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伝説的ハッカー組織 DrinkOrDieのリーダー、罪を認める

DrinkOrDie 伝説のハッカーグループ(正確に言えばクラッカーなんだろうけど)として知られるDrinkOrDieのリーダーとされるHew Roymond Griffithsが、ついに罪を認めたよというお話。彼にかされる可能性のある刑は、最大懲役10年、罰金50万ドル。私自身は彼らがリアルタイムで活動していたころのことは全然知らなくて、知っているのはオーストラリアと米国間で彼の引き渡しをめぐってのすったもんだがあったってことくらい。有名な話としては、Window95の発売前にその海賊版をリリースしたんだとか。かつては、絶対につかまらないと豪語していた彼だが、こうなってしまってはもう逃れる術もないだろう。

DrinkorDieへの急襲はあったのは、2001年のこと。そのころの経緯は、当時のHotWiredに詳しい記事が掲載されている。それにしても、いつHotWired日本語版は復活するんだろう・・・。まぁ、それはともかくとして、今年に入ってから、Griffithsの身柄は彼の住んでいたオーストラリアから米国に移送されることになった。というとこら辺の経緯から紹介しよう。

原典:japan.internet.com
原題:国際的海賊版流通組織の中心人物、米国に身柄引き渡し
著者:Roy Mark
日付:2007年2月22日
URL:http://japan.internet.com/ecnews/20070222/11.html

オーストラリアとの3年にわたる交渉を経て、米国政府はようやく warez グループ (著作権を無視した海賊版ソフトウェアの配布や販売を行なう)「DrinkOrDie」の中心人物と目される Hew Raymond Griffiths 被告 (44歳) の身柄を確保した。

英国生まれでオーストラリアに住む Griffiths 被告は、米連邦地方裁判所に姿を現し、著作権侵害および著作権侵害の共謀に関与したとして裁かれることになった。

両方の容疑で有罪となれば、Griffiths 被告は最高で禁固10年および罰金50万ドルという刑罰を受ける可能性がある。インターネットで流通している海賊版の大多数の供給源になっているのはリリースグループと呼ばれる集団だが、warez グループはリリースグループに海賊版を供給する1次プロバイダの役割を果たしている。

米司法省 (DoJ) は2003年、最初の起訴状の中で Griffiths 被告を国際的な海賊版流通組織「DrinkOrDie」のリーダーであると名指しした。それ以来、同被告はオーストラリア国内に拘置され、米国への身柄引き渡しを拒んで争ってきた。

米司法副長官の Alice Fisher 氏は声明で次のように述べた。「Griffiths 被告は、米国の法律は自分には及ばないと主張したが、本日そうではないことが証明できた。今回の身柄引き渡しは、たとえ地球の裏側にいようとも、米国の法律を犯す者から知的所有権を守るという司法省の姿勢を示すものだ」

司法省によると、DrinkOrDie は1993年にロシアで結成され、90年代を通じて国際的に拡大していったという。司法省と米移民税関執行局 (Immigration and Customs Enforcement) は2001年、米国、英国、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、オーストラリアにおいて70か所以上を捜索し、同組織を解体に追い込んだ。

『Operation Buccaneer』と呼ばれるこの一斉捜索の結果、これまでのところ30名が重罪で有罪判決を受け、また米国人以外も10名がそれぞれの国で有罪となっている。

司法省は Griffiths 被告について、DrinkOrDie の中心人物であり5000万ドル以上に相当するソフトウェア、映画、ゲームの海賊版の複製および配布を指示したと主張している。起訴状によると、Griffiths 被告は DrinkOrDie のほか「Razor 1911」や「RiSC」など複数の有名な warez グループにおいても指導的役割を担っていたという。

まぁ、政治犯でなくても、国をまたいでの身柄引き渡しはそれなりに大変なんだね。この時点でもう3年も経っていることになる。ここには詳しく書かれていないが、これらwarezグループがダークネット界隈で力を持っているのは、そのクラック力なんだろうね。配布は誰にでも出来るけれど、ソフトウェアなどのプロテクトのクラックはある程度、技術を持った組織ではないと難しい。もちろん、個人でも出来ないことはないけれど、warez業界の人達にとってはいかに早くクラック版をリリースするかが、重要なんだってさ。早ければ早いほど、その影響力は強まると。DrinkOrDieはその点で、他のチームを凌駕する組織力や技術を持った人を持ち、それによって当時のwarezチームのトップランナーだったのだろう。

とはいえ、その活動自体は違法行為に根ざしており、それはいつか破綻をきたす。それが上記の2001年に行われた急襲なのだけれど、それから6年経ってそのリーダーであるGriffithsが裁かれることになった。長いねぇ・・・。

原典:TorrentFreak
原題:Extradited Warez Leader Pleads Guilty, Faces 10 Years in Prison
著者:Ernesto
日付:http://torrentfreak.com/extradited-warez-leader-pleads-guilty-faces-10-years-in-prison/
URL: April 21, 2007

1999年、Griffithsは、DrinkOrDieの活動を主導し、世界規模のトップwarezサーバを20台以上も管理していたことを公然と認めていた。当時、Griffithsは、自分は絶対に捕まらないだろうと吹聴していた。今となって意は口惜しいだろうけれども。

2001年のBuccanner作戦で、「Bandito」を名乗っていたGriffithsが、DoDのリーダーであると特定されるにいたり、米移民税関執行局によって壊滅させられた。

さる2月、Griffithsは、犯罪的な著作権侵害の共謀および、実際の著作権侵害の容疑で(訳注:オーストラリアから)召喚された。昨日の、ヴァージニア州東部地区の連邦検事Chuck Rosenは、Griffithsが上記2つの罪を認めることに同意したと発表した。

と、ここまでくれば10年の懲役は免れないかと。今となってはもはや遠い昔のことかもしれないけれど、当時の影響力を考えると厳しい刑が下されるのは間違いない。それにしても、活動を終えてからもう6年。さまざまな事情があったにせよ、相当な時間だよなぁ。その長い時間、彼のいなくなったwarez業界はといえば、あいもかわらずだし、P2P違法ファイル共有なんて新たな配信メディアも登場したりと、おさまる気配はない。

彼はこの6年をどう見てきたんだろうね。

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