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カナダ遺産相、産業相ら、DRMおよび著作権問題について言及

原典:Slyck
原題:Canadian Ministers Responses to DRM and Copyright Issues
日時:October 6, 2006
著者:Drew Wilson
URL:http://www.slyck.com/news.php?story=1302

カナダにおいて、著作権改正案はカナダ議会の今審議中に行われると予測されていた。 Mishael Geistは、自らの連載'30 Days of DRM'を書き終えた日(そして、それは審議開始の日でもあった)、確かに予測していた。しばらくの間、人々は(著作権法改正のキーパーソンである)Bev Odaカナダ遺産大臣が次の著作権改正案に対してどういう方針を持っているのかについてのヒントを探ろうとしていた。厳しい見方をすれば、彼女がTPM(Technical Protection Management:技術的保護措置のこと。暗号システムや電子透かしなど技術的なコピーガード機能を用いて、著作物などを保護することを目的としたもの。 )や著作権改正についての質問に微妙な回答をした点を指摘することが出来るだろう。最近、彼女は別の回答をした。

これまでに知られている彼女の最初の回答は4月にさかのぼる。その際、彼女はこう述べている。「前政府によって持ち込まれた著作権法案が見送られたのであれば、それは審議日程から除外されます。しかし、それは多くの意見の相違を生み出して見送られました。その法案の多くの要素において、異なる見解があります。したがって私たちは、国際的義務を果たすことを促進する新しい著作権法の導入に取り組んでいます。しかし、それは同時に、私たちが適切な著作権体制や著作権の枠組みを持つことを確かにするものでもあります。」

その発言の中で確かなことは、先の著作権改正案における論争を政府が認めたことである。彼女はまた国際的義務を果たすために迅速に事態を打開すると述べている。ただ、彼女の発言が意味するところは、それほど明確ではない。彼女はWIPO条約を批准することを明示しただろうか?他のことについて全体的に触れただろうか?CRIA(Canadian Recording Industry Assosiation)の問題について留意しているだろうか?そして他の情報源からも話を聞いているだろうか?単にCRIAから聞いていただけでは?中立の立場の人の声を聞いている?これらの疑問に対しては、明確な答えは出ないだろう。

2ヵ月後、遺産担当大臣がCRIAといったグループと個人的な会合を持っていることが明らかにされた。反DRM団体はこの「密会」を不安視した。会合は、Howard Knopfがすっぱ抜いた2ヶ月前に行われていた。「密会」の公表の2ヵ月後、"Appropriation Art"はBev遺産相より以下のような回答を得ている。「政府当局は、カナダがこの問題にとる次のステップを考慮しつつ、世界中の情勢を監視し続けるでしょう。政府は、カナダのクリエーターの権利が法律によって十分に保護され、これらの権利と市民の著作物へのアクセスやそれらの利用とのバランスがとられることを望みます。」"Appropriation Art"は「大臣の回答は受け入れがたい」と不快感をあらわにした。

7月末にMaxime Bernier産業相が、Bev Oda遺産相と同様の回答をしたことも注目に値する。「私は、同僚であるOda遺産相ともに、法令が現在の技術的、法律的現実を反映し、その革新、研究を下支えすることを確実にするため、尽力している。また、著作権者への十分な保護と著作物への適切なアクセスとのバランスを、法令によって確かなものにすべきであるという事実も心に留めている。」

3ヵ月後の現在に時間を進めよう。大臣はカナダのデジタルコピーライツの向かうTPM問題について回答をした。Russell McOrmond氏はこう述べる。「遺産相からの返答は、私の質問に対してのものではありません。技術の所有者の財産権の問題以外は、技術的保護措置の問題は全てが著作権の問題であると言うわけではありません。また、私のMPが受け取った手紙は、2006年7月7日の日付です。もし、貴方ももう少し控えめに手直しされたこの手紙を受け取ったなら、そのことに、非常に興味がありますね。」

