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カナダISP Rogers、暗号化された転送を規制してBitTorrentトラフィックを抑制

カナダにあるISPのRogersが、BitTorrentトラフィックを抑制するために、暗号化された転送を制限することを決めたよというお話。もともとはプロトコル自体に規制がかけられていたものの、それを回避するためにuTorrentやAzureusでは暗号化転送を可能にし、その規制を回避してきた。しかし、今回はその規制手段としての暗号化転送を抑制することで、逃げ道すらなくす、という作戦に出たのだろう。しかし、そうなると暗号化を利用したアプリケーションはBitTorrentクライアントだけではないわけで、BitTorrentユーザ以外にも影響を及ぼしてしまうという問題が生じる。1つの解決が、新たな問題を生むって感じかな。

原典:TorrentFreak
原題:Rogers Fights BitTorrent by Throttling All Encrypted Transfers
著者:Ernesto
日付:April 11, 2007
URL:http://torrentfreak.com/rogers-fighting-bittorrent-by-throttling-all-encrypted-transfers/

カナダのISP、Rogersは、現在進行中のBitTorrentとの戦争の中で、すべての暗号化されたトラフィックの規制を決定した。ISPとBitTorrentkライアント開発者とのいたちごっこは続いているが、Rogersはこれによって、まさに最後の一線を越えたといえる。このようなやり方は、BitTorrentユーザだけに留まらず、暗号化された転送を利用しているすべての人に影響を及ぼすため、控えめに言っても、あまりに強引なやり方だといえる。

昨年、Rogersは、帯域への「あまりに」負荷がかかっているという理由で、BitTorrentトラフィックの規制を行った、初のISPとなった。uTorrentやAzureusの開発者たちは直ちに、この動きにカウンターを食らわせた。つまり、彼らのクライアントの暗号化転送を可能にしたということである。ここにいたちごっこはスタートする。ほとんどのRogersユーザは、暗号化転送を行うことで規制を回避することができた。今週までは。

Rogersは、BitTorrentによって生じるトラフィックを制限するための帯域制御アプリケーションは、これ以上効果がないということを悟り、これまでの規制に加えて、すべての暗号化された転送を規制しはじめた。結果として、暗号化されたe-mailサービスやその他の暗号化接続を必要とするアプリケーションへの接続にトラブルを引き起こすことになる。

BitTorrentトラフィックを減らそうとしているISPは、Rogersだけではない。昨年、我々は帯域制御が是か非かについて議論したが、BitTorrentユーザ、ISPそれぞれに、十分な理由があった。しかし、暗号化されたすべての転送の制限となると話は完全に異なる。それはBitTorrentユーザだけの話に留まらず、広範囲のカスタマーに影響を及ぼすのである。

更にばかげたことに、Rogersは未だに
「より大きなファイルを共有するために」
というスローガンを掲げて広告を行っている。最後にチェックしたとき、BitTorrentは依然として大きなファイルを共有するための最良の手段であったが、Rogersは彼らのカスタマーに大きなファイルを共有することを望んでいはいないようだ。

Rogersのライバル企業であるShawもまた、BitTorrentトラフィックを制限している。しかし、少なくとも彼らは、暗号化されたトラフィックにまでは手をつけてはいない(今のところは、だが)。

ところで、このカナダのISP Rogersってどこかで聞いたことあるなぁって思ったら、以前の記事内にあった。帯域規制を回避するためにSecureIXというフリーのVPNサービスを使おうってエントリ。ということは、VPNの暗号化まで規制されるってことなのかな?とすればえらい迷惑な話だな・・・。

さすがにここまで来るとちょっとやりすぎだなぁと思える。もちろん、これによってBitTorrentトラフィックを抑制できるのだろうけれども、だからといって、暗号化技術を利用した他の転送まで巻き込んでしまってよいのか、と思う。多少の犠牲はしょうがない、と考えているのかもしれないが、多少の犠牲は彼らではなく、彼らの顧客なのである。

もちろん、P2Pファイル共有の生み出すトラフィックによって他のユーザの回線速度が遅くなったりすることもあるわけで、すべての帯域制御が悪いとは思ってはいない。少なくとも、大半のユーザがそれなりに快適に利用するためには、過度にヘビーなユーザの帯域を抑制することも必要な場合がある。ヘビーなユーザが過度に使用しているからとはいえ、ISPの側が過度に規制をかけるのでは、普通のユーザにまで不快な思いをさせてしまうことになる。今回の暗号化された転送の規制というのも、そういった側面があるだろう。

個人的には、ある程度の転送量の上限を超えたユーザにのみ規制をかける、または転送量に応じて段階的に速度調整を行っていく、というやり方もできると思うのだけれどもね。ヘビーなユーザがいるから、みんなできなくしてしまえ、というのでは、あまりに無責任すぎる気もする。まぁ、ヘビーユーザだけが原因というよりは、ユーザの数が問題という部分もあるのだろうけれども、多くの人が利用するようなプロトコルをいつまでも使わせないという方法で避け続けることは不可能なような気もする。

BitTorrentの開発者であるBram Cohenは、暗号化に対して否定的だったわけで、いかに暗号化によって規制をかいくぐったとしても、いずれはパケット監視以外の方法で規制されることになると発言している。それよりなら、むしろユーザが声を上げて状況を変えさせるべきである、それがだめならISPを変えるべきだ、としている。確かにそうなんだよね。そのISPがだめならすがりつく必要なんてない。ダメなISPはとっとと乗り換えるべきだろう。

・・・という私自身が未だにNiftyだったりもする。なかなかどのISPがいいかわかんなくてね・・・。近いうちに乗り換えてやる!

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