2007年05月24日
原典:Treyville, Treymerica
原題:Pirate Aren't Evil ?
著者:Trey Harrison
日付:May 17, 2007
URL:http://treymerica.blogspot.com/2007/05/pirates-arent-evil.html
そこで私は、海賊盤ソフトをダウンロードするところから始めた(おっと、これは私自身に対する犯罪行為かな?)。そして海賊グループとコンタクトを取る手段があるか見てみた。リリースNFOは以下のとおり。
(NFOは省略)
彼らはコミュニケーションをオープンにしているようなので、私はここにe-mailを送ってみた。
Subject:Is there any negotiating with pirates?
From:Trey Harrison
Date:Wed, 16 May 2007 20:56:27 -0700
To:BlueBeta3D@hushmail.com
やぁ、キミたちは最近、私の「Salvation」というソフトウェアの海賊盤をリリースしたね。それには驚いているわけではない−実際には、思いかけずうれしくもあった−しかし、私は今後キミたちがこのようなことをしないという可能性について、一度議論の席をもうけたいのだが、どうだろうか?
それでは。
Trey Harrison
http://www.harrisondigitalmedia.com
さて、私は彼らからの返信は来ないだろうと確信していたので、アンチ海賊行為プロテクションツールを購入した会社、クラックされたコピーをホストとしているホスティングカンパニーにも同様にe-mailを送ってみた。
で、最初に返信を送ってきたのは?
海賊。
Subject: Re: Is there any negotiating with pirates?
From:
Date: Thu, 17 May 2007 17:11:27 +0100
To: "Trey Harrison"
やぁ、Trey。
我々はあなたのコメントに感謝し、開発者の役割を理解する。我々がこれをリリースするのは、このソフトウェアを試し、学ぶだけの機会や権利が与えられてない人達のためだけなんだ。我々はこれを世界中にもっともっと普及させたい。それによって引き起こされる如何なる不満に関しても、我々は謝罪する。また、あなたのコメントに敬意を表して、我々は二度とこれをリリースしない。将来のすばらしいソフトウェア開発を期待し、成功を祈る。
では。
まぁ、クラッカーからの返信は少なくとも真摯なものだったわけで(文面上はね)、それに加えてプロバイダ、ベンダーからの返事をもらえていないことが、このような記事を書くことを促したのかと。結局のところ、この開発者の感情を左右したのは、海賊と企業の真摯さの相対的な差なのだろう。海賊行為をよしとすることはできないが、それにしても彼らの対応には一目置いているといったところか。でも、それはベンダーとプロバイダの対処の遅さに由来するものだと思うのだけれどもね。
個人的には、クラッカーの返信メールはそれほど目新しい感じもしない。もちろん、彼らの言う意図は全くないわけではないだろうが、やはり言い訳に近い感じすらある。しかし、それですら即座のレスポンスによって、多少信用してみようかな、という気にさせているのだろう。逆を言えば、ベンダーやプロバイダが信用ならないな、と思わせたということでもある。
海賊が、という意外性が開発者をやけに感心させたところもあるのだろうが、それにしたってサービスという点で海賊なんぞに負けちゃいかんだろと思うわけですが。



コメント
コメントの投稿