2007年05月25日
情報源がThe Pirate Bayそのものなので、どれほど信憑性のある情報かはわからないけれど、彼らの聞いた話によると、どうやらスウェーデン警察は訴訟に耐えうるだけの証拠をどうやら集めることにうまくいっていないようだ。とはいえ、先日のエントリにもあったように、検察側は起訴に向けて息巻いているし、昨年の急襲によって押収されたサーバの返却期限も迫りつつある。状況としては、そろそろアクションを起こすと見られていたのだけれども、このようなアナウンスがあったりとなんとも先行きが怪しい。昨日のエントリで紹介した記事でも、非常にThe Pirate Bay側は非常に好戦的な発言をしている(ある意味ではスウェーデン政府に同情的?)。果たしてどのように話は進むのか、依然不明なままである。
原典:TorrentFreak
原題:Police Has No Evidence Against The Pirate Bay
著者:Ernesto
日付:May 19, 2007
URL:http://torrentfreak.com/police-has-no-evidence-against-the-pirate-bay/
論争を巻き起こしたThe Pirate Bayへの急襲から1年が経った。最近になって、検察官Hakan RoswallはThe Pirate Bayの管理者たちに対する刑事訴追を行うことを決定したと発言した。しかし、スウェーデン警察には、地方検事に提供しうるものを持たず、強力な証拠が存在しない、という新たな情報がリークされた。
昨年の5月のThe
Pirate Bayへの急襲の際、スウェーデン警察は180台のサーバを押収した。しかし、そのほとんどはTPBのデータの形跡を残してはいなかった。分析される必要のある「問題の」データは既にコピーされているにもかかわらず、本日までサーバはTPBに返却されていない。
警察と検察官Hakan Roswallは、躍起になってThe Pirate Bayのスタッフに対して利用できる何かを見つけようとした。しかし、現在のところ、ほとんど継続されていないようだ。The
Pirate Bayの管理者の1人は、ブログに以下のように書き綴っている。
「私は珍妙な人達とつながりのあるらしい多くの人達と話をした。そのうちの幾人かは、The Pirate Bayに対する訴訟を担当する警察官が、実際には地方判事に提供するだけの証拠を持っていない、ということを話してくれた。しかし、彼は依然として告訴を行うといきまいている。」
昨年12月、地方裁判所は、押収されたサーバを2007年6月1日まで保管することを認めた。その中にはThe Pirate BayのISPであるPRQの、BitTorrentトラッカーとは全く無関連なサーバも含まれている。もうすぐ時間切れだ。
結果的には、急襲はまったくもって不成功だっただろう。TPBが完全復活し、さらに以前よりもより強力になり、メディアの注目を浴びたおかげで多くの人に知れ渡らせ多にもかかわらず、The
Pirate Bayをダウンさえることができたのは、たった2日間だけであった。
しかも、警告状を送ったが最後、その文面、メールでのやり取りは完全に公開され、そしてコケにされる。
それでも、スウェーデンにおいてThe Pirate Bayは活動を続けている。昨年の5月に捜査当局によって手入れが入っているのだけれども、その際180台ものサーバが押収された(The Pirate BayのadminはISPを本業にしている)が、結局のところ、有力な証拠は見つかっていないらしい。まぁ、トラッカーで大規模な手入れがあり、有罪判決まで出ている例で言えば、米国のEliteTorrentsなどが挙げられるだろう。ただ、国の違いもあるだろうし、著作権を侵害するようなファイルを実際にホストしていなかったということもあるのだろう。少なくとも、取っ掛かりとなるような行為や証拠を残してはいなかったと考えられる。
2006年5月31日 The Pirate Bayのサーバへの急襲の様子



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