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オンブズマン、The Pirate Bayへの家宅捜索に問題はない、と調査結果を公表

The Pirate Bay スウェーデン司法省オンブズマンは、昨年5月に行われたThe Pirate Bayへの家宅捜索にはなんら問題はなかったという調査結果を発表したよというお話。これは、The Pirate Bay側が、The Pirate Bayとは無関係なサーバの多数の押収が公権濫用であり、The Pirate Bayへの急襲が著作権団体や米国当局の働きかけによるものであったことを告発している。まぁ、それが今回通らなかったというだけのことでもある。The Pirate Bayがシロかクロかという議論とはそこまで直接的にかかわる問題ではない。

原典:Nordich Hardware
原題:JO's investigation of the Pirate Bay raid is done
著者:Andreas G
日付 April 02, 2007
URL:http://www.nordichardware.com/news,6020.html

ウェブホテルPRQとThe Pirate Bayは、21世紀のスウェーデンで最も話題となった家宅捜索の標的である。家宅捜索の際、警察はThe Pirate Bayのサーバだけではなく、それとは無関係な他のサーバも押収した。合計186台のサーバが、PRQのサーバルームから押収された。これによって、多数の会社、多くの小規模、大規模webサイトは失われ、多くの場合彼らの主たる生計を失った。警察および検察官は、公権濫用について告発されている。しかし、告発についてはいかなる調査も行われてはいない。裁判官は、当面の状況では、サーバの全てを押収することは妥当であるという結論に達している。

その後、司法省のオンブズマン(JO)はこの件についての調査を行ってきた。MPAやIFPI、その他のロビー団体、そしてアメリカ大使館に関する非常に多くの噂が流れた。彼らは、スウェーデンの警察や検察がThe Pirate Bayに対する行動を強めるようプレッシャーをかけるために、大臣やその他の高級官僚に働きかけを行っていた。

発表された報告書によると、IFPIやMPA、その他のロビー団体、アメリカ大使館は現在、警察に行動を促すため、法務大臣Thomas Bodstromや国務長官Dan Eliassonにコンタクトを取ったとしている。しかし、JOは両者がそうしたとしてもなんら誤りではなく、また、彼らは警察、検察に対して働きかけてはいないと結論付けた。Eliassonは、アメリカ当局に対してこのように返答している。

スウェーデン憲法によれば、政府や省庁が特定のケースに介入することは不可能です。しかし私は、インターネット上の著作権侵害に関して警察・検察によって取られる措置に従うことを約束することが出来ます。そして、必要に応じて、それらの有効性を改善するための更なる方策を開始することもやぶさかではありません。

またJOは、警察が押収したサーバに関して、非常に迅速に対処したとも言う。Pirate Bayに無関連な複数のサーバの返却を決定するまでに、1週間以上を要した(5月31日から6月2-8日まで)。しかし、(訳注:押収して持ち帰り、)本署で調査するよりも、その場所(訳注:サーバルーム)で調査したほうがより長い時間がかかると警察が説明していることから、サーバを取り外すという決定は正しかったとしている。

JOは、さもなくば何者かが外部からアクセスし、証拠を削除することが出来たために、サーバを取り外す必要があった、という説明は行わなかった。彼らはまさにTPケーブルを引き抜いたに違いないが、上記の理由から、その行為を不正行為として損害を請求するには不十分である、としている。

とりあえず、この件はThe Pirate Bayの著作権侵害云々について、直接にかかわることではないことは最初に述べておく。単に、昨年5月に行われたThe Pirate Bayへのガサ入れに関して、The Pirate Bayに無関連なサーバを押収したことが、公権濫用にあたるかどうか、そのガサ入れの背景に他国からの圧力があったのかどうか、が問題になっているということ。

なぜ、The Pirate Bayに無関係なサーバを押収したことについてここまで大事になっているかというと、このサーバホテルPRQを所有しているのは、The Pirate BayのオペレータでもあるGottfrid Svartholmなのである。また他のオペレータも共同して運営を行っていることからも、このPRQを押さえることが、The Pirate Bayの活動を抑えることにもなる、という可能性もあったわけだ。単純にサーバを押収されただけ、という話ではないところが問題を大きくしている。

さらに問題を大きくしているのが、このガサ入れが著作権団体やアメリカ当局によって促されたものではないか、と噂されていることである。大臣の発言にもあるとおり、スウェーデン憲法では、政府や省庁が特定のケースに介入することは出来ない。しかし、現実には著作権団体やアメリカ当局によって、猛烈な要請があったことも事実であり、その背景に問題がなかったかも同様に議論になっていた。

そのような状況を判断するために、JOによる調査が行われ、今回発表されることになったのだけれども、まぁ、The Pirate Bayからすれば、明らかに受け入れられないことだろうね。前回のエントリで紹介したThe Pirate Bay Blogのエイプリルフールのネタ晴らしの後に、この件に関しての反応が書かれている。

深刻な事態として、JOが我々への侵略に関して、彼らの調査結果を発表した。ちょうど今、それを読んだところなのだが、全く満足できるものではない。これを確認するためによく検討を行い、その後すぐにでも新たなブログポストを行おうと思う。

彼らにしてみれば、納得するわけにはいかないんだろう。ただ、彼らが所有し、そこでThe Pirate Bayを運営していたことを考えると、行き過ぎかもしれないけれども、The Pirate Bayと無関連なサーバを押収したことも致し方ない部分もあるのかもしれない。警察の発表も、ウラとオモテがあるのかもしれないが、少なくともオモテ向きは非常に合理的な説明だ。もちろん、押収することで活動を抑制しようとしたのかもしれないが、それも推測の域を出ることはないだろう。

また、大臣の発言にもあるように、他国からの圧力に関しても、それを認めることは決してないだろう。そのような働きかけがあったことは認めているが、それを受けてThe Pirate Bayを急襲した、ということは口が裂けても言えないわけで。「各自が自らの判断で行った、必要があればそれを支援する」といわれれば、それはそれで納得するしかないかな。

とりあえず、法律に詳しくないもんで、このような押収のキマリ(ウッボー)なんかは門外漢なわけです。もし、詳しい人がいたら、このような判断が正しいそうなのか、間違ってそうなのか、教えて欲しいなぁ。

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