学宿舎や大学施設のコンピューティングリソースを利用する個人をターゲットにしています。RIAAはISPによってのみ、違反者を特定できるため、彼らはこれらの警告状を学生、教職員、スタッフに転送することを求めて送付してきます。

RIAAは、彼らが連邦著作権法違反で有罪であると信じているUWMキャンパスの個人に対して、和解提案の文書を送るという計画をUWMに行いました。これらの警告状は、RIAAによる法廷での活動の変わりに、違反者による金銭的和解を要求するものであるとされています。

UWシステムと私たちの法律顧問との協議の結果、UWMは、私たち自身の連邦法の解釈に基づいて、これらの警告状を個人に転送しない、ということを決定しました。しかし、RIAAが、法に基づいてユーザのアカウント情報を求める召喚状をUWMに提出するのであれば、私たちはそれに応じるでしょう。

著作権法に気づき、違法なファイル共有を避けることは重要なことです。詳細は、UWM Information Security Web Site(https://www3.uwm.edu/imt/security/index.cfm)にアクセスしてください。

これは明らかに学生にとっての利益となるだろう。これは、見せ掛けのゆすり警告に応じるよりも価値のある行いである。自らの学生のために立ち上がり、RIAAの穴だらけの計画に適切に対処したウィスコンシンに万歳。

少なくとも、RIAAの前訴訟的和解などというものには、なんら法的根拠があるわけでもなく、それに従う方がおかしいわけで。個人的には妥当な反応だと思う。もちろん、訴訟前に和解することが学生にとって好い選択である場合もあるわけで、全てが全て悪い側面があるわけでもないだろうが、だからといってRIAAのやり方を肯定することも出来ない。

ただ、たとえ学生にとって不利な状況になったとしても、つまり訴訟という自体に陥ったとしても、それはその学生が自らの行為によって迎えた結末でもある。そういった意味では、同情はすうけれども、身から出た錆だと突き放してみている部分もある。その際に、あまりに過度な要求や資金力や弁護士軍団を背景にしたあまりに酷なやり方をすることに対して批判をしているけれども、一方で、そのような状況を作り出したのは他ならぬ学生本人でもある。

いかに大学生といえども、ものの良し悪しは理解していて当然である。これが年端もいない子供であれば話は別だけれども、大学生ともなればいっぱしの大人として扱われてしかるべきであろう。

ただ、RIAAに望むことはファイル共有ユーザ以外の人が見ても、妥当だと思えるような行動をして欲しいということである。もちろん、その中には訴訟というオプションがあってもいい。ただ、それが一般の人にも理解されうるものでなくてはならない。著作権侵害の抑制に対して、理解を求めるのであれば、理解される団体にならなければならない。

RIAAは自らを正義だと称しているけれども、傍から見ているとRIAA自身も悪に見えるのである。そうした中で、違法ファイル共有ユーザは悪である、と主張したところで、どっちがより悪いか、という基準でしか見れないという現実もある。著作権団体が同情されないのはそういう理由だろう。

関連エントリ
違法ファイル共有ユーザは金のなる木:RIAAの新たな和解プログラムは、新たなビジネスか(1)

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