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ビデオ共有サイトに「24」をアップロードした男、刑事告訴される

24 Varietyによると、FBIは金曜、今シーズンの「24」の最初の4つのエピソードを違法にビデオ共有サイトにアップロードしたと認めたシカゴ在住の男性Jorge Romeroを刑事告訴したよ、というお話。Romeroは最高3年の懲役が科せられる可能性がある。確かに、多くの違法なアップロードがなされ、無法地帯にあるビデオ共有サイトは多数存在する。大手のビデオ共有サイトは各自フィルタリングツールを用いて、違法なアップロードを防ぐ、または違法にアップロードされたクリップを削除せんと努力している。これまでの状況というのは、ビデオ共有サイト側の努力にも見られるように、その責任をビデオ共有サイトに問う声が大きかった。たとえば、Viacomが10億ドルの損害賠償を求め、YouTubeを訴えたように。しかし、それも変わりつつあるのかもしれない。ビデオ共有サイトは、産業とうまくやっていこうという道を模索している。それに失敗したビデオ共有サイトは次第に排除されていくだろう。そうなったときに、標的にされるのは・・・。これまで、コンテンツ産業がファイル共有に対して行ってきた対策の流れを考えると、やはりユーザに向くのかもしれない。

原典:Variety
原題:FBI files charges for uploading '24'
著者:MICHAEL SCHNEIDER
日付:June 3, 2007
URL:http://www.variety.com/article/VR1117966182.html?
categoryid=14&cs=1&nid=2562

FBIの発表によると、Romeroは彼がビデオ共有サイトにアップロードした時点では、そのエピソードが未だ放送されていないものであったという。彼は1月6日にビデオ共有サイトLiveDigital.comに「24- Twenty Four」の最初の2つのエピソードを、そして1月7日に続く2つのエピソードをアップロードした。

とはいえ、その未放送の「24」のエピソードはRomero自身がどこかから仕入れたものではなく、「とあるサイト」からダウンロードし、それをLiveDigital.comにアップロードした模様。また、彼は自身がアップロードした「24」のエピソードへのリンクを複数のサイトに投稿してもいたようだ。

FBIは、以下のように述べている。

「Romeroは、作品が商業配布を目的としていることを理解しながら、その著作物を公にアクセス可能なコンピュータネットワーク上にアップロードしたことで刑事告訴された」

ちなみに、Romeroがアップロードしたエピソードを権利者がいつ認識し、それに対してどう動いたかというと・・・

NewsCorp.は、Romeroが2度目のアップロードを行った日の翌日には、彼が違法にアップロードしたエピソードを発見し、そのアップローダーを特定するため、LiveDigitalに召喚令状を送付している。

とのことで、もう翌日には発見し、それに対する対処を取っている。もちろん、放送後のアップロードであればここまでの迅速さはないのかもしれないけれども、それでも彼らは監視しているのだろう。

また、「24」を製作する20th Foxは、「この問題への積極的な追求を」FBIならびに米国連邦地検に感謝する、という声明を発表している。

「この一件が、著作権で保護されたテレビ番組や映画などをインターネットでアップロードすることは、重罰にも繋がる犯罪であり、このように遂行されるのだ、という強力な警告として用いられることを望みます。LiveDigital.comやYouTubeのようなビデオホスティングサイトは、著作権フリーゾーンではありません。Jorge Romeroのように、テレビ番組をアップロードする行為、ましてや本放送がなされる前にアップロードする行為は、無常なまでの民事、刑事的な処罰が化せられる可能性があります。」

確かに、権利者の許諾を得ずに違法にアップロードされているクリップは数多くあるけれど、自分に火の粉は降りかからない、ということはないのだろう。少なくとも、しただけのことが返ってくる可能性というのは常に存在することになる。

現在、ビデオ共有サイトとコンテンツ産業の間でやり取りされている議論というノア、ビデオ共有サイトに責任はあるのか、というものであり、たとえビデオ共有サイトが責任を課され、泥を被ったとしても、決してアップロードした本人が無罪放免になるわけではない。これらの話の中では、最も悪いのはアップロードした本人、ということが前提となっている。

でも、実際のところ、アップロードした本人一人ひとりを訴えるというオプションは、コンテンツ産業にしてみれば、最も陥りたくないいたちごっこなのだと思う。ビデオ共有サイトを野放しにして、本当に悪いのはアップローダだとして追求することは、あまりに効率が悪い。であれば、まずは、ビデオ共有サイトを押さえ、然る後に違法アップローダをターゲットにする、というのが最も効率的であると思う。

もちろん、今回の件に絡んでいるNews Corp.は、YouTubeに対抗するためのビデオネットワークを設立しようとしており(当のNews Corp.はYouTubeに対抗したわけではないとしているが)、他のコンテンツプロバイダに比べると、ビデオ共有サイトへの違法アップロード対策のプライオリティは高いということもあるだろう。MySpaceでの「24」の有料配信も発表しているしね。

とはいえ、他のコンテンツプロバイダにしてみても、違法アップロードは看過できない問題にもなっている。P2Pファイル共有業界のこれまでの流れを見てきても、彼らはまずはじめにユーザを相手にすることはなかった。当初はP2Pファイル共有企業を相手に、著作権侵害をストップさせるか、それができなければサーバを停止するかを求めている。そして、その後にユーザへの追求が始まった。決して、ビデオ共有サイトにおける違法アップロード問題が全て同様の状況にあるとは言わないけれども、ビデオ共有サイトを御しえた後には、ユーザをターゲットにするというのは、それほど突飛な発想でもないように思える。

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