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Joost、大手32社と広告配信契約:IPTVに期待を寄せる企業

Joost これまで、コンテンツパートナーに関してのプレスリリースがほとんどであったJoostが、今回は彼らの収益を支えることになる広告主との契約についてのプレスリリースを行ったよというお話。その顔ぶれは、NikeやCoca-Cola、MS、IBM、Intelなど32社であり、世界的な企業が多い。このことはIPTVが広告媒体として非常に有効であることを示しているのかもしれない。その辺について少し考えてみたい。

原典:IT Pro
原題:映像配信のJoost,大手32社とビデオ広告で契約
著者:IT Pro
日付:2007年4月27日
URL:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070427/269783/

 ルクセンブルグのピア・ツー・ピア(PtoP)映像配信会社Joostは米国時間4月26日,米Hewlett-Packard,米IBM,米Intel,米Microsoftをはじめとする32の大手企業および組織と広告配信に関する契約を結んだと発表した。

  広告配信契約を締結した企業には,上記4社のほか,米Coca-Cola,米Motorola,米Nike,米General Motors欧州事業の「Opel」および「Vauxhall」ブランド,仏L'Oreal Paris,フィンランドNokiaの「Nシリーズ」ブランド,英Virgin Money,英Vodafone,米Warner Bros.,米Electronic Arts,米Kraft,米Nestle Purina PetCare,米Procter&Gamble,ソニーの米国法人Sony Electronics,米United Airlines,米陸軍,米Visaなどが名を連ねる。

  Joostは20以上のメディア企業およびブランド・エージェンシと協力し,革新的な広告を開発するとともに,広告の認知度,好感度,成約率,ブランド強化などに焦点を当てた消費者の行動傾向,広告効果を測定する。

  同社グローバル広告担当シニア・バイス・プレジデントのNick Loria氏は,「広告配信パートナがこれほど世界的な広がりを見せたことからわかるように,当社に対する反応は予想以上だ。オンライン・ビデオ配信は, 広告主にとってますます競争的な媒体となりつつある。当社はピンポイントで広告ターゲットを定めて斬新な広告を配信することにより,他とは異なるキャン ペーン環境を提供する」と語っている。

ひっそりとWarner Brosとか入ってるのね。広告主としてコンテンツプロバイダが含まれているのが非常に興味深い。やはり、このようなサービスが、広告媒体として有効である、またはそのポテンシャルがある、と認識しているということだろう。他のサービスでも同じように評価をして欲しいところだけれども。

とはいえ、他のIPTVサービスとJoostが大きく異なるところは、そのネームバリューだろう。 Niklas ZennstromとJanus FriisというKazaaの創業者であり、Skypeの設立者である2人が設立した、というだけで、嫌がおうにも注目を浴びることになる。こと広告に関しては、より多くの人に見てもらうことこそが、その効果を保つことが出来るわけで、その注目度がアドバンテージとなる。

また、コンテンツプロバイダとの提携も、上記の理由でそれなりに成功しており、それが広告主を安心させる一因ともなっていると思われる。そしてさらに、多くのメジャーな広告主がついたことで、さらにJoostに対してコンテンツを提供したいというコンテンツプロバイダの登場、またその交渉が円滑に進む一因となる。コンテンツが増えれば広告主も増えるし、広告主が増えればコンテンツも増える。

広告主にとって魅力的な点として、消費者の行動傾向や広告効果の測定なども可能である点、視聴者に対してピンポイントで広告の表示が出来る点など、これまでの媒体からは考えられなかったユーザのダイレクトな反応が見れることであり、Joost側がそれを強く意識しているのも、Joostとの契約を後押しした一因となったであろう。

さらにいえば、広告の提示から、その購入、または更なる情報収集までの道筋は、これまでの既存の広告媒体に比べると、非常にハードルの低いものになる。これはインターネットの特性でもあるのだが、欲しいなぁと思ったら、クリックするだけで、その商品の購入ページ、紹介ページに飛ぶことが出来るのである。うまくいけば、これまで以上に広告をダイレクトに購入に繋げることが出来るのである。Joostは、広告から購入、情報検索への流れも考慮しているようだ。ニュースリリースによると、インターフェース内でそのブランドについてよく知ることが出来るとしており、やや曖昧な部分も残るが、それでもより広告効果を高める手法をとることは想像に難くない。

Joost曰く、テレビのような(良質なコンテンツによる)エクスペリエンスと、Web2.0の選択性、コントロール性、柔軟性を融合させたものが、Joostであるという。実際に利用してみると、それはまったくもって嘘ではないし、そのようなユーザにとって価値のあるサービスこそが、企業にとっても価値のサービスとなりうる。

Joostが一人勝ちをするかどうかは、このような状態になったからといって確定したわけではない。もちろんアドバンテージはあるが、それでも未知の領域なわけで、失敗する可能性がないわけでもない。ただ、IPTV全体としてみれば、広告効果の非常に高いものであり、この分野が失敗することはまずないと思われる。ただ、これらIPTVサービスが今後増えてくれば、それぞれに独自のプラットフォーム、プレーヤーを持ち出してくるわけで、ユーザにしてみれば、それぞれのサービスに、それぞれのプラットフォームを導入しなければならない。その辺をどうしていくかが、IPTVサービス全体の隆盛に関わってくるとも思うのだけれどね。

関連エントリ
Joostベータのレビュー
Joost、「海賊行為への耐性の高いプラットフォームを提供する」

BitTorrent Inc、広告モデルのTVネットワーク構築の計画:Joostを意識か

Babelgum、IPTVサービスへの参入:Joostのライバルとなるか

関連リンク
Joost プレスリリース

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