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IFPI委員会メンバー、ブロガーを脅す:RIAAに不都合なリンクを削除せよ、さもなくば・・・

IFPIおよびBPIのメンバーであるPual Birchが、RIAAにとって不都合な言説へのリンクを張ったとして、New Music Strategiesというブログのブロガーに、彼の雇用主である大学にクレームを入れてやる、と脅迫しているよというお話。さらに、それによって職を失い、文無しになるかもしれないということを明示した上で、である。しかも、なんら根拠を示さずに、RIAAにとって不都合な意見を虚偽に基づくものだと主張をしている。メールのやり取りをそのまま掲載しているので、少し長い文章になっているけれど、是非とも最後まで読んでほしい。これは、あまりにひどい。著作権の保護を訴える側の人間が、言論の自由を侵害するとは、何ともふざけた話だ。

原典:New Music Strategies
原題:An IFPI & BPI Board Member Writes…
著者:Andrew Dubber
日付:June 14, 2007
URL:http://newmusicstrategies.com/2007/06/14/an-ifpi-bpi-board-member-writes/

オンラインミュージックの世界についてのブログの流れの中で、あなたは、私が今晩、IIFPIおよびBPIの委員会メンバーと行ったemailのやり取りに興味を持つかもしれない。

私は今晩、Revolver RecordsのPaul Birchとemailで対話を行った。コメントを述べるよりも、それをそのまま、編集せずに記す方がより情報としては価値があるだろう。彼の許可は得ている。

さて、ここで登場人物の整理をしよう。ここで登場するのは、New Music Strategiesというブログを書くブロガーAndrew Dubberと、IFPI委員会メンバーである、Paul Birchの二人。このNew Music Strategiesというブログは名前の通り、これからの音楽産業の戦略を考えているブログである。個人的には、海賊行為に関わるような記事はほとんどなく、至って真面目に音楽ビジネスを考えているというブログだと思って読んでいる。スタンスとしては、現在の音楽ビジネスを旧態依然とした時代遅れのものだと考えている。

Andrew DubberとPaul Birchとの対話はこれが初めてではないと記憶している。昨年、DRM問題に関してのNew Music Strategiesの記事の中に、Paul Birchからのメールが紹介されている。

Paul Birchは、IFPIおよびBPIの委員会メンバーであり、Revolver Recordsのオーナーである。RIAAとの繋がりもある。

ということで、以下に彼らが行った対話の全文訳を掲載する。イタリック体がPaul Birchのメールである。

Andrew

あなたのサイトを見させてもらったが、RIAAへの無差別な批判を許すことは、政府系機関としては不適切なものだと考える。

Paul


やぁ、Paul

あなたは正しいかもしれない。しかし私は政府系機関ではない。そして、私のRIAAへの批判は無差別なものではないと考える。

しかし、あなたが実際に私が誤りを犯している箇所を指摘してれるのなら、それを改める用意は十分にある。

サイトをチェックしてくれてありがとう。

では。

Andrew


それは我々が次に会うときに話そう。私はその問題について論述する気はない。

しかし、私は自分の断定に基づいている。

どうぞよろしく。

Paul


結構。しかし、偶然にも問題のある箇所を見つけたのであれば、そしてそれを私に示してくれるのであれば、非常に役立つことこの上ないだろう。

返信を心待ちにしている。


Andrew、私はRIAAと定期的にコンタクトを取っている。そしてRIAAもIFPIも、ホイールキャップ、つまり違法に我々の著作物をダウンロードした消費者に対する訴訟の結果として、嫌がらせのメールの標的になっている。

これは、インターネット上での悪意ある言及やブログによって、RIAA運営の個々のメンバーにまで起こっている。たとえば、今週はじめ、アメリカの中国人ランドリー店が弁護士のズボンを紛失させたとして、5,400万ドルを要求されている訴訟*1のことを目にしただろう。あなたのブログにあるRIAAへの批判はこうだ、彼らは米国法廷でこのような類似した悪意ある裁判に関わっている、いやもっとひどいんだ、と。そしてあなたのブログを通じて、違法ダウンロードの信頼性を与える数多くの断定を行っている。

