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ドイツ当局、関係者の密告により、トラッカーサイトの複数拠点を強制捜査

ドイツ警察は、トラッカーサイト内部関係者からの情報を元に、映画やその他の著作物の違法な配信にかかわったとして、BitTorrentトラッカーサイトのサーバを急襲したよ、というお話。これまでも何度かドイツでの違法ファイル共有に関するお話を紹介してきたけれども、今回もその流れに合致するように、取り締まりを強化している方向に進んでいることを示すものだろう。また、今回の件で興味深いのは、サイト内通者との取引によって情報を引き出し、それによって操作を行ったという可能性があるということ。その合法性はともかくとして、もっとも実行力のあるやり方にでているところをみると、かなり本腰を入れているのだなぁという印象も受ける。悪くいえば、形振り構わず、ともいえるのだろうけれど、それでも個人的には実質的な解決のための手段としては、そんなに悪くないかなとも思ってしまうけれどもね。

原典:TorrentFreak
原題:Multiple Police Raids Take Down BitTorrent Tracker
著者:enigmax
日付:May 27, 2007
URL:http://torrentfreak.com/police-raid-takes-down-bittorrent-tracker/

今週、ドイツ警察は、映画やその他の著作物の配信に関与していたと見られるBitTorrentトラッカーをシャットダウンさせる努力において、複数の拠点を捜索した。それらのトラッカーはコンピュータゲームのプレリリース等も行っていた。

今週、警察は、GVU(German Federation Against Copyright Theft)からの映画やソフトウェアのトレードがなされているという主張に基づき、ドイツ国内の10以上の拠点をターゲットとした家宅捜索を行った。その主張によると、市場への公式リリース日程に先立ってコンピュータゲームがトレードされていたという。

Baden-Wuerttemberg, Bavaria, Berlin, Saxonia-Anhalt, Thuringiaで行われた捜索は、既に当局によって特定されていた38歳の男性に対して行われた。彼は現在、トラッカーの管理者であると見られている。現時点では、そのトラッカーの名前は明らかになっていない。

容疑者は、巨大なストレージキャパシティや高速なアップロード速度を持ったサーバを保持していると報告されている。コンピュータシステムと大量のデータが、捜索によって押収された。

GVUは、これまで巨大なファイル共有ネットワークへの強制捜査に関与してきた。特に、2006年には、Warezシーンに対する欧州5カ国をまたいだ広範な攻撃においては、30名の逮捕者、複数グループの解体などにも貢献している。

また、ドイツニュースサイトHeise.deによると、GVUは容疑者のIPアドレスやサーバログを取得するために、サイト管理人に報酬を渡していたということが明らかにされた。また、他のレポートによると、GVUは実際に海賊版を同グループに提供していたという。これに関して、GVUのDiane Grossは公然とこれを認め、「我々はWarezシーンの情報提供者に対価を支払った。」そして、「それらのグループに材料を提供することは合法的であった。しかし、我々はこれに関して特定のケースの詳細を明らかにするつもりはない。」という。

まぁ、実際にこのグループがどのような活動を行っていたかは不明だけれども、おそらくは自分たちで著作物のリリースも行っていたのだろう。以前のエントリで問題にあげたような「私はアップロードしていない」とは言い切れないタイプの話なのだろうと思われる。

この手のハブの摘発の際には、大抵そこでやり取りされていたファイルなども同時に発見されるケースがしばしばである。今回もそういったケースなのかなと何となく推測してみる。その点では、The Pirate BayやLimeWireのような「法的アクションを予測した対策」はあまり取ってきていないんじゃないかなと思う。

さてさて、この記事でおもしろいなぁと思うのは、内通者の存在。ある程度大きなチームになると一枚岩というわけでもないのだろう。さまざまな思惑や、足の引っ張り合い、確執などなど一般的な社会と同じようにいざこざもあるのだろう。その中で、金銭を支払ったり、便宜を図ったり、司法取引のようなことをおこなったりと、何とも灰色な感もある。

まぁ、毒を喰らわば皿まで、Warez業界を相手にするには、相手と同じようなレベルでやるしかないのかしらね、それでも、そのような密告者との連携が、この手の犯罪に対してはもっとも効果的はあると思う。どの程度まで目をつぶれるか、その辺は考えなきゃいけないことでもあるだろうけれどもね。

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