Slyckは彼に話を聞いてみた。

「困惑するようなことではないが、非常に心配ではあります。彼女が選出されたときから、著作権に関連した問題について、新任の大臣から何一つ聞いてはいません。この手紙は返答というものではなく、彼女のスタッフが寄せ集めて多少手直しのされた定型文でしかないのでしょう。誰が手紙を読み、返信をしたのかを明らかにするためのユニークさはありましたが、それ以上のものではありません。」とRussell氏は説明する。「新しい産業相は、沈黙を守っており、よくわかりません。Bev Oda遺産相は今沈黙し、保守党の方針が、過去に遺産委員会が考えていたものと同じであるにちがいないという推測をさせたままです。」

この問題について憂慮しているのはRussell氏だけではない。Michael Geist氏もまた懸念を示した。

誰の声が届いているかについて-消費者と産業が新しいモデルに基づいているのとは対照的に、ビジネスの場面ではより従来型のモデルが用いられている-Russsell氏は、消費者の側が大臣の注意を引いているということにいくつかの疑念を示した。「Rajotte氏の最近の書簡は、Oda氏の書簡よりも遥かに興味深い。それは明らかに個人的に送られたもので、"Mr. McOrmond"とフォーマルに書かれたのをあからさまに訂正し、手書きで"Russell"と書いてあった。そして、"Hope you are well. James"と末尾に付け加えられてもいた。

[source]

現在、彼は産業委員会の議長である。彼が私のコメントや、証言などについて話すとき、彼はそれがこの特定法案を扱う特別立法委員会であると主張しているのだろうか?私は、遺産委員会は伝統的な利害関係者以外が証言するのを許すと、彼が主張しているとは思えない。」

Russell 氏はこう続ける。「この問題における境界線が、政府の路線よりも遺産委員会の路線により交わっているのであれば、いかなる新しい著作権法案であっても、遺産委員会の外部において討議されなければならない。これは"現在"対峙している「遺産省」監査員であるCharlie Angus氏を擁するカナダ新民主党を除いて、「遺産省」の政府路線を敷いた過去の監査員よりも非常に難しい。」

これらへの回答は、多くの反DRM団体が望んでいたこと以外の何者もない。今疑問視されていることへの回答がなされなかったのみならず、新たな疑問まで生じさせることになったようだ。正確に著作権改革を表現するならば、それはいまだ不明である何かであるといえるだろう。その日はもうすぐやってくると、予測されている。

なぜにこんなに揉めているかというと、カナダにおいて前政府が提出したBill C-60という法案が発端。

Bill C-60ってのは、引用元にも少し記述があったけれど、言ってしまえば、インターネット時代の著作権に関しての法案で、ファイル交換、コピー防止機器および技術、ISPの法的責任などの問題などを扱った法案。これ自体はお流れになったのだけれど、今の政権がこの問題についてどう出るのか?ってのが目下のトピックなわけ。

で、Bill C-60がなぜ問題だったかというと、レコード会社や映画制作会社などエンターテインメント産業に有利な方向で、著作権法が厳格化、または拡大解釈される可能性があったから。

たとえば教育場面でのインターネットの利用が違法とされる可能性もあったとか。このご時勢、インターネットも教えられないってのは厳しいな。要は許諾なしに学業場面で用いるのがNGってことか。

http://www.cmec.ca/releases/press.en.stm?id=36

そのほかには、検索サイトのキャッシュ保持が違法になるかも、とか。これに関しては、多少の解決案を付随させる形でなんとかしようとしたらしいけど、それ以外でも、結局成立してみたら穴がありました、じゃ困るわけで。

関連記事にもその辺のところが書いてあるので、興味ある方はぜひ。

という、流れがあって、今会期中に成立するであろう著作権改正に、エンタメ企業は自らの利益になるように、緩やかな著作物の利用を求める人たちはそうなるように、それぞれにロビー活動を繰り広げているようです。個人的には後者を応援するけどね。

それにDRM問題に関しても、去年のSony BMGのRootkit、MediaMax問題も、エンタメ産業側の体質を表してしまったもので、その辺も消費者の反発を買うわよね。

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