2006年11月05日
9月に始まったRIAA等業界団体のアンチファイル共有キャンペーンは、大学キャンパス内でのファイル共有への猛烈な抗議にも現れていた模様。それを示すように、大学内の情報技術関係部署の発表よると、9月以降、RIAAからのクレームが急増しているよというお話。同時に、大学側は告訴に踏み切られても、擁護することはできないともしている。
原典:ZeroPaid.com
原題:RIAA cracks down on illegal downloading
著者:soulxtc
日付:November 4, 2006
URL:http://www.zeropaid.com/news/7952
大学当局によると、大学キャンパス内での違法ファイル共有に対するレコード産業のキャンペーンが拡大した9月から、著作権法を破っている学生についてのクレームの数が激増しているという。
Office of Information Technology(OIT)の提供する統計によると、大学は9月に135回のクレームを受けた。それ以前の8ヶ月(つまり今年に入ってから)の合計の120と比較すると非常に多いことがわかる。そして、それらのほとんどはRIAAからのものであった。10月には、クレームの数は40と減少したものの、それは月平均と比べると依然として高いままである1。
「明らかに最近のクレームには激増が見られる。」とOITのProject NEThics2のコーディネーターAmy Ginther氏は語る。「この激増は、RIAAに起因している。」
大学は、業界団体への譲歩としていくつかの処置をとった-例えば、先学期には、ファイル共有hubであるDirectConnect(一般的にはDC++として知られている)をシャットダウンするというように、各大学のネットワークガイドラインを改定した。しかし、Ginther氏によれば、最近のクレームのほとんどは、『訴訟にまで拡大して』(その意味を)捉えることができるという3。
彼女は、たとえ学生がRIAAに告訴されたとしても、ファイル共有は大学のポリシーに矛盾する行為であるため、大学は彼らを擁護することはないだろうと付け加えた。つまり、大学のポリシーは法律と一致しているということである4。
訳注1:8月までの月平均は15回。9月までの月平均は28.3回。10月までの月平均は29.5回。
訳注2:NEThics・・・情報倫理、ネット倫理を意味する造語。
訳注3:クレームの多くが、○○を止めさせてくれ、とか、遮断しろ、という要請だけではなく、その文脈の中に、法的措置を匂わせる、または直接的に示唆するような文面となっているということではないかと。
訳注4:大学のポリシーは、法律と違わず『ファイル共有はNGである』と定めているので、ファイル共有を行って告訴されたとしても、同時に大学のポリシーも違反しているわけで、違反者を擁護することはできないということかと。
もともと、違法アップロードや、P2Pにおける違法ファイル共有などは大学生を中心に行われてきたという感もあるので致し方ないかと。ただ、RIAAは鬼のような組織なので、このくらいじゃまだまだ甘いという感じもする。



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