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BitTorrent Inc、広告収入モデルによる無料コンテンツ配信の試験を開始

BitTorrnet Inc以前から、ダウンロード課金モデルではなく、広告収入モデルによるダウンロードが望ましい形だと主張してきたBitTorrent Incが、広告収入モデルによるコンテンツ配信のテストを始めたよというお話。前回のITProのインタビュー記事でも、同様のことが言われていたように、BitTorrent Incとしては、既存のコンテンツビジネスとは別の、よりユーザに受け入れられる戦略をとることを主眼としている。もちろん、これは慈善事業ではなく、彼らの望ましいとするビジネスではあるが、それがユーザの需要と一致するものであれば、これほど喜ばしいことはない。ただ、現在のところ、この広告モデルによるコンテンツ配信は試験的に行われているものであり、その結果次第ではポシャる可能性もないわけではない。

原典:TorrentFreak
原題:BitTorrent Inc. Introduces Ad-Supported Downloads
著者:Ernesto
日付: April 02, 2007
URL:http://torrentfreak.com/bittorrent-inc-introduces-ad-supported-downloads/

BitTorrent Incは、彼らのEntertainment Networkにおけるダウンロード課金の代価選択肢に関する実験を行っている。現在、その実験とは広告モデルによるダウンロードの実験である。 現在、ダウンロード料金を支払う代わりに、BitTorrentのカスタマーは、 エピソードの前後に広告が表示される。広告サポートモデルは現在、G4のエピソードにおいてテストされている。将来的には他のパブリッシャーからのコンテンツでもテストされると思われる。

ビデオ広告は、YuMe Networksによって配信される短いビデオである。同社は、IPベースのビデオ広告に特化した企業である。YuMeのCEO Jayant Kadambiは、BitTorrent Incが、より多くのパブリッシャーと広告モデルによるダウンロードテストについて提携に至れば、すぐにでも、さらに多くのユーザに、そのユーザ自身に適した広告を提示することができることを期待していると語った

2週間前、BitTorrent Incは、今年の終わりまでには、広告収入によるTVネットワークをローンチすることを発表した。この広告収入によるテレビモデルは、同様にYuMe Networkによってもサポートされるようだ。

DRM Freeと広告モデルによるダウンロードは将来であり、海賊コンテンツと競争することの出来る唯一のビジネスモデルである。BitTorrent Incがこのことを理解していることは非常に喜ばしい。彼らは正しい方向に向かっている。

これ以外の情報について、NewTeevee.comによると、これらの広告はコンテンツの前後に配置されるようだ。もちろん、これがテレビ番組のようなコンテンツになれば、Yahoo動画のように、CMの入る枠に広告が収められるのだろう。まぁ、未だテスト段階であることを考えると、そんな期待は取らぬ狸の、といったところか。

また、Yume Networkの広告は、ユーザの視聴行動をモニタリングし、そのユーザに適した広告を自動的に提示することが可能になるのだと、CEOが語っていることを明らかにしている。NewTeeveeの予測ではあるが、このような広告提示は、既に視聴したことがあるかどうかによって、そのロングバージョンを流すかどうかを決定したり、そのユーザがコンテンツの後に提示される広告をスキップするかどうか、といった情報から広告を自動的に選択する、ということもありうるかもしれないとしている。

余談にはなるが、このG4であるけれど、もしかしたらゲーム好きの人にとってはおなじみのコンテンツかもしれない。ゲームのソフトウェア、ハードウェア、業界についてを紹介する番組であり、それらの動画を配信している。新たなゲームやハードウェアの動向を紹介してもいるので、そのような情報のソースとして利用されることも多い。ネット上で支持されていることが、このような配信試験へのコンテンツの提供に繋がっているのかもしれない。

TorrentFreakではないが、確かにDRM Freeや広告モデルの導入のために努力を続けるBitTorrent Incに対しては非常に好感が持てる。昨日、EMIがiTSでDRM Freeの音楽配信を始めるというニュースが世界を駆け巡ったが、私としては非常に違和感を覚えた。というのも、もともとがフェアユースの概念を否定するDRMを勝手に押し付けておきながら、それを解除するためにはプラスアルファを支払え、という姿勢には同意できない。つまり、フェアユースのために金を支払えということなんだろう。利己的に奪っていったものを、強欲にも売りつけようとしているだけに思える。高品質のコンテンツを提供する、というのはそれをぼかすための意図もあるのかもしれない。それがあるおかげで、DRMedとDRM freeとの差額は、フェアユースの権利を売っているのではなく、高品質な音源を売っている、と主張することが出来る。そうすれば大手を振って私的複製補償金を携帯mp3プレーヤーに課す可能性も残すことが出来るしね。

そのような旧態依然としたユーザから搾り取るビジネスモデルの対して、BitTorrent Incの求めるモデルはユーザとの協調路線であるようにも思える。ユーザとの協調が利益に繋がる、そういったモデルを考えているのだろう。であれば、ユーザの側もそれを求めるべきだと思う。ユーザが妥協し、EMIのフェアユースの権利販売を認めてしまえば、それは固定化されてしまうだろう。

個人的には、No!という意思を表明できなかったことが、これまでのコンテンツ業界の横暴なやり方を促進してきたという背景がある。かつての代価選択肢が存在しなかった時代には、それに対抗する術すらなかった。しかし、現在はオルタナティブが存在するのである。どのモデルを生き残らせるかはユーザ次第。いくら批判したって、その相手を支えているんじゃ何も変わらない。

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