英国:Allofmp3クーポンの転売業者逮捕、多くの同業者は撤退を選択

2007年05月27日

Allofmp3しばらく扱ってこなかったAllofmp3ネタを1つ。先日、英国においてAllofmp3のクーポンを転売している業者が逮捕されたよ、というお話。なぜ、クーポンを転売できるのか(つまり買い手がつくのか)、というところから説明すると、IFPIやRIAAの活動により、VisaおよびMasterCardがAllofmp3との取引を停止したことに由来する。もちろん、ごく少数のクレジット企業は提携を続けてはいたものの、Visa、MasterCardの取引停止の効果はてき面で、世界中のAllofmp3ユーザの大半がAllofmp3への支払いができなくなってしまった。また、そのごく少数の利用可能なクレジット会社の中にも撤退を表明しているところも多く、、Allofmp3にとっては金の流れをとめられ、徐々に干上がりつつあると言う格好。。一方で、ユーザ側から見ると、Allofmp3に支払いをしたいにもかかわらず、Allofmp3に支払うルートがなくなってしまったというところ。そのため、Allofmp3へ支払うルートを持っている人達が商売にせよ、ボランティアにせよ、サイトをたてたり、ツールを使ったりして、Allofmp3から購入したクーポン(クレジット)を転売していたという背景が、この摘発の背景にある。

Ars Technicaによると、2006年に成立、今年の1月に施行されたFraud法に基づいて転売業者を摘発したんだとか。この法律は、もともとはオンライン詐欺などに対処することを目的とした法律らしいのだけれども、今回はそれを拡大して適応したみたい(まぁ、問題のない範囲で、なんだろうけれど)。

彼らは、自分たちはクーポンを転売しているのであって、著作権侵害に関わっているわけではない、またAllofmp3も国内でのライセンス処理が行われ、国内法に準じた営業をしているのだから何ら問題はない、と主張する。とはいえ、もともとそれほど利益の上がる商売でもなかったらしく、この摘発を知り、英国以外の業者も撤退を考えはじめているという。中には弁護士から何ら違法性はないとのお墨付きをもらっていながらも、それでも訴訟沙汰は避けたいということで、撤退を決めたところもある。

ロシアは昨年の合意に基づき、2007年6月1日までに、Allofmp3を違法化し停止させることを約束している。しかし、現時点においてもAllofmp3の活動を抑制するような立法化等が見られないことからも、その期日までにAllofmp3がどうにかなる、ということもなさそうだ。

とはいえ、英国での摘発沙汰によって、さらにAllofmp3の包囲網が狭まるだろう。兵糧攻めも熾烈を極めてきているといったところだろうか。

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