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検索結果の安全性:「LimeWire」「WinMX」「Kazaa」は危険な検索ワード?

McAfee McAfeeが、米国で主に利用されている検索エンジン(Google、Yahoo、MSN、AOL、Ask)を対象に、検索エンジンの安全性を調査した結果を発表したよ、というお話。調査方法の概要としては、使用頻度の高い2,300個のキーワード(Google ZeitgeistやYahoo! Buzzより抽出)で検索を行い、検索エンジンが返した検索結果の上位50件に危険なリンクがどの程度含まれているのかを指標とした。

危険性の評価として、危険度の高いサイト(赤)は、アドウェア、スパイウェア、ウィルス、脆弱性攻撃、スパムメール、過剰なポップアップ、危険度の高いサイトと連携したサイトが該当する。中程度の危険度(黄)は、使用前にある程度の注意を要するサイトだという。

原典:McAfee プレスリリース
原題:マカフィー、「検索エンジンの安全性に関する調査報告」第3版を公開
著者:McAfee
日付:2007年6月4日
URL:http://www.mcafee.com/japan/about/ prelease/ pr_07a.asp?pr=07/06/05-1
調査報告書:http://www.mcafee.com/japan/security/publication.asp

この調査結果を以下に纏めてみる(McAfeeの調査概要のさらに概要)。

  • 全検索結果中4.0%が危険なwebサイトにリンクされている
  • 検索結果が最も安全なのはAOL(全検索結果のうち危険なリンクは2.9%)、最も危険なのはYahoo!(同5.4%)
  • 過去調査に比べると低下傾向にはあるが、リスティング広告は一般検索結果より2.4倍の危険なサイトが含まれる
  • 音楽とテクノロジ関連のカテゴリが危険なリンクを多く含む検索ワード
  • P2Pファイル共有プログラムも危険性の高い検索ワード
  • リスティング広告全体の3.2%が詐欺サイト。典型的なものは、「無料」ソフトの販売サイト、虚偽の料金を請求する着メロサイト、在宅での儲けを謳ったネズミ講など
  • アダルト系検索結果全体の9.4%が危険なサイトへのリンク。アダルト系サイトのリスティング広告を利用した危険なサイトへの誘導の拡大によって、前回調査よりも危険なサイトへのリンクは17.5%も増加
  • ブラウザ攻撃、危険なダウンロード、大量のスパムメール、詐欺、危険なリンクといったセキュリティリスクは、過去の調査結果と比較しても、低下しており、検索結果の安全性は高まっている

まぁ、ちょっと見てみても、一般検索結果よりもリスティング広告が危険性が高い、というのが気になる。

検索エンジン
リスティング広告
一般検索
Google
5.4%
2.8%
Yahoo!
9.0%
2.7%
MSN
7.2%
3.2%
AOL
4.4%
2.9%
Ask
4.1%
3.3%

これは、悪意のあるサイト管理者が、より効率的にユーザを引き込むことを目的として、リスティング広告を利用していることが原因なのだろう。まぁ、良くも悪くもトップに表示されるわけだからねぇ。もちろん、全く対策がなされてはいない、というわけではないみたいだけれど、それでもさらなる改善を期待したいところ。

また、当ブログとしては、P2Pファイル共有プログラムを検索ワードとしたときの危険度が高いというのが気になる。最も危険なキーワードトップ10を見てみよう。

検索ワード
危険な検索結果の割合
1. bearshare
45.9%
2. screensavers
42.0%
3. limewire
37.1%
4. kazaa
34.9%
5. lime wire
33.3%
6. winmx
32.0%
7. wallpapers
31.1%
8. hentai
29.7%
9. haloween wallpaper
28.6%
10. ringtones
28.4%

BearShare、LimeWire、Kazaa、WinMXだけでトップ10のうち5つを占めている(LimeWireは重複)。その他を見ても、hentaiというエッチな検索ワード、ringtones(着メロ)という違法ダウンロードを求めている感じ*1の検索ワードなどなど、7つのものがいわゆるアングラ的なものとして、ターゲットにされている、というところだろうか。また、さらにカテゴリの範囲を広めると、これら10のキーワードはどれもがダウンロードをさせるタイプのもの、といえるだろう。そういった意味でも狙われやすいのかもしれない。もちろん、頻繁に検索される、騙されても周囲の人に被害を訴えにくい、という側面もあるだろうけどね。

まぁ、この調査結果は縦断的に行われていて、年を追うごとに検索エンジンの安全性が高まってはいるようだけれども、それでも、ユーザが安全な状態にあるとは言いがたい。McAfeeでは、こう考察している。

検索エンジンの安全性が高まっている一方で、検索エンジンを使用するユーザはいまだ深刻なセキュリティ リスクに 直面しています。平均的な検索エンジンのユーザは、一ヶ月に 43.1 回の検索を行い、1 検索当たりに検索結果を 2.3 回クリックします。またその結果、8 日に1 度、危険なサイトを訪問しています。検索エンジンを積極的に活用して いるユーザは、1 日平均 11 回の検索を行います。その結果、少なくとも1 日に 1 回危険なサイトを訪問しています。

平均的なユーザって1日1回くらいしか検索しないの?というのは別として、おそらくこのブログを見ているであろう、方々は後者の積極的に活用しているユーザということになるのだと思う。1日平均11回の検索を行い、その結果1日に1回は危険なサイトを訪問していると。まぁ、個人的には、使い慣れた人の方が危険なサイトを訪問したところで、何とか対処できるだろうから、頻度が高くてもそれほど心配な感じはしないけれどもね。

それでも、上述した表にあるようにP2Pファイル共有に関連した検索ワードは、他の検索ワードに比べてより危険性の高い検索結果を返してくるのである。人並み以上に注意は必要だということかもしれない。

まぁ、もちろん、これは米国なのでそのまま日本に置き換えられるということもないけどね。

最後に余談だけれども、上記の表を見て、気になった人もいるかもしれないので。この表にはBitTorrentとかeMule、eDonkeyといったメインストリームのファイル共有アプリケーションがない。まぁ、それらは多くの「まともな」検索結果が返ってくるので、必然的に危険率は低下するのかもしれない。一方で、BearShare、Kazaa、WinMXなどは過去のものとなりつつあるので、怪しい人達もそこに登場できるということかと。実数としては、BitTorrentやeMuleも変わらない、もしくはもっと多い、ということもあるかもね。

*1 McAfeeの調査結果の考察にも書かれているのだけれど、無料着信メロディの詐欺広告に関連して、高額な料金を提供するサイト、着メロを提供する不正アフィリエイトマーケットに対しする取り締まりも行われているのだとか。この辺から推測するに、違法着メロサイトが数多く存在し、それを求める人もいるのかなと。

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