私は、我々の組織に対して人々が訴訟を起こすことを懸念してはいない、そう、我々にはそれに対処するだけの資源がある。しかし、私が懸念しているのは、複数のブログで悪意ある嘘が繰り返されることであり、それらが、正義は不正の側にあるという(訳注:根拠のない)主張を繰り返すことで、(訳注:そのような誤った主張)広く知らしめるのに有効性を持つということである。

確かに、あなたの専門的なブログは、あなた個人の意見に過ぎないと主張するかもしれない。しかし、あなたの意見は、Central England大学の見解や方針と混同される可能性がある。そのことは、あなたにとって不都合なポジションに陥れるかもれないと思うんだが、Andrew。

RIAAに訴えられるということはいいことではないだろう。それは潜在的に破産したような状況に身を寄せることになるのだから。もしくは、解雇予告を出されることにはなるだろう。人々はダウンロードする必要などない。しかし、彼らは働かなければならない。音楽を楽しむ消費者には、数多くの選択肢があり、その中にはラジオという無料で音楽を楽しむという選択肢もある。また、Last.fmやYouTubeのようなオンデマンドサービスに近い物だって無料で利用できる。しかし、盗むことは賢いことではない。しかし、おそらく大半の人々は本当はそんなことをしたいとは思ってはいなくて、単にそれが非常に簡単であり、無害かつ実害のないものであると思っているので、共有するのである。人々が積極的に彼らの活動を隠避する必要があるとすれば、それは不正であることを理解しているのだろう。私は、あなたのブログが我々の著作物の悪用を支え、我々の同業組合を攻撃していると感じる。

あなたのブログ内のこのアンチRIAAリンクで非常に深刻な(訳注:根拠のない)主張がなされている。あなたがこれらのものとリンクを張るのは不適切であると考える。

Paul


2つの質問に答えてほしい、Paul。

1) どのリンクか?

2) このemailを(訳注:私が取っているという)アンチRIAAポジションと釣り合いを取るために、ブログに掲載してもいいだろうか?


http://www.downloadsquad.com/2007/06/06/rriaa-extortion-and-conspiracy-in-the-same-sentence

上記がそのリンク。どのようにしてそれをあなたのブログからナビゲートしたかは定かではない。

私がここで発言しているいかなることも掲載してもらってかまわない。しかし、私が望むのは、あなたのサイトから、レコード産業に対する憎悪を促すようなリンクを削除することだ。なぜなら、それらへのリンクを張ることで、流布している極端な意見をあなたがサポートしているということを思わせるからである。あなたがその意見を持つかもしれないし、持たないかもしれないというやり方はアンフェアだ。私は、それらの意見の理由を探すことだけができる。しかし、私の議論は、飼い犬に手を噛まれるといったところが妥当だと感じる。私は異なる意見を持つという全ての人の権利を尊重する。しかし我々の同業組合内の個々のマネージャーが公に(訳注:猟犬に*2)追い回されない権利を持つことを願っている。

どうぞよろしく。

Paul


確かにその記事を覚えている。それがいかにRIAAにとって好ましくないPRであるとみなされるかは理解している。しかし私は、それが極端な意見を示すだとか、レコーディング産業協会を代表するここのマネージャを悩ませるよう(人々を)けしかけるというものには、決して思えないのだが。

実際、私は音楽産業に関する記事をオンラインで数多く目にするが、当該の記事は平均的なものにしか思えない。ほとんどのインディペンデントなコメンテーターは、RIAAが個人を告訴するという事態を広報災害であるとし、違法な活動を阻止するためというよりは、レコードを購入する市民ですらRIAAに対して敵意を抱かせる結果になっているというポジションを取っている。誰かが組織に対して、反訴を行うのであれば、それはコメントに値するのではないかと考える。偶然にも、私はそのケースが却下されたと聞いたことを覚えているような気がする。しかし、私は事実を確認しなければならないだろう。

私が理解する方法は、こうである。私がリンクを張っているのものは、ニュース記事に関する意見である。それは偽りのないニュースであり、そして合法的な意見である。あなたに理解してもらえるとは思えないが、私には削除通知を正当化しうる何物も見出すことはできない。

私は嫌がらせの言説を決して支持するものではないし、彼らのいかなるやりようであっても、個人を騙すことを助長することは決してしない。しかし、当該のリンクは、嫌がらせにも虚偽にも全く当てはまるものではないだろう。

さらに重要なこととして、産業についてコメントする人達について、メジャーレーベル団体の公式見解を繰り返すだけのものだけとリンクすることは、読者にとっての私のサイトの価値を失わせることになる。

その記事のソースであるDownload Squadは、非常に興味深く、的を得たもので、リンクする価値のあるものである。私はこれを否定しえるとは思わない。

しかし、私は両者の議論を提示することが重要であると思うので、サイト上にこのemailのやり取りを掲載することにする。他に言いたいことがあれば、このemailの返信に記載してほしい。私の意見は十分伝えた。

あなたが公にこの議論を行おうとしていることは、素晴らしいことだと思う。感謝する。


Andrew

それでは意見を述べたいと思う。それは事実ではない。あなたが意見を変える気がないならば、私は大学に公式にクレームを入れることにしよう。

キミが選んだんだよ。

Paul

*1 正確には、中国人ではなく韓国人ランドリー店かと。ただ、このような裁判があることは事実
*2 houndという単語は、猟犬で追い回すという意味を持つ、「追跡する、追い回す、探し出す」という単語。直前の飼い犬に手を噛まれる、にかけて、ブロガーたちが、ルーダー(猟犬)たちをけしかけている、と主張しているのだろう。

これを最初に読んだときには、目を疑った。本当にこんなことがあるのかと。いや、あっていいのかと。 RIAAにとって不都合な、体裁の悪いリンクや記事を削除しなければ、お前の職場にクレームをつけてやる、単純に言えばそういうことだろう。しかも、そのような行為の帰結を、職を失うことにも繋がるだろうと、明示した上で、である。

当然、私はAndrewの意見に賛同する。いや、Paul Birchの意見に同調し得る人などいるのだろうか。

Andrewの意見は至極全うなもので、当該のリンクや彼のブログ自体は、偽りのないニュースにもとづき、そしてそれに関しての意見を述べているだけのものである。それも一切違法なことが関わっているわけでもなく、ね。言うまでもないが、嫌がらせをしろだの、偽りの情報で人々を騙すなどということは決してない。

一方、Paulの意見には全く賛同できない。当該のリンクやAndrewのブログは虚偽に基づいており、そのような情報を流布することで、先導された猟犬たちが、委員会メンバーや団体メンバーに嫌がらせのメールを送ってくるのだ、と主張する。しかし、彼は何が虚偽であるかを主張することもない。ともすれば、都合が悪いから嘘だと言い張っているようにしか見えない。

もちろん、嫌がらせをすることは肯定しうるものではない。しかし、百歩譲って彼らの記事によってそのような輩が湧いて出たとしても、批判されるべきは実際にそういう行動にでた連中であり、記事を書いたDownloadSquad、ましてやそれにリンクを張ったAndrewではない。

いかに正当な行為であろうと、それに対しては常に批評されるし、批判されることもある。それは言論の自由によって保障されているし、そうでなければならない。もちろん、批判に対して、さらに批判することも保障されている。しかし、Paulは言論によってではなく、脅迫によって言論を封殺しようとしたのである。彼らの概念では、著作権は言論の自由を制限しうるものなのだろう。

このようなやり方が彼らの常套手段なのかという確信が強まるだけではないだろうか。そう、訴訟や社会的地位を貶めることへの脅威を煽ることによって、彼らの言いなりにしようとする、それはこれまでのRIAAをはじめとする団体の戦略とも一致する。

彼の意見が、彼の所属する大学の意見として認識される、もしくはリンク先の言説が彼の意見を代表しており、それが彼を不都合なポジションに陥れる、とPaulは言う。しかし、公平に見ても、Andrewを不都合な状況に陥れるため、脅迫するために、身勝手な拡大解釈を主張しているとしか思えない。しかも、その意見に何がおかしいのか、何が非難されるべきなのかを全く明らかにせずである。

RIAAにはむかうものは、反社会的な連中であり、海賊のようなものだといわんばかりである。RIAAに対するいかなる批判であっても、RIAAにとっては全てが虚偽であり、全てがアジテーションに過ぎない、ということなのだろう。何とも都合のいい考えだ。

ちなみに、このメールのやり取りに関して、当のDownloadSquadは、「恥を知れ、Birch氏」と言い放っている。文句があるならウチに言え、ということなのだろう。いまのところ、彼からの連絡はないようだ。恥を知ったからでてこれないのか、恥を知らないからでてこないのか。

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